霜 柱 2    68句

霜柱ぐわらぐわらくづし獣追ふ   前田普羅

作品
作者
掲載誌
掲載年月
霜柱蹠にある自己疎外 大政睦子 京鹿子 201601
霜柱とけゆく秘密プラカード 鴨下昭 201602
霜柱ひとりの音をたてて来る 高橋あさの 201603
わつしよいと地球を蹴りて霜柱 坂本徹 201603
霜柱崩す靴下五本指 中山皓雪 201603
霜柱三寸のびて歓喜なす 神蔵器 風土 201603
霜柱昭和を語る陛下かな 竪山道助 風土 201603
靴跡に散らばつてゐる霜柱 大崎紀夫 やぶれ傘 201603
霜柱胸の高さで手を振りて 佐藤恭子 あを 201603
引き売の轍くつきり霜柱 西川みほ 末黒野 201603
陽光や玻璃の犇く霜柱 板谷俊武 末黒野 201604
霜柱踏めば童女の顔となり 岩月優美子 201604
霜柱踏みてかけ出すランドセル 井口ふみ緒 風土 201604
融けぬまま日暮れ迫りぬ霜柱 久留島規子 万象 201608
霜柱ひびかせ鯨幕吊るす 南うみを 風土 201702
霜柱甘噛みされている領土 河西志帆 京鹿子 201702
霜柱切れのなくなる我が身かな 藤野力 馬醉木 201702
初めての霜柱なり踏んでみる 松村光典 やぶれ傘 201703
霜柱村に煮炊きの煙立つ 田中春江 末黒野 201703
霜柱ふむ音高き通学路 堺昌子 末黒野 201703
捕手構ふ広き足跡霜柱 荒木甫 201703
踏む音で確かめもした霜柱 丹羽武正 京鹿子 201703
来し方の長く短し霜柱 内藤静 風土 201704
霜柱猪のぬたばの深閑と 佐藤和子 万象 201704
戸を繰るや庭一面の霜柱 吉田きみえ 末黒野 201704
婆われの秘密基地めく霜柱 佐藤玲子 春燈 201704
霜柱はかなき綺羅を惜しみけり 菅澤陽子 春燈 201704
明日また会へる光か霜柱 須賀ゆかり 201704
霜柱百歩の足うら貫きぬ 伊藤希眸 京鹿子 201704
弟にしばらく踏ませ霜柱 永淵惠子 201704
てのひらの乾ききつたり霜柱 岡田史女 末黒野 201705
折れやすき心を叱り霜柱 田所節子 201705
走り根の狭間づたひや霜柱 塩川君子 末黒野 201705
闘はぬ蹴爪の長し霜柱 深川淑枝 201706
霜柱踏めば気分は巨人めく 安藤久美子 やぶれ傘 201711
霜柱一足ごとの咀嚼音 兵藤惠 201803
霜柱ザクザクと踏み出勤す 杉本薬王子 風土 201803
沈みをる露地の飛び石霜柱 柿沼盟子 風土 201803
頭蓋骨砕かれてゐる霜柱 丸井巴水 京鹿子 201803
校門に校長先生霜柱 大川ゆかり 201803
起き抜けの土の筋力霜柱 森村江風 201803
霜柱人の通らぬ墓の道 亀岡睦子 やぶれ傘 201804
霜柱をボールに見立て男の子 北郷和顔 末黒野 201804
霜柱夜の深さを測りをる 岩田洋子 201804
霜柱かさりと妣の気配かな 夏生一暁 馬醉木 201805
引力を物ともせずに霜柱 橋本くに彦 ホトトギス 201805
はかなさの土の花なり霜柱 住田千代子 六花 201805
一枚の地面舁きゐる霜柱 升田ヤス子 六花 201805
霜柱をとこの虚を踏んでゆく 熊川暁子 201805
ザクザクと踏む楽しさは霜柱 佐藤稲子 やぶれ傘 201806
霜柱蹴散らしてある通学路 黒澤次郎 やぶれ傘 201806
捨て切れぬ男の意地や霜柱 藤岡紫水 京鹿子 201902
土湿り明日は立つらむ霜柱 柿沼盟子 風土 201902
さくさくと燃える恋あり霜柱 平野多聞 201903
霜柱つぎつぎ踏むや幼なの日 中貞子 201903
霜柱そろそろ育ちきる時刻 きくちきみえ やぶれ傘 201903
霜柱踏めば昔の響きけり 吉田順子 201903
地を割つて光となりし霜柱 柴田佐知子 201904
お屋敷の門百年の霜柱 太田沙良 201904
霜柱崩れ光の万華鏡 及川照子 末黒野 201904
短命の父系母系や霜柱 石黒興平 末黒野 201905
霜柱踏みて故郷引き寄せぬ 森清信子 末黒野 201905
体力も気力もあれど霜柱 中内敏夫 201905
霜柱何が何でも踏んでみる 安藤久美子 やぶれ傘 202003
幾万の声挙げてゐる霜柱 柴田佐知子 202003
すぐ折れるものに矜持と霜柱 栗原公子 202003
踏む人の無き竹林の霜柱 宮内とし子 202003
霜柱足跡深き屋敷跡 加藤静汀 末黒野 202005
旅立の一歩に踏みて霜柱 稲畑汀子 ホトトギス 202012
霜柱 →1      

 

2021年1月14日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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