長 崎      142句

広島  長崎

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
長崎のオランダ万才変り雛 野中貴倶子 円虹 199901  
長崎忌音なき時間焦臭き 保坂加津夫 いろり 199909  
長崎は夕焼空の下にあり 西山胡鬼 京鹿子 199911  
海一まい隔てて長崎忌なりけり 西山胡鬼 京鹿子 199911  
磔刑の既に聲なし蟲しぐれ 中原道夫 銀化 199912 長崎
所望やれ秋の勇魚に水一斗 中原道夫 銀化 199912

長崎くんち、萬屋町は

七年振りに鯨の潮吹き

その年の秋草戰ぐことのなし 中原道夫 銀化 199912 昭和二十三年長崎
かの広島長崎蝉の穴無数 柴田いさを 船団 199912  
蠅去つて長崎の鐘鳴止みぬ 松山律子 六花 200009  
長崎に海の名五つ雁渡し 能村研三 200012 平戸・生月島
ロザリオを心の妻と長崎忌 松本米子 あを 200109  
三伏の長崎に入るのどぼとけ 小形さとる 200111  
長崎に海の名七つ秋澄めり 能村研三 200112  
長崎本線海にかたぶく蜜柑山 石橋翠 いろり 200112  
長崎の牧師を迎ふ梅の花 八木葉子 酸漿 200204  
長崎への俵物たり干海鼠 古里蝶次 200204  
ぴかどんと身の内になほ長崎忌 長山野菊 雲の峰 200210  
小春日の長崎となす晴れ女 鎮田紅絲 200302  
鎮魂の風雨やはらぐ長崎忌 浜明史 風土 200310  
坂の上にもうひとつ坂長崎忌 平田倫子 百鳥 200311  
慰霊碑を寮歌で囲み長崎忌 達山丁字 200311  
師走朔日海のしるべの崖マリア 能村研三 200401 長崎・神の島教会
阿蘭陀坂領事(コンスイ)通り冬ぬくし 築城百々平 馬醉木 200402

