松ぼくり   29句

新松子  松ぼくり  松毬  松ふぐり  松笠

作品
作者
掲載誌
掲載年月
水の秋松ぼつくりの浮いてをる 延広禎一 199902
堀端に落ちて見事な松ぼくり 末益冬青 俳句通信 200001
てのひらの松ぼつくりに夕焼入れ 本山卓日子 京鹿子 200004
孕み鹿の腹に落ちたる松ぼくり 加藤真起子 火星 200006
仰山な松ぼつくりの上に空 西田美智子 200010
原宿の松ぼつくりのオブジエかな 安永圭子 風土 200401
初東風や渚にひろふ松ぼくり 門脇なづな 対岸 200403
松ぼくりまみれの枝や冬ざるる 河崎尚子 火星 200503
松ぼくりわが前に落ち秋終る 定梶じょう あを 200512
啓蟄の地に目を覚ます松ぼくり 村越化石 200605
惜春や杖もて探る松ぼくり 村越化石 200607
松ぼくり一つを膝に日向ぼこ 村越化石 200803
松ぼっくりのころがる椅子にかけてみる 吉弘恭子 あを 200804
松ぼくり開き三千世界かな 冨松寛子 201001
寒雀飛び立つ浜の松ぼくり 森理和 あを 201003
梅雨の入松ぼっくりは青きまま 早崎泰江 あを 201008
炉に燃ゆる松ぼつくりは火の花に 今中道子 201103
松ぼくり雨滴の中の持時間 鈴鹿仁 京鹿子 201110
老鹿に松ぼつくりの散らばれる 大川八重子 火星 201201
如月や松ぼつくりを蹴りし音 涼野海音 火星 201206
冬萌や松をこぼるる松ぼくり 大竹淑子 風土 201304
着ぶくれて拾ふ皇居の松ぼくり 山本耀子 火星 201402
松ぼくり掃き寄せてあり鯉の池 田中藤穂 あを 201501
松ぼくり夏のみやげに二袋 石森理和 あを 201809
五種類の松ぼくり有りかき氷 石森理和 あを 201809
母の膝取り合うてをり松ぼくり 若見洋子 馬醉木 202002
おじいさん松ぼっくりが落ちまして つじあきこ 202003
祇王寺の苔むす磴の松ぼくり 奥田眞二 春燈 202301

2023年10月29日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。