リ ラ 2    134句

耳ともしねむるあかんぼリラの花   高島茂   冬日

ライラック  リラ

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
散策の道変へてみるリラの風 細江久美子 春燈 200609  
リラ冷の午後を律儀に花時計 青野れい子 200609  
旅愁にも似てリラ冷の街灯る 青野れい子 200609  
リラ冷えや湖北に二艘丸木舟 橋添やよひ 風土 200701  
髪長き乙女の輪舞リラの花 山下佳子 200703  
リラ冷やビルに埋もれて時計台 伊藤宇太子 200706  
リラ咲いてリラの門とふ名画あり 大橋晄 雨月 200706  
身のまはり少し片附けリラの冷え 鎌倉喜久恵 あを 200706  
リラ冷えや旅の匂ひをそのままに 池田光子 200707  
リラの花神は意地悪かと思ふ 藤田素子 火星 200707  
リラ冷や神さぶ星の立つてきし 近藤喜子 200707  
四合院の旧将軍府リラ匂ふ 松崎鉄之介 200707  
すんなりと割り勘リラの花盛り 梶浦玲良子 六花 200707  
真白なリラの芳香門跡寺 磯野しをり 雨月 200707  
あきらめにあらねどもリラ咲き満てる 阿部悦子 酸漿 200707  
夕星は月に抱かれてリラの花 上原重一 200708  
公園の二百種のリラ噎せ返る 三戸千佐子 200708  
リラ冷や祝婚の鐘野をわたり 千手和子 馬醉木 200710  
リラ冷やトルソー闇の中に座し 藤井寿江子 馬醉木 200710  
牧童の撞く晩鐘やリラ咲ける 天田牽牛子 馬醉木 200801  
大正の洋間にリラの濃く匂ふ 寺本妙子 200802  
はかどらぬ旅の支度やリラの冷 古田晴子 200806  
リラ冷やお酒落な母の周忌来る 山本喜朗 雨月 200806  
還暦にリラの風ある朝かな 片岡久美子 200807  
写真展リラ冷えにゆく丸の内 小黒加支 酸漿 200808  
リラ冷えの島に再び白髪のアン 品川鈴子 ぐろっけ 200808  
リラ冷えの街に赴任の荷を解けり 高橋スミ子 万象 200809  
リラ咲いて札幌はなほ若き街 今井千鶴子 ホトトギス 200810  
リラの香の満ち満つ書斎なりしかな 大橋敦子 雨月 200905  
リラ香る僧院の庭整へり 相沢有理子 風土 200906  
リラ匂ふ連休明けの独りぼち 中川すみ子 200907  
起き臥しに痛む総身リラ咲くに 相沢有理子 風土 200907  
リラ咲ける窓辺ゆピアノ洩れ来る 樺山翠 雨月 200907  
リラ冷えの母の幌馬車遠ざかる 大西順子 ろんど 200907  
リラ冷えや煎じ薬が滾り出す 吉村摂護 200908  
オペラ果てしたかぶりに歩すリラの径 稲次登美子 雨月 200908  
散るリラの風に添ひくる匂かな 堤内久美子 六花 200908  
リラ咲いて札幌を歩す人多し 嶋田一歩 ホトトギス 200909  
リラ咲いてベンチ空くことなかりけり 嶋田一歩 ホトトギス 200909  
リラ咲いていつか来た道家増えゐ 嶋田一歩 ホトトギス 200909  
リラ冷や薬手帳を持ち歩き 頓所友枝 201006  
リラ冷や運河づたひの煉瓦塀 小田明美 春燈 201006  
リラ冷や振子時計のレトロな間 小澤菜美 201007  
リラ並木地下へ潜りし映画館 代田青鳥 風土 201007  
ふわふわの昼のオムレツリラの花 福島悠紀 ぐろっけ 201007  
晩翠の終の棲家やリラ咲ける 田下宮子 201008  
最短の国道なりしリラの花 野沢光代 ぐろっけ 201008  
リラ怜えをしばし忘るる友の庭 池部久子 酸漿 201008  
賑はへる異国の酒場パブやリラの夜 坂本哲弘 山ざくら 201009 フランス
リラ咲くと聞けばそぞろに旅心 内藤呈念 ホトトギス 201009  
騎馬戦のをんな大将リラ匂ふ 三崎千恵子 ろんど 201009  
リラ冷や夫の遺せし旅日記 刈米育子 201103  
萌え遅きリラや閉ざせる修道院 木山白洋 馬醉木 201105  
ことことと鳥が音立てリラの花 柴田佐知子 201105  
故郷のある幸言はれリラの花 五十嵐章子 201107  
リラ咲いて最果ての地に着任す 鈴木とおる 風土 201107  
リラの花異国エステで眉描く 中村吟子 ぐろっけ 201107  
潮風と神戸の街とリラの花 八幡操 ぐろっけ 201107  
闇に光る針なき時計リラの冷 伊藤憲子 201108  
リラ匂ふドガの踊子出番待ち 山中志津子 京鹿子 201108  
リラの花ワッフル旨き喫茶店 中田寿子 ぐろっけ 201108  
善意の輪広がつてゆくリラの花 前田美恵子 201108  
リラの花少女が道にサキソフォン 門伝史会 風土 201110  
リラ冷えの街は坂から海の見ゆ 有賀昌子 やぶれ傘 201110  
リラ冷や辰雄旧居の終の部屋 コ田千鶴子 花の翼 201111 信濃逍遥
尖塔の影を重ねてリラ咲けり コ田千鶴子 花の翼 201111  
看病は娘にしかずリラの昼 鷹崎由未子 花野 201112  