コンスイ―consui

の長崎読み

医学生なりし八十路の長崎忌 築城百々平 馬醉木 200402  
ポーロ永井の講義受けにき長崎忌 築城百々平 馬醉木 200402  
春の海長崎絵地図島点点 東亜未 あを 200406  
長崎忌水押しあてて顔洗ふ 辻尚子 200410  
長崎の平和の鐘や雲の峰 芝尚子 あを 200410  
青空へ鎮魂の鐘長崎忌 沼口蓬風 河鹿 200411  
風も水も灼けて長崎鐘鳴れり 岩渕彰 遠嶺 200411  
山高帽かぶりてくんちくんちかな長崎くんち 水原春郎 馬醉木 200412  
くんち屏風一双長崎八景図 築城百々平 馬醉木 200502  
花菜風長崎の海きらめけり 長谷川通子 雲の峰 200504  
賽銭は炉で焼く習ひ朝曇 能村研三 200508 長崎唐人屋敷
山頂に雲湧き長崎原爆忌 徳田正樹 河鹿 200509  
坂多き長崎の街梅雨に入る 徳田正樹 河鹿 200509  
鐘鳴らす鎮魂の歌長崎忌 沼口蓬風 河鹿 200510  
夜を徹し潮騒聞けり長崎忌 徳田正樹 河鹿 200510  
紫陽花は長崎の花マリア様 苑田ひろまさ 200510  
とむらひの鐘の長崎蝉時雨 新井泰子 馬酔木 200511  
くすしなる友に遺書あり長崎忌 福間須美江 200511  
学校に蛇口の並ぶ長崎忌 齋藤厚子 200611  
紙鶴に熱き息吹く長崎忌 田中芳夫 200611  
鳥渡るわが国鉄道発祥地 及川澄江 風土 200701 長崎
長崎忌更けてクルスの月赤し 山元志津香 八千草 200702  
教会へ四月の汗をそのままに 布川直幸 200707 長崎
斜面都市長崎の坂芽吹き急 布川直幸 200707 長崎
春潮や斜面にちらす生活の灯 布川直幸 200707 長崎
長崎忌首にタオルを巻いてゆく 吉村摂護 200709  
汗し行く長崎坂の平和町 苑田ひろまさ 200709  
長崎忌少女らあらた合掌す 池田光子 200710  
長崎や竹をまじへて山粧ふ 鷹羽狩行 200711 長崎・平戸
帰燕けふ殉教の島隠すほど 鷹羽狩行 200711 長崎・平戸
秋の声なりやオラショの声なりや 鷹羽狩行 200711 長崎・平戸
旅立つといふことのなき納戸神 鷹羽狩行 200711 長崎・平戸
干し飛魚(あご)の嘴(はし)の鋭き秋の風 鷹羽狩行 200711 長崎・平戸
海ここに始まる平戸いわし雲 鷹羽狩行 200711 長崎・平戸
遺跡を道しるべの旅や秋の風 鷹羽狩行 200711 長崎・平戸
秋潮の濃淡の縞長崎鼻 岡田章子 ぐろっけ 200801  
長崎の邪宗の坂や白秋忌 苑田ひろまさ 200802  
長崎は家の灯重ね春の月 柴田佐知子 200804  
鶴引くや長崎の鐘鳴るなへに 鷹羽狩行 200805 中村孝一氏を悼み
ランタンや長崎の春動き出す 工藤はるみ 風土 200805  
ばつてんと長崎弁が夕薄暑 瀬島洒望 やぶれ傘 200808  
これよりは長崎街道花の冷 樋口みのぶ 200808  
爆竹を防ぐ耳栓精霊会 坂上香菜 200810 長崎
冬ぬくしクルスをつけし鬼瓦 能村研三 200901 長崎・出津
隠れ耶蘇住む一峡の冬日濃し 能村研三 200901 長崎・出津
イヴに想ふかの長崎の穴マリヤ 木村茂登子 あを 200902  
けふひと日ああ長崎の凧が飛ぶ 大西よしき ろんど 200908  
灼くるもの翳失ひて長崎忌 苑田ひろまさ 200909  
長崎で生死分かちし原爆忌 達山丁字 200910  
日曜日一人黙祷長崎忌 須賀敏子 あを 200910  
折り鶴の青き翼や長崎忌 こがわけんじ 炎環 200910  
長崎忌鉄砲百合の咲き初めし 小川玉泉 末黒野 200911  
長崎のあの日は今も一学徒 達山丁字 200911 学徒動員
亡き友に捧げる一日長崎忌 苑田ひろまさ 200911  
青空に一片の雲長崎忌 加藤千津 ろんど 200911  
長崎や積み上げしごと冬灯 荒井千佐代 201002  
凧合戦長崎弁のはじけ合ふ 中島久子 馬醉木 201007  
こみ上げてくる露けさよ長崎よ 稲畑汀子 ホトトギス 201010  
語り部に子等のまなざし長崎忌 末田洋 201010  
長崎は初任の街よ夾竹桃 鈴木阿久 201010  
そぞろ寒長崎の道問はれても 稲畑廣太郎 ホトトギス 201010  
八月の長崎の空まぶしかり 山口キミコ 201010  
