ラムネ   169句

紛れなくラムネ抜く音山雲湧く   高島茂   冬日

ラムネ  ソーダ水

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
ラムネ玉封筒に入れ宝とす 伊藤真里 ぐろっけ 199810  
仇討ちの浄瑠璃坂のラムネ水 田畑保英 火星 199908  
けんかしてラムネ宇治金ところてん 朝倉晴美 船団 199908  
大富士を傾けて飲むラムネかな 鷹羽狩行 199909  
降りさうな空へ口あけラムネ瓶 吉井幸子 199909  
ラムネのむ出で来し城を仰ぎつつ 嶋田摩耶子 円虹 199909  
ラムネ玉歳月深くなりにけり 大和田鏡子 俳句通信 199909  
桟橋に傘くくりつけラムネ売り 志水千代子 俳句通信 199910  
遠き日の浅草の音ラムネ抜く 柳沢杏 酸漿 199911  
分け飲みしころのラムネの甘さかな 坂井まさき 六花 199911  
ラムネ瓶気泡の中の戦後かな 谷川季誌子 200001  
山寺の午後はラムネの色の中 中林明美 ヒッポ千番地 200003  
ビー玉の太る恋ありラムネ水 塩見恵介 虹の種 200005  
高殿の青岸渡寺にラムネ抜く 田畑保英 火星 200008  
うぶすなの霰天神ラムネ飲む 橋添やよひさん 風土 200009  
山門を少し外してラムネ売 松田延子 風土 200010  
水桶にラムネ転がる峠茶屋 辻享子 ヒッポ千番地 200010  
奈良格子ラムネの旗とくくり申 小林玲子 ぐろっけ 200010  
ラムネあふれる紙芝居始まるよ 片岡秀樹 海程 200012  
ラムネ瓶鳥飲みこんでこんな青空 川島ひとみ 船団 200102  
ラムネ玉ひとあわ吹かせ損ねたる 松本康司 銀化 200107  
ラムネ飲む空へ透かしてオ・ソレ・ミオ 代田青鳥 風土 200108  
ラムネ玉今も解かざる問ひ幾つ 森谷彰 銀化 200108  
軒店の水路に漬けてラムネ売る 木村コウ 酸漿 200109  
ラムネ飲む店の奥まで海の照り 中山砂光子 200109  
ラムネ飲む常識お化け躱しながら 篠田悦子 海程 200112  
煙突解体どうして入るラムネ玉 梶浦玲良子 波小舟 200205  
ラムネ玉鳴らして飲めば空ひびく 鷹羽狩行 200208  
貫禄の次郎長親分ラムネ飲む 梅原富子 200209  
杉の根に飲み拾ててありラムネ瓶 山田六甲 六花 200209  
冷しあるビールにかくれラムネかな 二村蘭秋 雨月 200210  
変らざるラムネの瓶をいつくしむ 二村蘭秋 雨月 200210  
流れ着くハングル文字のラムネ瓶 篠田純子 あを 200210  
若き日の音の中なるラムネかな 坂田圭 200210  
かづら橋渡り終へたるラムネかな 稲葉三恵子 馬醉木 200212  
仲見世の賑はいのなか玉ラムネ 芝尚子 あを 200307  
境涯派とどのつまりのラムネかな 後藤志づ あを 200308  
世にうとくなりゆくばかりラムネ玉 藤井昌治 200309  
許されて少女らラムネラッパ飲み 渡辺真奈美 200310  
浅草寺の甍を仰ぎラムネ飲む 竹内喜代子 雨月 200310  
ラムネ飲む音比べ合ひ姉妹 平田はつみ 馬醉木 200311  
ラムネ瓶ほどにくびれて来し少女 山元志津香 八千草 200311  
ラムネ色の秋にずぶずぶ入つてゆく 河西志帆 京鹿子 200312  
もしかしてみんな淋しいラムネ振る 山元志津香 西の峰 200401  
川底に月光あをむラムネ瓶 竹内弘子 あを 200406  
さりげなく名苑に売るラムネかな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200407  
頼りなく抜く当世のラムネ玉 伊藤白潮 200407  
ラムネ玉残しラムネを飲み干しぬ 岡淑子 雨月 200408  
朝の市場ラムネを飲むを楽しみに 村山春子 200408  
ラムネのむ上下にうごく喉仏 宮地れい子 春燈 200409  
音たてて寝返りしけりラムネ玉 飯塚ゑ子 火星 200409  
戰中をころげまはりしラムネ玉 八田木枯 夜さり 200409  
ラムネ栓抜くに力の入れ加減 瀬下るか 200410  
