里 芋       25句

里芋  子芋  芋の子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
里芋のみづから滑る正午かな 櫂未知子 銀化 199912
里芋のするりと箸を逃げにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200202
一ト鍬に里芋ころと掘られけり 武政礼子 雨月 200203
山芋と里芋うまし里帰り 村越化石 200302
里芋や子離れうまく出来るかも 物江晴子 八千草 200305
里芋の煮物ごろごろ里祭 菊地惠子 酸漿 200402
里芋の田楽で身を温めけり 金丸鐵蕉 200402
里芋は育ち討たれの墳は古り 有働亨 馬醉木 200402
大内宿旅籠屋の軒里芋干す 松崎鉄之介 200501
食細き人に里芋飴色煮 赤座典子 あを 200510
里芋の土こぼしつつ帰りゆく 水谷ひさ江 六花 200712
洗濯板廻し里芋洗ひけり 高倉恵美子 200805
自己主張なぞ里芋と烏賊を煮る 山本久江 200901
里芋の挟み易さの六角形 清水幸治 200902
硯洗ふ里芋の葉のつゆあそび 藤野寿子 あを 200909
里芋を畑に求むる朝かな 渡辺裕子 酸漿 200912
試掘りする里芋や祭前 長田秋男 酸漿 200912
里芋の転げ落ちそな猫車 神山市実 やぶれ傘 201203
里芋に箸刺してみる煮付けかな 丑久保勲 やぶれ傘 201401
箸すべる里芋百歳覗きたし 岸洋子 201703
里芋の土の香剥いてをりにけり 中島昌子 201801
里芋をコロッケに変へ客を待つ 秋川泉 あを 201801
里芋の親ばなれする力かな 中貞子 202102
里芋の芽を植へてみる大き鉢 菅原朋子 202107

 

 

2022年11月5日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

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