春 月 2      21句

春月や印金堂の木間より   蕪村

春の月  春月

作品
作者
掲載誌
掲載年月
春月の細しうすべにいろの雲 今井肖子 ホトトギス 202005
春月夜昔話の読み聞かせ 渡部恭子 202006
澱みたる心の襞に春月光 小笠原妙子 202006
春月や芭蕉の知らぬかくや姫 伊藤鴉 末黒野 202007
春月や闇に浮かぶる天守閣 大内由紀 末黒野 202007
春月やビルにゴジラの影吠ゆる 木暮陶句郎 ホトトギス 202007
春月や母を迎へに原ノ台 星野椿 ホトトギス 202101
春月の雫浴びけむ駿馬の背 片山博介 春燈 202105
春月の淡き誘ひ浜の宿 鈴鹿呂仁 京鹿子 202105
門までは春月抱いて帰りけり 森岡正作 202105
百までは五年ほどなる春月夜 亀田虎童子 202105
春月や池江璃花子も水を出る 佐藤喜孝 あを 202106
春月の離るる山の暗さかな 藤生不二男 六花 202106
春月や草はひのぼる石畳 柿沼盟子 風土 202107
上潮に春月上り紡ひ舟 伊藤鴉 末黒野 202108
闇ほどけゆく春月の辺りより 今橋眞理子 ホトトギス 202109
春月や日本列島危険満つ 田尻りさ 六花 202210
あれがさう地球の影が春月に 佐藤竹僊 あを 202305
春月のうらがはもなほ濡れてをる 辻美奈子 202305
春月のまんまる午前四時の空 安藤久美子 やぶれ傘 202308
日の暮れの春月かかる川の上 白石正躬 やぶれ傘 202308
春月→ 1

 

2024年3月2日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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