合歓の花 6       100句

舟引の妻の唱歌か合歓の花  千那  猿蓑

合歓の花  ねむの花

作品
作者
掲載誌
掲載年月
合歓の花咲いて思ひ出蘇り 久保晴子 雨月 201710
花合歓の紅深み谿深みゆく 金森教子 雨月 201710
合歓の花見て嘆声の往診医 田中臥石 末黒野 201710
合歓咲けり雲一片も無き空に 稲垣佳子 末黒野 201712
合歓の木は居眠るやうに落葉する 田中たつを 雨月 201803
二階より見るをいざなふ合歓の花 稲畑汀子 ホトトギス 201806
合歓の葉のはや眠り初む夕薄暑 上谷昌憲 201807
花合歓に木曽川夜を明け渡す 稲畑廣太郎 ホトトギス 201807
花合歓の一輪に山開けゆく 稲畑廣太郎 ホトトギス 201807
風筋を見せて花合歓句碑を守る 稲畑廣太郎 ホトトギス 201807
合歓の花咲けばめぐりて来る旅路 稲畑汀子 ホトトギス 201807
眠くなる児の手の弛み合歓の花 吉田政江 201809
合歓の花の風にふるへる若狭路 金森信子 雨月 201809
ひと夜経てなほ夢幻なる合歓の花 水野恒彦 201809
手に享くは軽き影もつ合歓の花 有松洋子 201809
うしろより迫る暮色や合歓の花 中江はるみ 馬醉木 201809
合歓咲きて旅の朝湯の陽に戦ぐ 松本鷹根 京鹿子 201809
九十九折の道ゆくバスや合歓の花 北村梢 京鹿子 201809
合歓の空おはようさんは透明に 中原幸子 船団 201809
線描のやうな雨降り合歓の花 栗原公子 201810
ナースのやうにやさしくなれず合歓の花 片山喜久子 雨月 201810
見上げては見下ろす坂の合歓の花 滝澤圭子 雨月 201810
合歓の花一と日ただただ濡れそぼつ 滝澤圭子 雨月 201810
合歓の花保育士よりの便り読み 福岡かがり 雨月 201810
自衛艦旗降納喇叭合歓咲きて 松本三千夫 末黒野 201810
図書館の庭に一本合歓の花 安部和子 雨月 201811
失礼のないやう合歓の睡るまで 井上菜摘子 京鹿子 201811
夕暮れて海鳴り高し合歓の花 石井秀一 風土 201811
亡き妹の睫毛やゆたに合歓の花 中野あぐり 春燈 201811
合歓の花岸辺の灯ゆらめける 遠山のり子 201902
雨の日は二階へ案内合歓の花 稲畑汀子 ホトトギス 201906
鈴の緒の縒りの固きよ合歓の花 コ井節子 馬醉木 201908
合歓咲くか高島茂の忌ぞちかみ 木村嘉男 201908
点滴のゆめにうつつに合歓の花 岩田洋子 201908
花合歓に触れたる風のしなやかに 安斎久英 末黒野 201908
雨音といへるやさしさ合歓の花 城台洋子 馬醉木 201909
朝の日に零す余滴や合歓の花 安立公彦 春燈 201909
人住まぬ旧師の家の合歓の花 立石まどか 201909
思はざる嬰の握力合歓の花 林昭太郎 201909
ゴルフ場潤す花ぞ合歓の花 大橋晄 雨月 201909
合歓咲いて六地蔵様赤き帽 手島伸子 雨月 201909
峰風に花合歓浮かせ過去俯瞰 松本鷹根 京鹿子 201909
雨のまま空の暮れゆく合歓の花 廣瀬雅男 やぶれ傘 201910
野も山もけぶれる里や合歓の花 岡田史女 末黒野 201910
低唱の母に寝落つ子合歓の花 三輪温子 雨月 201910
明日香路のたそがれ合歓の花あかり 宮平静子 雨月 201910
わがけものみちを曲れば合歓の風 井上菜摘子 京鹿子 201910
和を貴ぶ独逸へ捧ぐ合歓の花 伊吹之博 京鹿子 201910
花合歓や斜めの夕日受けとめて 手島伸子 雨月 201911
汲みこぼす水車の音や合歓の花 岡野里子 末黒野 201911
