作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
秋嶺やこゑなき浜に夫憶ふ | 穴澤光江 | 花菜風 | 199907 |
秋嶺や雲水の法螺透き通る | 迫谷富子 | いろり | 199911 |
藤村の遺稿に出合ふ嶺の秋 | 遠藤和彦 | 遠嶺 | 200011 |
秋嶺や母の母にも母がいる | 稲用飛燕 | 船団 | 200110 |
秋嶺の湖あざやかに夢航跡 | 小澤克己 | 遠嶺 | 200111 |
秋嶺の小さき雲なん放ち鯉 | 黒田咲子 | 槐 | 200201 |
秋嶺の七彩あつめ信濃川 | 千田敬 | 沖 | 200201 |
道なほも極めつくせと嶺の秋 | 小澤克己 | 遠嶺 | 200210 |
新秋の嶺々いとほしむ旅つづく | 大谷茂 | 遠嶺 | 200211 |
祝・「遠嶺」 秋麗の嶺へ一書をかかげけり |
小澤克己 | 遠嶺 | 200212 |
秋嶺へ退りつつ鍬使ひけり | 生田恵美子 | 風土 | 200212 |
牛の尾の大きく振られ秋の嶺 | 邑橋淑子 | 遠嶺 | 200302 |
秋嶺や名もなき川に浸す足 | 加藤峰子 | 鴫 | 200311 |
白襷掛けて秋嶺に入りにけり | 黒田咲子 | 槐 | 200312 |
四万十川(しまんと)の命の連鎖秋の嶺々 | 山田富朗 | 遠嶺 | 200412 |
青空といふ語のありし秋の嶺 | 土屋酔月 | 火星 | 200412 |
秋天に嶺々稜線を正しけり | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 200509 |
秋嶺行く光る白点あれが吾子 | 田所節子 | 涼しき嵩 | 200511 |
秋嶺ゆく光る白点あれが吾子 | 田所節子 | 沖 | 200601 |
今朝秋の嶺すつきりと稜立てり | 小澤克己 | 遠嶺 | 200611 |
ひんがしの嶺々までも秋夕焼 | 大橋敦子 | 雨月 | 200612 |
秋晴や嶺の高きに日を残し | 大井彌雨 | 雨月 | 200612 |
湖に影映しけり秋の嶺 | 鈴木久香 | 遠嶺 | 200711 |
胸に置くしるべ新たに秋の嶺 | 堀本祐子 | 遠嶺 | 200801 |
秋嶺といふさびしさに日当れる | 木内憲子 | 朝 | 200802 |
秋嶺を越え亡命の一家族 | 小澤克己 | 遠嶺 | 200811 |
トランペットの音の秋嶺に谺せり | 大橋晄 | 雨月 | 200812 |
「青嶺」祝 秋嶺の秀麗といふほかはなし |
鷹羽狩行 | 狩 | 200911 |
新秋の嶺へ主宰の心意気 | 今井松子 | 遠嶺 | 200912 |
安曇野の秋嶺のぞみテイータイム | 井口淳子 | 苑 | 201012 |
秋嶺の威の冠さるる花頭窓 | 安武晨子 | 空 | 201301 |
秋嶺へ塞ぎの虫を放ちけり | 林範昭 | 火星 | 201311 |
窓よりの見做れた景色秋の嶺 | 田島昭久 | かさね | 201311 |
パラグライダーの渡る影濃し秋の嶺 | 鈴木照子 | 璦 | 201412 |
月蝕に居合はす今日や秋の嶺 | 北郷和顔 | 末黒野 | 201502 |
秋嶺に真一文字の雲の影 | 赤座典子 | あを | 201612 |
長女へ 秋嶺や着る日未だし婚衣裳 |
永井惠子 | 春燈 | 201801 |
秋嶺を仰ぎ望みを膨らます | 岩月優美子 | 槐 | 201911 |
秋嶺のどこかに夫の忘れ物 | 平居澪子 | 六花 | 202002 |
秋嶺を統べて城下の気韻かな | 能村研三 | 沖 | 202201 |
2022年11月3日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。
注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。
ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。