鰻 2 25句
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作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
川幅に張り付く夕日鰻割く | 池野つむぎ | 馬醉木 | 201912 |
鰻弁で土用の丑を済ませけり | 湯本実 | やぶれ傘 | 201912 |
落鰻つかみあげたる胴間声 | 小倉征子 | 沖 | 202001 |
結局は鰻十人なる集ひ | 稲畑汀子 | ホトトギス | 202006 |
鰻かと問へば穴子でありしこと | 稲畑汀子 | ホトトギス | 202006 |
鰻食べ来たる元気な顔揃ふ | 稲畑汀子 | ホトトギス | 202006 |
鰻屋の匂ひ秤に掛けてみる | 大塚たきよ | 槐 | 202008 |
初めての出前は鰻チャイム鳴る | 渡部恭子 | 集 | 202009 |
忖度は鰻のやうなものであり | 高橋将夫 | 槐 | 202009 |
鰻重を待つ間の至福酒一合 | 森村江風 | 沖 | 202010 |
裏町は猫の縄張り鰻焼く | 丸井巴水 | 京鹿子 | 202011 |
魚籠倒し草にのたうつ鰻かな | 柴田佐知子 | 空 | 202108 |
雨上がり番茶濃く出る鰻の日 | 山田佳子 | 槐 | 202109 |
鰻重の小骨が喉に残りけり | 石塚清文 | やぶれ傘 | 202110 |
うなぎの日に鰻を食べる老夫婦 | 平佐悦子 | 萱 | 202110 |
水船やうの字しの字の大鰻 | 岡野里子 | 末黒野 | 202111 |
鰻掻並ぶ大河やとの曇り | 田中とし江 | 空 | 202112 |
鰻食ぶ東下りも四十年 | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 202206 |
鰻食ふより句心の湧き出づる | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 202207 |
幕間に鰻重届く楽屋かな | 豊谷青峰 | 春燈 | 202208 |
鰻屋の柾の俎柾の下駄 | 篠田純子 | あを | 202209 |
あと五人鰻重を待つ夏の昼 | 坂本和穂 | やぶれ傘 | 202210 |
担当医の所見良き日の鰻かな | 石黒興平 | 末黒野 | 202210 |
加賀蒔絵の器食み出す鰻かな | 上月智子 | 末黒野 | 202211 |
俎に鰻断首の傷長し | 篠田純子 | あを | 202211 |
鰻 →1 |
2023年7月29日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
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