ナイター 68句
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作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
ナイターの監督出でてなほも揉め | 古屋元 | 沖 | 199809 |
病室の音消してあるナイター戦 | 安井よしこ | ヒッポ千番地 | 199910 |
ナイターの照明届く田を植ゑる | 永野秀峰 | ぐろっけ | 200107 |
ナイターや浜風強き最上段 | 谷野由紀子 | 俳句通信 | 200108 |
ナイターの灯がぽっかりと闇に浮く | 泉田秋硯 | 苑 | 200110 |
ナイターに巨人が勝ってパパご機嫌 | 関口智也 | あを | 200206 |
ナイターの五万五千の中の我 | 竹内扶佐子 | 帆船 | 200308 |
ナイターを待つ列にきて商へり | 中島瑞枝 | 百鳥 | 200309 |
夫拘束されっぱなしよ又ナイター | 野村智恵子 | 八千草 | 200501 |
ナイターやソファーは私のボックスシート | 中島英子 | 八千草 | 200508 |
夜間野球煌々このくにたみのかなしき闘志 | 瀧春一 | 瓦礫 | 200606 |
満員電車でナイターのことなど言ふな | 上谷昌憲 | 沖 | 200609 |
ナイターの忿懣ごつた返す駅 | 上谷昌憲 | 沖 | 200610 |
ナイターのウェーブにのる迂闊かな | 上谷昌憲 | 沖 | 200710 |
雲の峯かぞヘナイター開始待つ | 泉田秋硯 | 苑 | 200711 |
ナイターにうつつを抜かし葉月果つ | 久保晴子 | 雨月 | 200712 |
ナイターや昔西鉄とふありき | 水原春郎 | 馬醉木 | 200807 |
たぬき寝の負ナイターをきけるらし | 水原秋櫻子 | 馬醉木 | 200808 |
ナイターの阪神に声尽くしたる | 木村美猫 | ぐろっけ | 200809 |
ナイターの白線草に来て消えし | 伊藤ふみ子 | 狩 | 200811 |
ナイターをみて婚活に顔火照る | 佐用圭子 | 璦 | 200910 |
浜風に乗りナイターの大歓声 | 涌羅由美 | ホトトギス | 200912 |
ナイターといふ興奮の連帯感 | 涌羅由美 | ホトトギス | 200912 |
ナイターの余韻ひきずる車両かな | 涌羅由美 | ホトトギス | 200912 |
ナイターの照明うつる霧の湖 | 長谷川幸恵 | 酸漿 | 201001 |
ナイターに人生論も交へけり | 久米なるを | 鴫 | 201010 |
ナイターの忿怒を呑み電車発つ | 上谷昌憲 | 沖 | 201011 |
ナイターといふ連立ちてゆくところ | 安原葉 | ホトトギス | 201012 |
浜風にナイターの灯の点り初む | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201107 |
ナイターの灯に縦縞の燃えてをり | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201107 |
ナイターや六甲おろし聞くまでは | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201107 |
ナイターや黒と黄色が宙を舞ふ | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201107 |
ナイターの済まねば仕事手につかず | 稲畑汀子 | ホトトギス | 201107 |
引き分けといふナイターに疲れけり | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201108 |
ナイターはしばし忘れて大会へ | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201108 |
ナイターの先制点に押し黙る | 上谷昌憲 | 沖 | 201108 |
ナイターの虚空へ消えし打球かな | 稲岡長 | ホトトギス | 201111 |
ナイターの売子通路を走るはしる | 山口ひろよ | 鴫 | 201111 |
星空にナイター明り浮くところ | 安原葉 | ホトトギス | 201112 |
ナイターのかたちに天の抜けゐたり | 石川笙児 | 馬込百坂 | 201206 |
ナイターや怒濤の如く波となる | 稻畑汀子 | ホトトギス | 201207 |
ナイターのことはさておき祝ぎの座へ | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201208 |
ナイターや丸屋根に射す茜色 | 赤座典子 | あを | 201210 |
ナイターのかたちに空の抜けゐたり | 石川笙児 | 沖 | 201301 |
ナイターのどよめき駅に及び来し | 千原叡子 | ホトトギス | 201303 |
父の日やナイターの芝眩しみて | 広渡敬雄 | 沖 | 201306 |
ナイターを見たから今日は二日酔ひ | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201307 |
ナイターのとどめの犠打の転々々 | 上谷昌憲 | 沖 | 201311 |
ナイターや溜息となる浜の風 | 山田佳乃 | ホトトギス | 201312 |
逆転のナイター傘も総揺れに | 綿谷ただ志 | 馬醉木 | 201508 |
ナイターの連敗免るあと一球 | 甕秀麿 | 鴫 | 201608 |
ナイターは消え塾の灯は煌々と | 大島寛治 | 雨月 | 201611 |
ナイターの歓声萎みゆくファウル | 木暮陶句郎 | ホトトギス | 201701 |
一斉点灯ナイターの芝浮き上がる | 吉田政江 | 沖 | 201708 |
ナイターや箸もどかしき冷奴 | 水原秋櫻子 | 馬醉木 | 201708 |
ナイターの万の同志と狂(ふ)れてをり | 楠原幹子 | 沖 | 201709 |
ナイターの灯に雨脚の見えてきし | 大久保白村 | ホトトギス | 201712 |
ナイターや何時まで続く月曜日 | 荻布貢 | 槐 | 202008 |
ナイターや放送席はおしづかに | 篠田大佳 | あを | 202009 |
ナイターのジュニアサッカー椚の芽 | 渡邊孝彦 | やぶれ傘 | 202105 |
ナイターの捕手のマスクの横つ飛び | 石田静 | 沖 | 202109 |
ナイターの灯のいきいきと無観客 | 山田健太 | 風土 | 202109 |
ナイターの灯に吸はれゆく大ファウル | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 202207 |
ナイターや神対神の泥試合 | 篠田大佳 | あを | 202209 |
2023年7月3日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。
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