手 袋 2      59句

手袋に五指を分ちて意を決す   桂信子   ザ・俳句

手袋  手套

作品
作者
掲載誌
掲載年月
手袋を嬉しきときは頬に当つ 伊藤白潮 201601
手袋でハイタッチして別れけり 安藤久美子 やぶれ傘 201601
賽銭と手袋投げてしまひけり 高橋将夫 201602
手袋のままで手を振る別れかな 大木清美子 201602
手袋に今日のほとぼりしまひけり 岡部名保子 馬醉木 201603
手袋や事の始めの第一歩 中貞子 201603
大寒のゴム手袋の赤さかな はしもと風里 201603
指切りの後の手袋ペアルック 新倉ゆき江 末黒野 201603
手袋の左手ばかり残りたる 金子正道 京鹿子 201604
手袋脱ぐ遠き別れとなるやうな 松林依子 201604
手袋をたしかにここに置いたはず 木戸渥子 京鹿子 201605
手袋を忘れ餡かけうどんかな 竹内悦子 201605
置きざりの皮手袋に狙はるる 岸洋子 201606
父の嵌めし記憶吾になし皮手袋 野沢しの武 風土 201607
手袋を取り聖水に浸す指 稲畑廣太郎 ホトトギス 201612
手袋の指で君の名書く車窓 稲畑廣太郎 ホトトギス 201612
黒革の手帳皮手袋が閉づ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201612
手袋の中に思惑二つ三つ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201612
手袋のまま立ち飲みのコーヒー屋 青谷小枝 やぶれ傘 201701
マネキンの五指の手袋捩れなし 丸井巴水 京鹿子 201702
ときめきは赤き手袋買うてより 須賀ゆかり 201702
手袋を脱ぎて賽銭子の権現 須賀敏子 あを 201703
手袋の拍手をもらふ大道芸 田代貞香 201703
手袋のきらひな夫と手をつなぐ 高橋ひろ 万象 201704
手袋の十指のなべて浮遊ぐせ 齋藤厚子 201705
手袋を嵌めてタッチの改札口 菊池洋子 やぶれ傘 201803
ラム革の手袋指に馴染ませて 安藤久美子 やぶれ傘 201803
手袋の手に飴玉を貰ひけり 廣瀬雅男 やぶれ傘 201803
しましまの手袋わたしカメレオン 森有子 201803
手袋はチョキをしたまま雨に濡れ たかはしすなお 201803
手袋の片方探すGPS 岩下芳子 201804
あの人の忘れ手袋握りしめ 溝渕弘志 六花 201804
フォークダンスの昂り手袋に仕舞ふ 中田みなみ 201806
古雛白き手袋もて飾る 笹村政子 六花 201806
皮手袋わが泣き声を押し殺す 西川織子 馬醉木 201901
手袋を外し五色の爪おどる 仁上博恵 201902
ポケットの左右に手袋片手づつ 柿沼盟子 風土 201902
手袋を脱ぎてゲートに検査待つ 田村すゝむ 風土 201902
手袋に傷を隠して会ひに行く 近藤紀子 201903
手袋をはづして結ぶ凶御籤 辻響子 201903
皮手袋これは獣のどのあたり 中島和子 やぶれ傘 201904
皮手袋嵌めて世間に身構へる 山中志津子 京鹿子 201904
握手する逆さにはめた手袋で 宮嵜亀 船団 201906
手袋を落し切符を落し急く 湯川雅 ホトトギス 201906
手袋を外し本取る佳人かな 宮崎他異雅 末黒野 201906
触れられし指手袋にしまひけり 大西乃子 201907
手袋を脱いで手の内見せにけり 吉田悦子 201907
行くあてのなき手袋をしてをりぬ 近藤牧男 京鹿子 202002
陽だまりの椅子に手袋置き忘れ 白石正躬 やぶれ傘 202003
手袋より顔出す美しいネイル 林田麻裕 202003
畦道の赤い手袋明日は雨 たかはしすなお 202003
駅頭や革手袋の踏まれゆく 佐藤康子 末黒野 202004
手袋をした手でボタン掛け違へ 高橋将夫 202004
手袋に十指あづくる安堵かな 佐藤喬風 末黒野 202005
何かもの言ひたげなままの手袋 直江裕子 京鹿子 202005
手袋に仕事の形留めたる 中村嚢介 ホトトギス 202005
手袋の指の必ず余りけり あさなが捷 202006
手袋に切符つかめてゐるのやら 湯川雅 ホトトギス 202006
手袋→ 1

 

2020年12月12日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。