憂愁のゴリラの背中秋小寒 荒木稔 ぐろっけ 201202  
昭和また運ばれてくるリラの冷え 鴨下昭 201205  
海の音外人墓地はリラ盛り 田中藤穂 あを 201205  
リラの花しづしづ進む尼僧達 中島玉五郎 201206  
リラ冷や神戸の丘の異人館 辻井ミナミ 末黒野 201206  
しなやかな気韻を残しリラの風 片岡久美子 201207  
外つ国を訪ひたる記憶リラの花 和田郁子 201207  
ステッキのよく似合ふ街リラ咲けり 代田青鳥 風土 201207  
リラの香のかへらざる旅ありにけり 滝澤千枝 春燈 201207  
リラ咲きて港の見ゆる天主堂 柴田良二 雨月 201207  
はるか来て真っ只中のリラの街 粟倉昌子 201208  
リラ匂ふベンチに憩ふ午後三時 粟倉昌子 201208  
リラ冷の屋台賑はふ大通り 粟倉昌子 201208  
リラの香の深まる夕べ北の街 粟倉昌子 201208  
リラ冷えや煉瓦舖装の坂の道 石黒興平 末黒野 201208  
リラの風切つて鞭打つ女騎手 小田嶋野笛 末黒野 201208  
リラ冷や跪坐して拝す聖母像 池内結 ろんど 201208  
フルートを吹く子に匂ふリラの花 國保八江 やぶれ傘 201209  
奥深き漢方薬局リラの花 金田けいし ろんど 201209  
リラ咲くと聞きふるさとを恋ふ女 安原葉 ホトトギス 201210  
リラの花藤村の詩を声にして 大内佐奈枝 万象 201302  
リラの花零れて日暮れ早めけり 佐山五稜 風土 201305  
リラ冷や魁夷の白馬首たれて 植田桂子 馬醉木 201306  
リラ冷や母に供へし揚豆腐 亀田やす子 ははのこゑ 201306  
思ひ出のひと齣止めてリラの花 藤本秀機 201307  
リラの香や朝に夕べに物思ふ 半田稜 ろんど 201309  
リラの花また間に合はぬ帰郷かな 五十嵐章子 201401  
リラ冷えの恋風となりにけるかも 鷺山珀眉 京鹿子 201401  
フィアンセを連れて長子やリラの花 正谷民夫 末黒野 201404  
リラ冷えや薬局にまだオブラート 富川明子 201405  
抽斗に異国の銀貨リラの冷え 阪本哲弘 201406  
リラ冷てふ言の葉ありぬ風の道 川崎雅子 春燈 201406  
御用達のジャムを紅茶にリラの雨 落合絹代 雨月 201407  
リラ冷えやフランス人形口を開く 佐野つたえ 風土 201407  
リラの花電話工事のながながと 安藤久美子 やぶれ傘 201407  
母留守の部屋に入れたるリラの風 村上留美子 火星 201407  
リラ咲きて歌劇百周年の街 丸尾和子 雨月 201407  
リラ冷や額に日差しのモネのリラ 落介絹代 風土 201407  
リラ冷や絵硝子にある物語 能村研三 201408  
リラの花淡き紫ふと恩師 水谷直子 京鹿子 201408  
リラの香や行くも戻るも同じ道 杉本綾 201408  
リラ冷えや観光馬車の闊歩せり 上家弘子 ろんど 201408  
リラ冷や足になじまぬハイヒール 大川ゆかり 201408  
チエロの音は慕情にも似てリラの夜 塩貝朱千 京鹿子 201409  
リラ盛る休み田に生るビルの街 布川孝子 京鹿子 201409  
人影の見えぬ住まひやリラ香る 園部早智子 ろんど 201410  
リラ冷えや異郷にあれば異邦人 えとう樹里 201410  
リラ冷の日の大会と記憶せん 安原葉 ホトトギス 201410  
窓側が好きリラの香の風入れて 堤京子 馬醉木 201505  
リラ冷や港の見ゆる丘の径 辻井ミナミ 末黒野 201508  
絵タイルや漫ろ歩きにリラの冷 辻井ミナミ 末黒野 201508  
香を解き思ひ出ほどきリラの花 河野美奇 ホトトギス 201509  
リラ冷えの街にぽつりと夕灯 田中信行 201509  
散会のあとリラ冷のひとり旅 安原葉 ホトトギス 201510  
深彫の天女の微笑リラの冷え 片山煕子 京鹿子 201601  
国境を幾つ越えてもリラの花 渡辺節子 201602  
白き蝶リラの花房より生るる 那須禮子 春燈 201606  
肩先のリラの花冷え墨を磨る 上野紫泉 京鹿子 201606  
リラ冷や節子の焔さめずゐて コ田千鶴子 馬醉木 201607 札幌三岸好太郎美術館
リラの香や北の街路樹海へ尽き 山本雅子 馬醉木 201607  
リラ冷えや煉瓦舖道の青海波 石黒興平 末黒野 201607  
リラ冷やキャンパス広き農学部 大森三保子 馬醉木 201608  
亡母恋しリラの花咲く庭に立ち 長谷川友子 春燈 201608  
リラ冷えの街吹き抜くる風甘し 横路尚子 末黒野 201608  
乳色の湯に浸かりゐるリラの冷え 升田ヤス子 六花 201608  
美術館搬入口のリラ芽吹く 内海保子 万象 201610  
リラ咲いて鎧戸ひらく修道院 岩崎眉乃 万象 201610 リラ →1

 

2017年5月11日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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