長き夜 3       82句

長き夜や心の鬼が身を責める    一茶

夜長   長き夜

作品
作者
掲載誌
掲載年月
長き夜の祈りめきたる独り言 稲畑廣太郎 ホトトギス 201609
長き夜や二小節しか弾けぬ曲 稲畑廣太郎 ホトトギス 201609
長き夜の恋語るには狭き部屋 稲畑廣太郎 ホトトギス 201609
長き夜の好みを読めぬ本の棚 黒坂紫陽子 馬酔木 201611
町中を野牛の歩く長き夜 島玲子 風土 201611
長き夜やくるくる回るティーバッグ 小山陽子 やぶれ傘 201611
長き夜の闇は光を包み込む 江島照美 201612
長き夜の羅馬神話の今佳境 荒井和昭 201612
荒縄で地蔵しばられ長き夜 足立良雄 201612
長き夜のキッチンタイマー鳴らしけり 小林文良 春燈 201612
長き夜やくるくる回るティーバッグ 小山陽子 やぶれ傘 201612
病得て長き夜わたる椀の舟 遠野あきこ 船団 201612
日つむりてメガネ休める長き夜 宮野了子 201612
灯を消して長き夜の闇始まりぬ 金森教子 雨月 201701
長き夜や過客いくたり眼裏に 岩月優美子 201701
長き夜や母にならずに伯母になり 木戸渥子 京鹿子 201701
果てしなき長き夜に舟漕ぎ出しぬ 田尻勝子 六花 201701
長き夜や樋をあふるる雨の音 田中素直 201612
長き夜や開けてまぼしき冷蔵庫 松尾龍之介 201701
長き夜にペンのインクのまた切れる 小山陽子 やぶれ傘 201701
長き夜の奄美六調こころうた 七郎衛門吉保 あを 201701
長き夜を眠るため読む「草枕」 田原陽子 201702
長き夜のめでたき舞の照り扇 原田しずえ 万象 201702
長き夜の逸話果てなき同期会 高木邦雄 末黒野 201702
長き夜を昭和昭和の歌合戦 竹村淳 201703
息絶えし妻との別れ長き夜 赤川誓城 ホトトギス 201704
長き夜の底へ底へ星月夜 甲斐いちびん 船団 201707
長き夜へ夢の寝返り打ちにけり 山田六甲 六花 201709
長き夜のいつまで続く旅話 稲畑汀子 ホトトギス 201709
長き夜や一惑星の一史実 稲畑廣太郎 ホトトギス 201709
長き夜の能舞台に宇宙船 おーたえつこ 201712
長き夜を麹ふつふつ覚めており 松井季湖 201712
長き夜の「愛誦の詞華」気韻満つ 三留早苗 201712
長き夜を育てし遠野物語 樋口英子 201801
長き夜の音量しぼるサスペンス 松井志津子 201801
長き夜や使ひ切れずの青春切符 高野昌代 201801
長き夜のつまぐる念珠の軽さかな 平野多聞 201801
旅装解き常の長き夜また楽し 木村瑞枝 やぶれ傘 201712
旅装解き常の長き夜また楽し 木村瑞枝 六花 201712
長き夜を歌仙巻きたる話など 今井千鶴子 ホトトギス 201802
厨の灯消し長き夜の灯をともす 今橋眞理子 ホトトギス 201802
長き夜の隣家のピアノドレミドレミ 木戸渥子 京鹿子 201802
病みをれば長き夜さらに長からむ 木村享史 ホトトギス 201803
長き夜を話して尽きず虚子のこと 木村享史 ホトトギス 201803
長き夜を読みつぐ恋の成就まで 亀井福恵 京鹿子 201804
多分身を寄せ長き夜の水子どち 池田澄子 201805
長き夜やぶっちゃけている小抽出し 林せり 船団 201806
長き夜を嵐に対峙する泊り 稲畑廣太郎 ホトトギス 201810
長き夜に生きゆく道を読み返す 松本鷹根 京鹿子 201811
長き夜の一皿加へ娘を待ちぬ 笹村政子 六花 201812
長き夜の脳裏かすめる過客かな 岩月優美子 201812
長き夜や隣家のテレビ洩れきたる 中上馥子 春燈 201812
長き夜を小さん志ん生金馬かな 夏生一暁 馬醉木 201901
長き夜は工事の音がするばかり 小山よる やぶれ傘 201901
長き夜や墨するときは正座して 小林和子 201901
長き夜ハワイ土産の絵本見る 齋藤朋子 やぶれ傘 201902
長き夜の息もつかせぬ立志伝 永淵惠子 201902
長き夜の気儘なりけり白むまで 大塚たきよ 201902
長き夜の救急車の音夜もすがら 大塚たきよ 201902
一人づつ鍵持つて出る長き夜 島玲子 風土 201903
長き夜の別れ話に倦みにけり 永淵惠子 201904
長き夜や腕の血管うねうねと 小山よる やぶれ傘 201911
拡大鏡使ふ暮しや長き夜 長崎桂子 あを 201912
運命さだめなき楕円のボール長き夜 鈴鹿呂仁 京鹿子 201912
長き夜のはじめに開く電子本 土井三乙 風土 201912
長き夜やルーぺめがねの別世界 磯野青之里 六花 202001
長き夜の雨垂れ拍子五更まで 布施由岐子 末黒野 202001
長き夜のドレミの歌は空耳か はしもと風里 202001
長き夜やラジオの声の柔らかき 五十嵐貴子 末黒野 202002
長き夜の占ひの札うらがへす 小田嶋野笛 末黒野 202002
膝立てて爪切つてゐる長き夜 住田千代子 六花 202002
長き夜のワイングラスは此れと決め 秋山信行 やぶれ傘 202002
長き夜スノームーンに手を広ぐ 秋川泉 あを 202004
長き夜や幾多の苦難振り返る 井上正子 春燈 202011
長き夜がむしやらにするペン回し 小山よる やぶれ傘 202101
離れ屋の時計鳴りゐる長き夜 白石正躬 やぶれ傘 202101
妻遺す蔵書繙く長き夜 河野昭彦 ホトトギス 202102
長き夜や転べる犬をまた抱く 山浦紀子 春燈 202102
長き夜や耳を領する秒針音 岡野里子 末黒野 202102
長き夜やハートの王の片まなこ 小田嶋野笛 末黒野 202102
長き夜やカミュのペストを斜め読み 高木邦雄 末黒野 202102
長き夜や子に音読をすすめられ 杉山善信 末黒野 202102
長き夜→1

 

2021年9月8日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。