作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
水の秋松ぼつくりの浮いてをる | 延広禎一 | 槐 | 199902 |
堀端に落ちて見事な松ぼくり | 末益冬青 | 俳句通信 | 200001 |
てのひらの松ぼつくりに夕焼入れ | 本山卓日子 | 京鹿子 | 200004 |
孕み鹿の腹に落ちたる松ぼくり | 加藤真起子 | 火星 | 200006 |
仰山な松ぼつくりの上に空 | 西田美智子 | 槐 | 200010 |
原宿の松ぼつくりのオブジエかな | 安永圭子 | 風土 | 200401 |
初東風や渚にひろふ松ぼくり | 門脇なづな | 対岸 | 200403 |
松ぼくりまみれの枝や冬ざるる | 河崎尚子 | 火星 | 200503 |
松ぼくりわが前に落ち秋終る | 定梶じょう | あを | 200512 |
啓蟄の地に目を覚ます松ぼくり | 村越化石 | 濱 | 200605 |
惜春や杖もて探る松ぼくり | 村越化石 | 濱 | 200607 |
松ぼくり一つを膝に日向ぼこ | 村越化石 | 濱 | 200803 |
松ぼっくりのころがる椅子にかけてみる | 吉弘恭子 | あを | 200804 |
松ぼくり開き三千世界かな | 冨松寛子 | 槐 | 201001 |
寒雀飛び立つ浜の松ぼくり | 森理和 | あを | 201003 |
梅雨の入松ぼっくりは青きまま | 早崎泰江 | あを | 201008 |
炉に燃ゆる松ぼつくりは火の花に | 今中道子 | 苑 | 201103 |
松ぼくり雨滴の中の持時間 | 鈴鹿仁 | 京鹿子 | 201110 |
老鹿に松ぼつくりの散らばれる | 大川八重子 | 火星 | 201201 |
如月や松ぼつくりを蹴りし音 | 涼野海音 | 火星 | 201206 |
冬萌や松をこぼるる松ぼくり | 大竹淑子 | 風土 | 201304 |
着ぶくれて拾ふ皇居の松ぼくり | 山本耀子 | 火星 | 201402 |
松ぼくり掃き寄せてあり鯉の池 | 田中藤穂 | あを | 201501 |
松ぼくり夏のみやげに二袋 | 石森理和 | あを | 201809 |
五種類の松ぼくり有りかき氷 | 石森理和 | あを | 201809 |
母の膝取り合うてをり松ぼくり | 若見洋子 | 馬醉木 | 202002 |
おじいさん松ぼっくりが落ちまして | つじあきこ | 瓔 | 202003 |
祇王寺の苔むす磴の松ぼくり | 奥田眞二 | 春燈 | 202301 |
2023年10月29日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
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