蝶凍つ 28句 |
|||
作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
小倉山に六根清浄蝶凍る | 塩貝朱千 | 京鹿子 | 200003 |
蘇ることもなきまま蝶凍てし | 成嶋いはほ | ホトトギス | 200105 |
蝶凍つる覚悟の翅をたたみけり | 鈴木南子 | ホトトギス | 200105 |
俳磚の文字を掴みて蝶凍つる | 山田弘子 | ホトトギス | 200105 |
南国の島を夢見て蝶凍つる | 小澤克己 | 遠嶺 | 200105 |
蝶凍てて餞別ほどの日差しかな | 楠原幹子 | 沖 | 200203 |
蝶凍てて空のますます透き通る | 湯浅夏以 | 遠嶺 | 200205 |
蝶凍てて遊星を追ふかなしかり | 矢野千佳子 | 京鹿子 | 200306 |
思ひ羽のごとく翅立て蝶凍つる | 中村恭子 | 鴫 | 200503 |
あるがまま運命受けとめ蝶凍てぬ | 涌羅由美 | ホトトギス | 200506 |
鰐口の緒や一頭の蝶凍つる | 小林のり人 | 春燈 | 201005 |
蝶凍てて過去も未来も意のままに | 千原叡子 | ホトトギス | 201006 |
極彩の翅をいのちの蝶凍てて | 中村芳子 | ホトトギス | 201007 |
蝶凍てて閂太き不開門 | 柴田良二 | 雨月 | 201104 |
薄き翅ひたと重ねて蝶凍つる | 尾崎みつ子 | 雨月 | 201303 |
蝶凍て此の世の外を見てをりぬ | 近藤喜子 | 槐 | 201304 |
歌姫のちから尽きたり蝶凍つる | 宮崎左智子 | 璦 | 201402 |
ひかへめな貴婦人のごと蝶凍つる | 三枝正子 | 万象 | 201403 |
失ひし片翅捜し蝶凍つる | 森和子 | 万象 | 201504 |
一枚の森の絵に蝶凍てて棲む | 伊藤希眸 | 京鹿子 | 201505 |
一枚の紙の如くに蝶凍つる | 今橋眞理子 | ホトトギス | 201506 |
蝶凍つや朱の極楽橋の上 | 中島陽華 | 槐 | 201703 |
身の証立てやうもなく蝶凍つる | 村田あを衣 | 京鹿子 | 201705 |
灯籠の火袋で蝶凍ててをり | 後藤マツエ | 槐 | 201804 |
閂の開かずの門に蝶凍つる | 森岡正作 | 沖 | 201903 |
風葬の風かもしれず蝶凍てて | 佐藤千恵 | 京鹿子 | 202201 |
蝶凍てて天与の翅をほどかざる | 枇杷木愛 | 沖 | 202202 |
絶望の刹那のかをり蝶凍つる | 安田優歌 | 京鹿子 | 202205 |
2023年2月3日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。
注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。
ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。