散松葉    17句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
松葉散る雨に並列献燈籠 奥田節子 火星 200210
散松葉掃くを宮司の日課とす 川瀬信子 築港 200308
ジーンズの海風と散る松葉受く 山本とみを 200408
法悦の声降るやうな散り松葉 鎌倉喜久恵 あを 200607
肩を貸す試歩の十歩に散松葉 佐藤恭子 あを 200607
足太き金箔大師松葉散る 黒田咲子 200609
散り松葉猿の腰掛かくれをる 佐藤恭子 あを 200804
水の上の朴葉のうへに散り松葉 佐藤恭子 あを 200804
よく動く緋鯉の渦に散り松葉 佐藤恭子 あを 201105
雨あとの松葉散りたるさざれ石 山田六甲 六花 201210
海の風吸ひ切つて散る松葉かな 近藤喜子 ミネルヴァの梟 201303
掃き寄せてあり橋立の散松葉 山本耀子 火星 201408
武の神の杜豪快の散松葉 密門令子 雨月 201409
拾ふほどなる濡れ縁の散松葉 安原葉 ホトトギス 201611
いつの間に遠のく池の散り松葉 佐藤恭子 あを 201812
松葉散る脇本陣の闇の色 鈴鹿仁 京鹿子 201907
城壁の石の刻印散松葉 菊地光子 202007

 

2021年5月28日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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