ポインセチア 2      52句

ポインセチア愛の一語の虚実かな     角川源義

ポインセチア   猩々木

作品
作者
掲載誌
掲載年月
自動ドア開く度の風ポインセチア 井浦美佐子 201604
ポインセチア真赤百歳越ゆる館 山田夏子 雨月 201604
ポインセチア京の舞妓の厚化粧 石原孝人 京鹿子 201701
ポインセチアこんなに華麗なる嘘を 小林陽子 201701
憎悪とも愛ともポインセチア炎ゆ 林昭太郎 201702
ポインセチア甘え鳴きする鳩時計 藤岡紫水 京鹿子 201703
花舗に並むポインセチアの紅と自 岡淑子 雨月 201703
今日からはポインセチアを飾る窓 安藤久美子 やぶれ傘 201703
変換キー死は詩と出でてポインセチア 大塚文枝 京鹿子 201801
ポインセチア待たされること慣れた犬 笹村恵美子 201803
ポインセチア窯よりピザの掬はるる 根橋宏次 やぶれ傘 201803
ポインセチア花屋はドアを開け放ち 丑久保勲 やぶれ傘 201803
コンサートロビーにポインセチアかな 秋山信行 やぶれ傘 201803
紙幅尽きポインセチアが宙ぶらりん 井上菜摘子 京鹿子 201803
ポインセチアここは青山一丁目 杉本薬王子 風土 201803
ポインセチア愛の讃歌に酔うている 江島照美 201804
コンサートロビーにポインセチアかな 秋山信行 やぶれ傘 201804
ポインセチア硝子なきかに拭き上ぐる 田岡千章 201806
ポインセチア出窓に飾り回復期 天谷翔子 201806
ポインセチアの横にしばらく乳母車 谷口摩耶 201901
火球今刹那に尽きぬポインセチア 篠田純子 あを 201902
残業を嫌とは言へずポインセチア 柿沼盟子 風土 201902
手に持つてポインセチアの置き処 高橋まき子 風土 201903
葉は花を欺きポインセチア赤 内藤静 風土 201903
弱気吹き飛ばすポインセチア真つ赤 内山照久 201903
悔い改めてゐるポインセチアの前 辻水音 201903
ポインセチア百万鉢のカテドラル 稲畑廣太郎 ホトトギス 201912
灯すよりポインセチアのチャペルかな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201912
ポインセチア炎ゆ煉瓦館の一灯 安田優歌 京鹿子 202003
だからつてポインセチァヘ地味になど 井上菜摘子 京鹿子 202003
ポインセチア幾百瞳乾きくる 塩貝朱千 京鹿子 202003
窓際の憂鬱ポインセチア つじあきこ 202003
ポインセチアきびきび皿をさげていく たかはしすなお 202003
ポインセチア火の海のごと花卉市場 辻由紀 雨月 202003
ポインセチア一憂過ぐる面ほてる 渡部良子 馬醉木 202003
ひと明かりして交番のポインセチア 福森順子 京鹿子 202101
気掛りのひとつ解決ポインセチア 宮下桂子 202101
閉校にポインセチアのありがたう 石井美智子 風土 202102
嘘少しポインセチアの赤と白 木多芙美子 春燈 202103
ポインセチア原色増ゆる居間となり 森清堯 末黒野 202103
子の去にてポインセチアの残りけり 志方章子 六花 202104
ポインセチア病魔の潜む通り風 新倉ゆき江 末黒野 202104
ポインセチア何を得んとて朱をこぼす 沼田巴字 京鹿子 202112
ポインセチア笑つて生きる人がゐる 沼田巴字 京鹿子 202112
ポインセチア夢の欠片を紡ぐ夜 鈴鹿呂仁 京鹿子 202201
ポインセチア映画の恋に恋をして 辻前冨美枝 202202
手触れたきポインセチアの紅愛し 安立公彦 春燈 202202
愛なんていつも嘘つきポインセチア 西村白杼 京鹿子 202203
ポインセチア町の花屋の華やげり 岡山敦子 京鹿子 202203
ポインセチア花舗の電飾灯るころ 長沢ひろり 202204
華やぐやポインセチアの飾り窓 杉山くみ子 末黒野 202205
祝会やポインセチアの赤燃ゆる 北野節子 末黒野 202205
ポインセチア →1

 

2022年12月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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