天高し 7    238句

天高しぽあんぽあんと銃の音    斎藤嘉久

天高し  秋高し  空高し

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
天国に続くこの坂天高し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201310  
天高し昭和平成生き抜いて 稲畑廣太郎 ホトトギス 201310  
天高し今日も四十分の徒歩 稲畑廣太郎 ホトトギス 201310  
天高し玉入れ籠をはみ出して 稲畑廣太郎 ホトトギス 201310  
天高し横川に忌心を置けば 稲畑廣太郎 ホトトギス 201310  
天高し馬の背といふ峠かな 成田なな女 春燈 201311  
天高し祈りの声を届けたく 稲畑廣太郎 ホトトギス 201311  
天高し老樹の囲む物見山 松崎雨休 風土 201312  
天高し車椅子ごと量られし 藤丸誠旨 春燈 201312  
天高し式年遷宮佳境なる 岩木眞澄 ぐろっけ 201312  
建売の同形同色天高し 神戸やすを 201312  
選抜のリレーアンカー天高し 有賀昌子 やぶれ傘 201312  
カリヨンの一音くるひ天高し 成田美代 201312  
正面に一本の道天高し 坂上香菜 201312  
ボール蹴る少年の声天高し 池田よし子 やぶれ傘 201312  
児らの継ぐ東京五輪天高し 北尾章郎 201312  
展帆の漲るマスト天高し 加藤静江 末黒野 201401  
天高し鳩の遊べる大鳥居 荒木治代 ぐろっけ 201401  
天高し足利學校入学証 雨宮桂子 風土 201401  
天高し今なほまろぶ石舞台 中井登喜子 201401 飛烏
天高し音頭を取るは豆絞り 杉原ツタ子 201401  
天高しふるさとのごと師の碑訪ひ 田所節子 201401  
千年杉木霊を享けて天高し 吉田克美 ろんど 201401  
聖地には聖なる石あり天高し 山内碧 201401  
人文字の濁点の子や天高し 斉藤マキ子 末黒野 201401  
幾代にも不動の古城天高し 小山繁子 春燈 201401  
城門の壁塗りかはり天高し 安藤久美子 やぶれ傘 201401  
留袖を娘にゆづる天高し 明石文子 ぐろっけ 201401  
「横這い」と返事は元気天高し 池田久恵 ぐろっけ 201401  
ピラミッドどつと崩れて天高し 山崎青史 ろんど 201401  
天高し武田菱置く青甍 辻井ミナミ 末黒野 201402  
天高し夫婦檜に太郎杉 有賀昌子 やぶれ傘 201402  
天高し馬の墓標は石一つ 山田正子 201402  
天高し近江に淡海てふ奈落 古賀しぐれ ホトトギス 201402  
天高し割菱著き鬼瓦 岡野里子 末黒野 201402  
息入れて折鶴翔たす天高し 久保東海司 201402  
水運を握る豪商天高し 大森尚子 風土 201402  
すれ違ひの山の挨拶天高し 岩上行雄 末黒野 201402  
邂逅のてのひら厚し天高し 鳥居美智子 ろんど 201402  
唐破風に光る四つ菱天高し 菅野日出子 末黒野 201402  
天高し昔揚屋の槐の木 江島照美 201403  
天高し人は家てふ箱に棲み 蔦三郎 ホトトギス 201403  
天高し高くなければならぬかに 蔦三郎 ホトトギス 201403  
天高しイルカは玉をひよいと受け 中島陽華 201403
土手畦に路辺に赤あり天高し 森理和 あを 201409  
丸の内朝の鼓動や天高し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201410  
主宰てふ二文字重し天高し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201410  
天高し静止衛星てふ速度 稲畑廣太郎 ホトトギス 201410  
天高し南大門の屋根の反り 竹貫示虹 京鹿子 201410  
天高し足の運びも自ずから 山田六甲 六花 201410  
粛々と仁王門寂び天高し 坂上香菜 201411  
湖の色天高うしてきはまれり 生田作 風土 201411  
創建時の礎石は寺宝天高し 磯野しをり 雨月 201411  
天高し朱塗り新たに鳳凰堂 山口キミコ 201412  
天高し槐双樹に迎へられ 山本孝夫 201412 島原
天高し畜魂祭に組む護摩木 曽根薫風 馬醉木 201412  