釣銭の手の濡れてゐるラムネかな 廣畑忠明 火星 200410  
青空を見るときラムネ玉鳴れる 江崎成則 栴檀 200411  
丸文字でラムネ有ります峠茶屋 遠塚青嵐 200501  
ラムネ玉昔はどこも子沢山 武内沢仙 遠嶺 200509  
通天閣ラムネを飲めばのしかかる 三由規童 雨月 200510  
八月や心はいつもラムネ色 刈米育子 200511  
水船にラムネ冷えをり無人店 稲垣光子 200511  
湯上りに盥のラムネ山笑ふ 赤座典子 あを 200605  
遠き日の映画のビラとラムネ飲む 瀧春一 瓦礫 200606  
ラムネ飲む底に天界映しつつ 小阪喜美子 二輪草 200606  
ラムネ飲むころんと空を仰ぎけり 齊藤實 200610  
潮風やラムネの旗の翻る 竹生田勝次 風土 200610  
ラムネ玉すとんと空の落ちて来し 掛井広通 200611  
バスを待つ男ラムネを飲んでゐる 瀧春一 200706  
れつてるの濡れてはがれしラムネかな 久保田万太郎 春燈 200708 『青みどろ』
ラムネ瓶もたされてゐる迷子かな 服部早苗 200708  
郷愁の色やラムネの一気呑み 泉田秋硯 200710  
ラムネ噴きこぼして五箇の山傾ぐ 和田照海 京鹿子 200711  
ラムネ抜く昭和の音も遠くなり 林和子 200801  
ラムネ呑む十一万石の城下 神蔵器 風土 200807 佐倉にて
ラムネ玉鳴らし歳月懐しむ 立石萌木 雨月 200808  
ラムネ玉ころころ鳴らし過去思ふ 金山雅江 春燈 200808  
ジョン万の裔と呑みたるラムネかな 塩路隆子 200809  
ラムネ玉成層圏の晴しづか 常盤優 炎環 200809  
旅五月奈良井の宿に買ふラムネ 関まさを 酸漿 200809  
青空の中に顔入れラムネ飲む 高倉和子 200809  
長生きをして深川にラムネ飲む 藤井昌治 200810  
水槽にラムネ商ふ雑貨店 丑久保勲 やぶれ傘 200810  
ラムネ玉鳴らし渡りし河童橋 柴崎甲武信 月日 200811  
ラムネ飲む玉の不思議を思ひつつ 隅田享子 200811  
ふるさとの海の青さやラムネ玉 中山さよ子 200901  
鬼子母神ころんとラムネ玉落つる 中田禎子 白猪 200901  
舌の上のラムネ溶けゆく小春かな きくちきみえ やぶれ傘 200902  
銭湯の名も知らぬ友ラムネ瓶 上田幸夫 ぐろっけ 200908  
ラムネ呑む子らからからと玉鳴らす 田中浅子 200909  
ラムネ飲む思ひ出はなほ過去進行形 佐々木良玄 春燈 200909  
ラムネ飲む青の眩しき空の奥 鈴木良戈 200909  
ことさらに玉を鳴らしてラムネ飲む 高木典子 雨月 200910  
帆が走る沖の一線ラムネ抜く 柴田佐知子 200910  
ひとつだけぼーと吹きをりラムネ玉 石井浩美 炎環 200910  
霊水の藻川に浸すラムネかな 塩路隆子 200911  
ラムネ飲むさかしまな泡空にむけ きくちきみえ やぶれ傘 200911  
ラムネ飲む峠に海をながめやり 藤井美晴 やぶれ傘 200911  
若きらに離れてラムネ飲みにけり 山尾玉藻 火星 201006  
独楽の絵を数へし石段ラムネのむ 奥山茶々 風土 201008  
国産の食にこだはりラムネかな 森理和 あを 201008  
ラムネしゅっとまだまだ伸びる新タワー 中田みなみ 201009  
ラムネ瓶鳴らせば若き日の山河 野中啓子 201010  
記憶とは何処へでてゆくラムネ玉 中野京子 201010  
ラムネ玉地球は闇に放たれし あさなが捷 201010  
親と子が腰に手をあてラムネ飲む 黒澤登美枝 201010  
みちのくは雲ゆたかなりラムネ噴く 片山博介 春燈 201010  
ラムネ飲む合間合間に泡の音 きくちきみえ やぶれ傘 201011  
ラムネ瓶手にずつしりとなつかしや 島谷征良 風土 201011  
殉教の灘を足下にラムネ飲む 荒井千佐代 201011  
ラムネ抜く陽明門の彩に酔ひ 樋口みのぶ 201011  
空腹をラムネで充たす残業日 年森恭子 ぐろっけ 201011  
ラムネ玉鎮魂の海ただ青く 益本三知子 馬醉木 201109  
ラムネ呑む昔の音をそのままに 岡佳代子 201111  