如己堂を訪うて無言の長崎忌 山口キミコ 201010  
ロザリオに残る閃光長崎忌 宮井知英 201010  
献水は子孫揃ひて長崎忌 山田智子 201011  
被爆者が唄ふ「ヒバクシャ」長崎忌 山田智子 201011  
らくがきがあの子の遺品長崎忌 山田智子 201011  
炎天に長崎の鐘のみ響く 山田智子 201011  
折り鶴の色あざやかや長崎忌 園田惠子 末黒野 201011  
長崎忌調子外れの法師蝉 吉村摂護 201101  
見渡せる長崎鼻にきんぎょ草 長谷川鮎 ぐろっけ 201102  
殉教の幼き足や鳥雲に 高倉和子 201105 長崎二十六聖人
卯波立つ離島減らしの橋架かる 能村研三 201107 長崎・善丁谷、伊王島
踏絵より悲し長崎殉教図 後藤比奈夫 ホトトギス 201108  
麦秋の海光返し天主堂 吉田政江 201108 長崎吟行
長崎の土用三郎曇りけり 天野美登里 やぶれ傘 201111  
聖玻璃に海光もゆる枇杷の花 水原秋櫻子 馬醉木 201111 『蓬壺』
今日も又日のあかあかと長崎忌 加藤千津 ろんど 201111  
長崎の闇動きだす精霊船 山田ひさし 馬醉木 201111  
長崎の月の明りの澪つくし 大森尚子 風土 201202  
大年の暮るる長崎山囲ひ 荒井千佐代 201203  
長崎の兄貴経由の雪だより 齋藤厚子 201204  
如己堂を訪うて無言や長崎忌 山口キミコ 九十九島 201209  
深鍋にパスタの渦や長崎忌 吉田葎 201210  
長崎の坂また坂や寒波来 荒井千佐代 201212  
春風や長崎の町は坂ばかり 杉本薬王子 風土 201304  
昭和の日鳴呼広島よ長崎よ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201304  
片陰に黙祷始む長崎忌 赤座典子 あを 201310  
志士い行きし長崎街道曼珠沙華 塩見英子 雨月 201401  
長崎の夜景眼下に年惜む 築城百々平 馬醉木 201402  
見はるかす九十九島の秋夕焼 難波篤直 201404 長崎
角燈(ランタン)の灯る長崎春の宵 山口キミコ 201405  
含蓄のアンジェラスの鐘長崎忌 中島玉五郎 201409  
聖鐘に黙祷ふかし長崎忌 貞吉直子 馬醉木 201410  
片陰に黙祷始む長崎忌 赤座典子 あを 201410  
長崎やひしめく家へ大夕立 山内碧 201411  
くんち果つ長崎港は藍深め 荒井千佐代 201501  
泣く如く城址の石や冬の雨 加藤富美子 201502 長崎
北風の打擲受くる岬径 加藤富美子 201502 長崎
声あぐる柱状節理冬怒濤 加藤富美子 201502 長崎
絵硝子のイエスの一世冬日差 加藤富美子 201502 長崎
押花の緑うつすら長崎忌 広渡敬雄 201509  
学童の歌声澄めり長崎忌 久留米脩二 馬醉木 201511  
長崎忌すなはち妻の誕生日 加藤昌安 末黒野 201612  
長崎の鐘の鳴りたり春の旅 平澤侃 末黒野 201705  
巴里祭の長崎の夜は星流れ 天野美登里 やぶれ傘 201708  
八月の長崎祈りの朝の来る 栗山恵子 雨月 201711  
マリア像の輿のお練や長崎忌 小木曽文明 雨月 201711  
長崎の鐘静かに歌ふ長崎忌 小木曽文明 雨月 201711  
長崎の人は健脚冬ぬくし 稲畑汀子 ホトトギス 201712  
長崎の冬晴といふ俯瞰あり 稲畑汀子 ホトトギス 201712  
長崎の坂寒天を貫ける 稲畑廣太郎 ホトトギス 201712  
寒灯を揺すり長崎ぶらぶら節 稲畑廣太郎 ホトトギス 201712  
信号のいくたびも赤長崎忌 善野烺 六花 201712  
長崎に住もう枇杷咲く五、六日 坪内稔典 船団 201806  
去りがたき街の一つや長崎忌 西村潭 201811  
傷つきしマリアと盆の長崎で 酒井たかお 201904  
鯵並ぶ長崎産の札つけて 丑久保勲 やぶれ傘 201907  
御船蔵南風の入江のささら波 能村研三 201908 長崎大村

 

2019年8月9日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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