自転車と乗り込む電車天高し たかはしすなお 201412  
粋といふ枷をはづざば天高し 川上久美 ろんど 201412  
天高し畑のポンプに誘ひ水 足立良雄 201412  
天高し赤いオブジェで待ち合わす たかはしすなお 201412  
天高くゴルフの季節となりにけり 佐藤健伍 201412  
すてん とは浦安の天高し 高橋道子 201501  
大極殿の鴟尾耀けり天高く 井口淳子 201501  
永らへて百骸九竅天高し 吉村摂護 201501  
終の地と決めて歩けば天高し 滝澤圭子 雨月 201501  
天高し御苑に並ぶパイプ椅子 藤本千鶴子 火星 201501  
天高く貧しきものを干しにけり 懸林喜代次 春燈 201502  
天高同し老杉を背に檜皮葺 沢辺たけし 万象 201502  
天高し鳥語の占むる二子山 西川みほ 末黒野 201502  
赤松に蝉の骸や天高し 竹内悦子 201502  
延延と山毛欅宇の峰なり天高し 犬塚芳子 201502  
天高し十七歳に平和賞 山田夏子 雨月 201502  
木造に擬する駅舎や天高し 田村園子 201502  
天高し長滑り台長いきやあ 島田喜郎 201502  
天高し富士は白さを大きくし 嶋田一歩 ホトトギス 201503  
湖に映る雲ありしこと天高し 嶋田一歩 ホトトギス 201503  
進水の彩なすテープ天高し 石川叔子 201504  
耐寒マラソン蒼天高く響かせて すずき巴里 ろんど 201504  
パティシエの帽子つんつん天高し つじあきこ 船団 201505  
串カツの十一本目天高し 長谷川博 船団 201505  
天高しベルリンの壁崩れし日 渡辺節子 201504  
天高く野球少年亜脱臼 ねじめ正一 船団 201508  
人間を蹴る馬のゐて天高し 八木健 八木健俳句集 201509  
天高し土偶に乳首付けし人 佐藤喜孝 あを 201509  
天高しマストを登る縄梯子 田村すゝむ 風土 201511  
足も手も喜ぶ赤子天高し 永淵惠子 201511  
天高し濫觴の白を今に継ぎ 大畑善昭 201511  
天高し捨て値で買はれゆく愛書 千田百里 201511  
急くないそぐな末子で生きて天高し 千田百里 201512  
天高し父祖伝来の地に生くる 秋山蔦 春燈 201512  
天高し黒牛の鼻いよよ濡る 秋山蔦 春燈 201512  
読経するこゑ朗々と天高し 堀岡せつこ 201512  
人にやや離れて憩ふ天高し 成田美代 201512  
天高しマクロミクロの研究棟 荒木甫 201512  
足も手も喜ぶ赤子天高し 永淵惠子 201512  
双頭の鷲の玉座や天高し 奥田茶々 風土 201512  
天高し畦に寝て見る蝶の舞 生田作 風土 201512  
騎馬戦の始まる号砲天高し 鈴木庸子 風土 201512  
犬連れの足湯の人や天高し 奥田茶々 風土 201512  
天高し女子ゴルファーの脚線美 東小薗美千代 末黒野 201601  
天高し警官はまた笛を吹き 小山陽子 やぶれ傘 201601  
車京の影といふ影天高し 橋本くに彦 ホトトギス 201602  
天高し貿易風に椰子吹かれ 森田節子 風土 201602  
近景に棟上げの家天高し 野村鞆枝 京鹿子 201602  
天高し笑ひ弾けてなほ高し 久保夢女 201602  
天高し風車大空かき回す 江島照美 201602  
天高し組体操の組み上がる 有賀昌子 やぶれ傘 201602  
生まれきて二足目の靴天高し 今井春生 201602  
弧を描くダムの放水天高し 遠藤清子 末黒野 201602  
赤い服の迷子放送天高し 大山夏子 201603  
天高し今も噴きたる三瓶かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201607  
足も手も喜ぶ赤子天高し 永淵暫子 201607  
東京の雨を発ち古都天高し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201610  
自撮棒伸び行く先の天高し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201610  
なほ遥かめざす裾野や天高し 千田百里 201611  
天高し肉食系の女子五輪 荻布貢 201611  
ノーベル賞三年連続天高し 大橋晄 雨月 201612  