飲み干して片目でのぞくラムネ玉 亀井紀子 201205  
五重塔仰ぎて鳴らすラムネ玉 成宮紀代子 201207  
先生のあだ名肴にラムネ飲む 中島玉五郎 201208  
異国にて幼ごころにラムネ買ふ 伊吹之博 京鹿子 201208  
ラムネ飲み干しからからと瓶鳴らす 寺岡ひろし 雨月 201208  
ラムネ玉ころんと心の底へ落つ 高橋将夫 201209  
長髪にバンダナきりりラムネ売る 室谷幸子 万象 201209  
ラムネ抜く手応へのあるガラス玉 岩下芳子 201210  
ラムネ売る露店雷門前に 瀬島洒望 やぶれ傘 201212  
ラムネ壜のくびれ故郷は新宿区 遠山陽子 201212  
ラムネ飲む子らの未来の神とあり 竹下陶子 ホトトギス 201301  
飲み干せしラムネの瓶を持ち歩く 山田六甲 六花 201309  
カラコロと歓びおりぬラムネ玉 貝森光洋 六花 201309  
ラムネ飲む大正生まれの妣の顔 山根征子 201310  
ラムネ飲む忘れたきこと忘れむと 小山繁子 春燈 201310  
伝法院通りを走るラムネ売 内藤静 風土 201310  
青空へ口つけて飲むラムネかな 望月晴美 201310  
ラムネのむ喉に断層生まれけり 七種年男 201310  
ラムネ抜く泡に妣恋募りけり 泉本浩子 馬醉木 201311  
言い分けを吐き出しそうなラムネ水 平井奇散人 船団 201406  
駄菓子屋の棚のでこぼこラムネ飲む きくちきみえ やぶれ傘 201408  
水平線ラムネの瓶の中にかな 西田孝 ろんど 201408  
留守番に気の抜けてくるラムネかな 小林朱夏 201409  
ラムネ飲む喉に若さのほとばしり 原友子 201409  
ラムネ抜くわが青春の夢幻たり 北川孝子 京鹿子 201409  
ラムネ一本飲み干しラムネ玉残る 岩下芳子 201411  
峠茶屋ポンとラムネの音がする 松田都青 京鹿子 201411  
沢水を引く店先のラムネ水 青谷小枝 やぶれ傘 201507  
駅ごとに御当地ラムネ並んでる 須賀敏子 あを 201508  
ラムネ抜くお大師様の前の茶屋 藤井美晴 やぶれ傘 201509  
ラムネ飲む転がるやうな少女たち 高倉和子 201510  
ラムネ抜く昭和の音のひびきけり 大橋伊佐子 末黒野 201511  
ラムネ玉昭和の音を落しけり 高橋明 末黒野 201511  
ラムネ飲む昭和レトロな裏通り 川村欽子 雨月 201511  
指であけしたり顔なるラムネくん 辻村拓夫 船団 201602  
仲見世に午後の日ラムネ玉ぽんと 大崎紀夫 やぶれ傘 201607  
ラムネ抜く少女の頃の青き海 山田正子 201607  
忙中の閑ラムネ玉放ちたし 高野春子 京鹿子 201608  
青空をひつくり返しラムネ飲む 福島茂 201609  
瓶底に青空のあるラムネかな 高倉和子 201609  
せせらぎやラムネ沈めてをりにけり 溝渕弘志 六花 201612  
ラムネ飲む喉に断層生まれけり 七種年男 輪中の空 201612  
ラムネのむ喉に断層生まれけり 七種年男 201701  
革ジャンの右ポケツトにラムネ菓子 青谷小枝 やぶれ傘 201703  
ふところを潮風とほるラムネかな 中野あぐり 春燈 201708  
ラムネ玉鳴らし鳴らして父子かな 下平しづ子 雨月 201709  
ラムネ玉の音を呑込む喉仏 岡田正義 雨月 201710  
ラムネ瓶持つ手濡らして雫する 原田達夫 201711  
幼子の覗く宇宙やラムネ玉 大塚かずよ 末黒野 201711  
ラムネ玉の音を呑込む喉仏 岡田正義 雨月 201801  
ラムネ玉からんと三社祭果つ 大沢美智子 旬日 201808  
ラムネ玉未だ出口の見つからず 頓所友枝 201809  
発心はラムネの栓をを抜くごとし 高橋将夫 201809  
玉音を昭和の音とラムネ飲む 塚本實 六花 201810  
かへりみる日向の水に浮くラムネ 佐藤喜孝 あを 201810  
ラムネ玉昭和の音色そのままに 斉藤雅子 末黒野 201812  
竹の吐く水にラムネを冷やしけり 山田六甲 六花 201906  

 

2019年6月29日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。