作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
蜜を吸ふ嘴ふれ椿落ちにけり | 中村弘 | 万象 | 201708 |
椿落つ樹下に余白のまだありて | 神蔵器 | 風土 | 201712 |
庭椿落ちて所在を確かむる | 稲畑汀子 | ホトトギス | 201803 |
熊笹は終の褥や椿落つ | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201803 |
魂を蕊より放ち椿落つ | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201803 |
椿落つ一直線といふ刹那 | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201803 |
椿落つ季節恨んでゐるやうに | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201803 |
椿落つ鼓動大地に吸ひ込まれ | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201803 |
枝といふ枷を解かれて椿落つ | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201803 |
椿落つ空に微笑み返しつつ | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201803 |
椿落つ卵の丸みもつ石に | 松本三千夫 | 末黒野 | 201805 |
紅椿落つ井戸端の苔の上 | 藤井美晴 | やぶれ傘 | 201805 |
椿落つたれも届かぬところかな | 辻水音 | 瓔 | 201806 |
濤音のどおんと椿落ちにけり | 南うみを | 風土 | 201806 |
椿落ちて裏外手形回収す | 秋山泰 | 船団 | 201812 |
日表の椿日裏の椿落つ | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201903 |
椿落つ落ち尽すまでそのまゝに | 阿部重夫 | 末黒野 | 201904 |
椿落つ猪のぬたくる泥のうへ | 南うみを | 風土 | 201905 |
またひとつ夕日を溜めて椿落つ | 是松三雄 | 末黒野 | 201905 |
廃校ゆゑ残る昭和ぞ椿落つ | 松本峰春 | 春燈 | 201906 |
椿落つメタセコイヤの森の中 | 田尻勝子 | 六花 | 201906 |
仁王吐く阿吽のあはひ椿落つ | 鈴木幾久 | 馬醉木 | 201907 |
南無大師空から椿落ちて来る | 三上程子 | 風聴くや | 202003 |
紅椿落ちて悔なき彩もてる | 黒滝志麻子 | 末黒野 | 202005 |
椿落ちて地の明るきを眩しめり | 笹村政子 | 六花 | 202007 |
椿落つ沼への道のくらがりに | 石橋邦子 | 春燈 | 202007 |
椿落ち拾つてゐるは女の子 | 北村ちえ子 | 六花 | 202102 |
山椿落ちて辺りをその色に | 瀬島洒望 | やぶれ傘 | 202105 |
椿落つ明るき日差しある方へ | 荒井ハルエ | 春燈 | 202106 |
雲一片紅椿落つ音ひとつ | 亀井福恵 | 京鹿子 | 202106 |
天の椿落ちて改め地のあかり | 高木晶子 | 京鹿子 | 202107 |
椿落つ →1 |
2022年4月24日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。
注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。
ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。