天高しのぼる鳶の輪富士山(ふじ)を見て 後藤マツエ 201612  
天高し産声高しめのこなり 宮崎高根 201612  
天高し寝込まぬ為のスニーカー 宮崎高根 201612  
味醂の香永ふ街や天高し 藤沢秀永 201612  
天高し山懐の五重塔 渡辺若菜 春燈 201612  
天高し塩甘赤穂の握り飯 齋藤晴夫 春燈 201612  
天高し竿いつぱいの産着かな 榎美幸 万象 201612  
天高し開けっ放しのお母さん つじあきこ 201612  
天高し瀬音滝音ひびき合ひ 阪上多恵子 雨月 201701  
天高し句を作るとは生くること 阪上多恵子 雨月 201701  
雑念の失する滝音天高し 宮平静子 雨月 201701  
十階の工事場の声天高し 川上恵子 雨月 201701  
神木の樟の大樹や天高し 野田光江 雨月 201701  
抜くるほど天高く晴れもの忘れ 中田みなみ 桜鯛 201701  
天高しぶつきらぼうなプロポーズ 中村嵐楓子 春燈 201701  
天高し馬をよそ見に長患ひ 河崎國代 春燈 201701  
大木のてつぺん揺らぎ天高し 出口誠 六花 201701  
天高し反り身を競ふ鯱二頭 平野みち代 201701  
白きもの白く乾きて天高し 加藤季代 万象 201701  
天高し何でも出来てしまひさう 多田ユリ子 201701  
天高し進水船の赤き舵 丑久保勲 やぶれ傘 201701  
天高し裸婦像の瞳に青残り 伊藤希眸 京鹿子 201702  
天高くポケモンGOと子規さんと 坪内稔典 船団 201702  
天高し社の森に抜ける空 松村光典 やぶれ傘 201702  
夢を追ひ冬天高く賢者逝く 丹羽武正 京鹿子 201704  
天高し象舎の下は蟻の城 火箱ひろ 船団 201707  
江戸の世を遺す街並天高し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201710  
天高しスカイツリーを吊り上げて 稲畑廣太郎 ホトトギス 201710  
天高し箪笥預金は目減りせる 能村研三 201711  
天高し大概のこと許せけり 菅谷たけし 201711  
天高し真直ぐに行く道此処に 王岩 あを 201711  
天高し魂乗せて行くボート 鈴木みのり 201712  
天高し航跡長く長く引き 松井季湖 201712  
天高く空気入れるのは無料 つじあきこ 201712  
天高くあのこ大人の入り口に はしもと風里 201712  
天高し二夜続きの雨のあと 片岡さか江 末黒野 201712  
焦がしたる鍋干しにけり天高し 高橋道子 201712  
早起きの人からメール天高し 成田美代 201712  
干し竿に爪立つ妻や天高し 呉文宗 春燈 201712  
天高しまだこれからの二十年 清水美子 春燈 201712  
天高し疾駆の騎手の背の水平 藤原照子 201712  
天高し母の乳房も揺れてをり 江島照美 201712  
弔文に師の声あまた天高し 中嶋陽子 風土 201712  
其処此処に師のまなざしや天高し 中嶋陽子 風土 201712  
天高し女帝の城はそのままに 木村瑞枝 やぶれ傘 201712  
天高し明石大門の橋の上 北村ちえ子 六花 201801  
天高し川底の砂利煌めいて 永田万年青 六花 201801  
せがまれて乗る観覧車天高し 河口仁志 201801  
後楽園の松や檜や天高し 江木紀子 雨月 201801  
天高く遠望美しき二上山 櫛橋直子 雨月 201801  
ダンスの輪広ごり弾み天高し 櫛橋直子 雨月 201801  
矜恃もて鎌倉街道天高し 辻由紀 雨月 201801  
双葉から樹齢千年天高し 伊吹之博 京鹿子 201801  
公園に老来てゲーム天高し 藤波松山 京鹿子 201801  
天高し旅の僧侶のスマホかな 神田惣介 京鹿子 201801  
宙返る大道芸の天高し 山田春生 万象 201801  
天高し筑波嶺望む藩主の間 大文字孝一 春燈 201801  
色深く宇宙引きよせ天高し 橋本くに彦 ホトトギス 201802  
住吉に向かはむとして天高し 大橋晄 雨月 201802  
指す打つの触れ合ふ音や天高し 植村蘇星 京鹿子 201802  
天高しキリン伸びきり左見右見 植村蘇星 京鹿子 201802  
天高し帽子の癖を直しけり 岸洋子 201801  
