牧開き       49句

牧開き   牧閉ず

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
山風に切り幣の舞ふ牧開き 西川よし子 春耕 199907  
戸隠山へ鐘響かせて牧ひらく 小林碧郎 馬醉木 199908  
牧開き柵の板戸の牛の護符 皆川盤水 春耕 200006  
病む牛に敷藁替へて牧開き 三嶋八千穂 ぐろっけ 200007  
ぬかるみを跳ね駈けぬけて牧開 磯田富久子 200104  
朝東風や子牛の牧舎まだ開かず 安倍いさむ 円虹 200106  
八ヶ岳一峰けはし牧開き 唐沢静男 春耕 200107  
まつ先に塩桶とどく牧開き 皆川盤水 春耕 200203  
牧開き雲湧く果ての草千里 登坂章一 春耕 200204  
鳥あまた空に帰して牧ひらく 柴田佐知子 200305  
牧開き近み牧夫等柵繕ふ 高橋正彦 200306  
さい果てに名馬の育つ牧開き 嶋木勝次郎 遠嶺 200307  
那須岳の春雪ふぶく牧開き 飯塚雅子 200401  
牧開き駒放たれて風となる 松本圭司 200405  
牧開きのゴビ灘塩湖白々と 松崎鉄之介 200406  
いろいろのハーブをくべて牧開き 高尾豊子 火星 200406  
手囲ひのミルクが熱し牧開き 千手和子 馬醉木 200406  
牧開き白く塗られし馬柵かな 藤田千代江 200406  
広漠たる斥鹵に開く駱駝の牧 松崎鉄之介 200406  
入口に閂掛けて牧開 延江一宏 築港 200407  
牧開き嶺を仰ぎて牛啼けり 上岡三江 栴檀 200409  
牧開く水音高き林抜け 遠野萌 200504  
主来て馬にもの言ふ牧開 石原光徳 酸漿 200507  
牧開牛皆耳に札をつけ 能沢和子 築港 200507  
郭公や牧守小屋を開け放ち 上柿照代 馬酔木 200511  
烙印も風に吹かるる牧開き 宇都宮滴水 京鹿子 200603  
牧開き牛は水場へおづおづと 堤京子 馬醉木 200605  
洗はれて子ら待つ仔牛牧開き 藤野力 馬醉木 200605  
牧開き尾の根を掴み牛馭せり 磯崎兼久 200608  
牧場の門開け放つ梅雨晴間 坂根白風子 200609  
牧びらき新生代の息吹かな 近藤喜子 200706  
木曾馬に風のあつまる牧開き 岬雪夫 200708  
炎天ヘドア開け放ち牧師館 清水幸治 200711  
牧開き馬塞打つ音の餌かな 大坂せうじ 200807  
ぬかるみにはまりし牛や牧開 黒坂紫陽子 馬醉木 200808  
聖時鐘の高きを渡る牧びらき 近藤敏子 200907  
岳麓を雲押しのぼり牧開く 渡辺昭 200909  
ひと雨の草籍きつめて牧開 佐藤いね子 馬醉木 201012  
吹く風を牧に余して牧開き 布川直幸 201103  
我先にとび出す牛や牧開 宮原悦子 雨月 201207  
牧開けセピアサイロの草の花 水野範子 ぐろっけ 201312  
鳥声の靄にくぐもる牧開き 矢崎すみ子 201505  
槌音の朝をしきりに牧開 近藤暁代 馬醉木 201507  
牛らみな両耳にタグ牧開き 松本善一 やぶれ傘 201608  
牧開き出渋る牛の尻を押す 内海良太 青嶺 201612  
長くひく牛の一声牧開き 宮坂恒子 201806  
牧開光りの小川飛び越える 辻響子 201806  
牧開き仔馬のかける鳥轍図 江見巌 六花 201905  
黒牛の鼻よく濡るる牧開き 秋山蔦 春燈 201908  

 

2020年4月5日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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