茶屋町や雨にぬれゐる合歓の花 延川五十昭 六花 201911
越前の小雨に合歓の残り花 延川五十昭 六花 201911
合歓咲いてグループホームは坂の上 土井三乙 風土 201912
細枝ごと合歓の散りくる葛飾野 小島良子 201912
合歓は実にピアニッシモの風の歌 木下慈子 馬醉木 201912
昼と夜のあはひの刻よ合歓の花 鈴木光影 201912
時に死とたはむれる日も合歓の花 直江裕子 京鹿子 201912
夕暮の風をさそひて合歓の花 礒貝尚孝 黄落 202003
葉をたたみ今日を畳みて合歓の花 遠藤清子 末黒野 202004
育ちたる高さに咲いて合歓の花 稲畑汀子 ホトトギス 202006
合歓の花咲く旅路あり近づきぬ 稲畑汀子 ホトトギス 202006
合歓の花見下ろす場所に案内せん 稲畑汀子 ホトトギス 202006
老いてゆくこころへ喝と合歓花芽 田中臥石 末黒野 202006
三瓶野を画布として散る合歓の花 稲畑廣太郎 ホトトギス 202007
象潟の旅の思ひ出合歓の花 及川照子 末黒野 202008
花合歓や昼にネオンの港街 森高武 風土 202009
膨らみを仰ぐ薄暮の合歓の花 廣畑育子 六花 202009
火点さぬ川燈台や合歓の花 延川五十昭 六花 202009
夕日染む合歓花風に修身す 松本鷹根 京鹿子 202009
青空に少し疲れて合歓の花 つじあきこ 202009
合歓咲きぬ雨にも笑みぬ友と逢ふ 伊藤希眸 京鹿子 202010
花合歓や淋しい時は風になる 西村白杼 京鹿子 202010
翁にも見せたきほどの合歓の花 小林共代 風土 202010
祖谷渓の瀬音に濡るる合歓の花 笹村政子 六花 202010
合歓の花撫でゆく風の子守唄 涌羅由美 ホトトギス 202011
合歓の花ハグの温みをもう一度 はしもと風里 202011
合歓咲くや彼岸はどこもうす紅に はしもと風里 202011
そこはかとなく灯りけり合歓の花 小林輝子 風土 202011
里山のまだきに暮れて合歓の花 岡野里子 末黒野 202011
昼と夜のあはひの刻よ合歓の花 鈴木光影 201911
花合歓や三瓶の旅の遠くなり 中村襄介 ホトトギス 202012
合歓の花なりたき母にまだなれず 仲里奈央 202101
二階より見て下さいと合歓の花 稲畑汀子 ホトトギス 202106
一仕事又一仕事合歓の花 稲畑汀子 ホトトギス 202107
花合歓や少女に淡き恋心 根本世津 202108
病室の小窓の外や合歓の花 横山さくら 春燈 202108
合歓の花閉ぢてより闇迫りけり 村上國枝 春燈 202108
老醜を風に流して合歓の花 松本鷹根 京鹿子 202108
濡れてをる赤子の睫毛合歓の花 辻美奈子 202109
午後の日はとろりと眠し合歓の花 岡田史女 末黒野 202109
原つぱに風のもどりし合歓の花 藤生不二男 六花 202109
青空のいつか暮れたる合歓の花 森なほ子 あを 202109
車庫に入る回送電車合歓の花 佐藤稲子 やぶれ傘 202110
校庭にしづけさ戻り合歓の花 土井ゆう子 風土 202110
合歓の花弁財天は沼の前 森高武 風土 202110
合歓咲くや何時しか人の住まぬ家 池上昌子 春燈 202110
花合歓の雨遠ざけてゐる二階 本郷桂子 ホトトギス 202111
花合歓の散り敷く雨の大地かな 本郷桂子 ホトトギス 202111
棹歌のくぐりゆくなり合歓の花 山本則男 202112
単線の電車の揺れや合歓の花 布施由岐子 末黒野 202204
合歓の花 →1

 

2022年7月23日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。