作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
冷されし牛くろがねの胴ぶるひ | 中村翠湖 | 馬醉木 | 200011 |
冷されて牛の睫の長きこと | 早川衛津子 | 雲の峰 | 200209 |
撥ね水を腕で拭ひて牛冷やす | 朝妻力 | 雲の峰 | 200209 |
火口湖を浜と名づけて牛冷やす | 伊藤白潮 | 鴫 | 200307 |
黒牛を冷やしてゐたり四土めぐり | 栗栖恵通子 | 槐 | 200407 |
鈴の音や氷河湖出づる冷し牛 | 菅沢陽子 | 春燈 | 200410 |
寒村の牛冷やされてゐたりけり | 浜明史 | 風土 | 200509 |
尻尾だけ生きてゐるかに牛冷す | 今井千鶴子 | ホトトギス | 200512 |
目をつぶることが表情牛冷す | 今井千鶴子 | ホトトギス | 200512 |
冷し牛ぴしぴしと尾の喜べり | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 200607 |
都内にも残る牛舎や牛冷す | 稲畑汀子 | ホトトギス | 200607 |
牛冷すここも都心といふはづれ | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 200608 |
冷さるる水牛の名は大五郎 | 水谷芳子 | 雨月 | 200811 |
家路への半ばに牛を冷やしやる | 山田六甲 | 六花 | 200908 |
牛冷す山の入日をしたたらせ | 宮崎洋 | 春燈 | 201612 |
喉太き牛を曳き出し冷すかな | 村上美智子 | 雨月 | 201910 |
チベットの牧夫は痩せし牛冷やす | 塙誠一郎 | 家系図 | 202211 |
2023年7月26日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。
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