短 夜 3      23句

短夜や空とわかるゝ海の色    几董

短夜  明早し  短か夜

作品
作者
掲載誌
掲載年月
短夜の開きしままの季寄せかな 小倉陶女 春燈 202108
短夜のまた読み返す師の句集 関根揺華 202109
短夜やホテルの裏のランドリー 兵藤惠 202109
短夜の溺るる如く目覚めをり 山田六甲 六花 202109
短夜の人間失格読み止しに 土井三乙 風土 202109
短夜や追悼「空」をかたへにし 林いづみ 風土 202109
短夜や句帳の余白そのままに 木下圭子 ホトトギス 202110
短夜の箱に仕舞ひし智恵子抄 田中佐知子 風土 202110
短夜を覚めて死にゆく人思ふ 志方章子 六花 202110
短夜と思ひつつ書き継げるかな 岩岡中正 ホトトギス 202111
短夜の途切れ途切れの夢見かな 河野昭彦 ホトトギス 202111
現れし短夜の星別れ惜し 安原葉 ホトトギス 202112
短夜を倦み仰向けにうつ伏せに 服部早苗 202112
短夜のまぶたを叩く雨の音 石原孝人 京鹿子 202206
短夜の明くる地球の鼓動かな 坂本依誌子 春燈 202209
短夜の門は錆びたる鍵のまま 天野美登里 やぶれ傘 202209
短夜を寝惜しみ旅の夜は明けぬ 黒滝志麻子 末黒野 202209
短夜や片つ端から拾ひ読み 太田良一 末黒野 202209
短夜の夢は短しそして今 篠田大佳 あを 202209
短夜や夢の続きは亡き娘出よ 笹村政子 六花 202209
短夜やことばはせぬままの夢 岡本尚子 風土 202210
短夜や早や爆撃の近き音 山中志津子 京鹿子 202210
短夜の屍の夫に添ひゐたり 大西乃子 202212
短夜→ 1

 

2023年7月4日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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