天高し巨船のごとき競技場 河原敬子 201801  
身を反らす胸に秋天高くあり 岩井京子 201802  
天高し石の上に立つ立石寺 及川照子 末黒野 201804  
天高し仲直りして大好きに 仲里奈央 201804  
天高し「野ボール」という無人駅 東英幸 船団 201806  
万世橋より電車あれこれ天高し 篠田純子 あを 201811  
ライオンの檻の上なる天高し 大谷昌子 馬醉木 201811  
一片の雲さへ瑕瑾天高し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201811  
天高しロシア正教会の建物 石森理和 あを 201812  
一歳の手足か細く天高し おーたえつこ 201812  
見せびらかす敬老パスや天高し 波戸辺のばら 201812  
天高くどこから飛んできたゼッケン はしもと風里 201812  
天高しトランポリンの空中技 前田美恵子 201812  
玄孫ゐて風太の系図天高し 藤代康明 201812  
入間には入間の祭り天高し 須賀敏子 あを 201901  
手足欠くポンペイの像天高し 七郎衛門吉保 あを 201901  
天高くミントグリーンの法衣かな たかはしすなお 201901  
天高ししかと残れり卒寿の歯 谷田明日香 風土 201901  
天高し落慶の鴟尾かがやかに 荻坂真稚子 雨月 201901  
遠景に鈴鹿の嶺々や天高し 服部珠子 雨月 201901  
天高く高く気球と志 つじあきこ 201901  
騎馬戦に勝つて泣く子や天高き 石黒興平 末黒野 201902  
バット置く最後のガッツ天高し 伊吹之博 京鹿子 201902  
天高く動かぬ雲の下に生き 大内幸子 六花 201902  
荷を卸す男勝りや天高し 曽根富久恵 201907  
われひとり立ち大砂丘天高し 大橋櫻坡子 雨月 201910  
天高し引越し先は海の町 野中亮介 馬醉木 201910  
天高したまにしくじる曲芸師 根橋宏次 やぶれ傘 201911  
部屋中に転がる玩具天高し 鈴鹿呂仁 京鹿子 201911  
天高し濤に地球を押す力 七種年男 201911  
天高し腕白快心の一打 梅田武 末黒野 201911  
天高し銀杏大樹に小さき葉 森なほ子 あを 201912  
天高しみんなの為に鐘をつく つじあきこ 201912  
天高しやれやれ夫の反抗期 千田百里 201912  
水煙の煙仰げば天高し 今泉忠芳 ある日の滴 201912  
天高し国の鎮めの大鳥居 田中嘉信 春燈 201912  
スマホ見る皆俯きて天高き 大西由美子 春燈 201912  
天高し悠仁さまの五つ紋 宮崎洋 春燈 201912  
洋館の方杖堅固天高し 磯野青之里 六花 201912  
天高し生まれ来る者逝ける者 ふなかわのりひと 201912  
対岸の十字架の上天高し 大橋晄 雨月 201912  
フォワードは一番汚れ天高し 高橋まき子 風土 201912  
天高し口引き結び馬上の子 谷田明日香 風土 202001  
天高く麒麟の会釈受けゐたる 赤石梨花 風土 202001  
天高しラガー吼えたる競技場 岩木茂 風土 202001  
帆の形のビルの全容天高し 山崎稔子 末黒野 202001  
天高し寮歌の山を仰ぎ見る 松浦哲夫 末黒野 202002  
歓待の大漁旗あり天高し 岩田登世 雨月 202002  
天高し歩幅ひろげてよろめけり 川田好子 風土 202002  
登城坂一歩一歩に天高し 馬場節子 京鹿子 202002  
天高し濠の向うに姫路城 箕田健生 やぶれ傘 202002  
天高しクレーン三基が空を突く 橋本美代 やぶれ傘 202002  
天高し木の家建てる槌の音 三輪温子 雨月 202002  
天高く腹が減るなり稽古前 松村光典 やぶれ傘 202002  
洋館の青き甍や天高く 橋場美篶 末黒野 202002  
天高しなんでもない日のお赤飯 波戸辺のばら 船団 202003  
二日目の会や浪花の天高し 本郷桂子 ホトトギス 202003  
母子手帳もらひし家路天高し 吉田悦子 202006  
剥製の鳥の目は銀天高し 石橋幾代 202006  
天高くバルーン飛べり日本海 沼田巴字 京鹿子 202009 天高し→ 1

 

2020年9月15日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。