猫じゃらし 2    43句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
猫じゃらし内弁慶は風の外 鈴鹿呂仁 京鹿子 201512
遊び下手の昭和一桁猫じやらし 臼杵游児 春燈 201512
川風や丈ののびたる猫じやらし 白石正躬 やぶれ傘 201611
杖の歩に親しく揺れて猫じゃらし 岡淑子 雨月 201611
いじめられ愛されてゐる猫じやらし 江島照美 201612
猫じやらししごかれ通る下校刻 成宮紀代子 201612
月のぼるとき猫じゃらし戯さるる 中川句寿夫 あを 201701
何にでも笑ふ年頃猫じやらし 金子正道 京鹿子 201702
いじめられ愛されている猫じやらし 江島照美 201708
石垣に登りたがる子猫じやらし 生田高子 春燈 201710
猫じやらし元にもどれぬ表情筋 奥田筆子 京鹿子 201712
猫じやらしそつと触れゐるべそかく子 堀岡せつこ 201712
ジャンクションの夜闇明りを猫じやらし 荒木甫 201712
県道と市道の境猫じやらし 高田令子 201712
猫じやらし気ままな風に遊ばるる 渡辺美智子 末黒野 201712
どこまで持ちこたえられるか猫じゃらし 鈴木みのり 201712
次の世は一芸欲しや猫じゃらし 田中藤穂 あを 201801
放水路猫に土産の猫じやらし 赤岡茂子 春燈 201802
風の意に操られゐる猫じやらし 赤岡茂子 春燈 201802
猫じやらし風と戯る放水路 赤岡茂子 春燈 201802
遠近の人招きゐる猫じやらし 赤岡茂子 春燈 201802
魂をくすぐっている猫じゃらし つじあきこ 船団 201805
誰も来ぬ裏道なれや猫じやらし 沼田巴字 京鹿子 201810
猫じゃらしの風散策の歩を急かす 山本漾子 雨月 201811
遊びつつ遊ばれゐたり猫じやらし 土屋啓 馬醉木 201811
落日を明日もここで猫じゃらし 笹村恵美子 201812
牛臭き友の衣服や猫じやらし 田中臥石 末黒野 201812
副都心のあちらこちらに猫じやらし 鈴木昌子 やぶれ傘 201902
老い一人暮らす世の中猫じやらし 沼田巴字 京鹿子 201910
幼子が猫をじやらしぬ猫じやらし 今村千年 末黒野 202001
猫じやらしはや身につきし遊び癖 政時英華 京鹿子 202001
「管理地」の看板古び猫じやらし 松本善一 やぶれ傘 202002
猫じやらし揺らす東京行電車 白石正躬 やぶれ傘 202002
己の尾くるくるまはす猫じゃらし 江見巌 六花 202011
猫じやらし風とたはむる一日かな 矢野美沙子 202012
好き嫌ひ風にもあるや猫じやらし 森清堯 末黒野 202012
ゆれながら枯れ切つてゆく猫じやらし 武藤節子 やぶれ傘 202101
遊びたき風の集まる猫じやらし 山本則男 202102
緩やかに生きるが大地猫じゃらし 伊藤昌枝 202112
登校の小さき道草猫じやらし 橋本貴美代 春燈 202112
猫じやらし撫づれば濡れてをりにけり 笹村政子 六花 202112
君の項撫づれば悲鳴猫じやらし 竹村淳 202112
ちぎりては揺らしてみせる猫じやらし 小池一司 やぶれ傘 202112
猫じゃらし→1

 

2022年8月30日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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