崩れ簗    71句

帰り来る魚のすみかや崩れ梁   丈草

崩れ梁  下り簗

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
大草鞋懸かりてゐたり崩れ簗 三原清暁 春耕 199902  
裏山の闇おそろしき崩れ簗 樋口英子 朝桜 199904  
板橋を犬もつきくる崩れ梁 田中矢水 遠嶺 200001  
伏草にしびれ切らせし崩れ簗 中原道夫 銀化 200010  
河の流れ生き返りたる崩れ簗 勝山律子 200011  
ただ一度見し崩れ簗波立てり 藤田宏 200101  
かすがひで閉ぢし番屋や崩れ簗 出岡実 春耕 200201  
山窪に落人の里崩れ簗 伊佐春子 春耕 200201 秋山郷
否応もなく晩年へ崩れ簗 山口速 200201  
対岸に鵯騒ぎゐる崩れ簗 岩崎正子 春耕 200201  
崩れ簗打つ大粒の山の雨 海老澤映草 春耕 200202  
分水嶺近き山里崩れ簗 稲畑汀子 ホトトギス 200211  
崩れ簗にもかゝりたるものは幸 稲畑汀子 ホトトギス 200211  
流れ行く雲の下なる崩れ簗 加藤廣子 火星 200212  
崩れ簗水に明暗遅速あり 大串章 百鳥 200212  
月下にて足もと暗む崩れ簗 高橋さえ子 200302  
風白し魚の寄りゐる崩れ簗 北吉裕子 雲の峰 200312  
小魚のきらめき止まぬ崩れ簗 岡本明美 雲の峰 200312  
崩れ簗けば立つ川となりゐたり 高倉和子 200312  
崩れ簗疲れ知らざる水走る 大串章 百鳥 200312  
山影を置き夕暮の崩れ簗 川口襄 遠嶺 200401  
鶺鴒のつと来ては去る崩れ簗 中島正夫 対岸 200402  
崩れ簗水のうら側水ふゆる 宇都宮滴水 京鹿子 200409  
崩れ簗水のうら側みづの占む 宇都宮滴水 京鹿子 200410  
水音の哀歓いづれ崩れ簗 岡本眸 200411  
崩れ簗暮るると決めてより一気 岡本眸 200411  
崩れ簗体操服の子がひとり 山尾玉藻 火星 200411  
降りて来る星もあるべし崩れ簗 岡本眸 200411  
簗あはれ流速に身を持ち崩し 岡本眸 200412  
崩れ簗見し夜の星の粒揃ひ 岡本眸 200412  
昼見たる簗の崩れを寝て思ふ 岡本眸 200412  
崩れ簗地震まともに食らひしや 宮津昭彦 200501  
終章はあつて無きもの崩れ簗 宇都宮滴水 京鹿子 200510  
簗崩れ木の葉木の枝取り逃がす 今瀬剛一 対岸 200510  
あをぞらへ朱の流れ来し崩れ簗 野中亮介 馬酔木 200511  
崩れ簗かぐろき水の逸りけり 宮津昭彦 200512  
崩れ簗見て行楽の終りかな 宮津昭彦 200512  
川幅の夕映えに簗崩れをり 廣畑忠明 火星 200512  
雨すぢにふいの日の射す崩れ簗 長沼三津夫 200601  
まつさらな闇や大簗崩れたる 西川織子 馬醉木 200602  
鵯飛んで影の遅るる崩れ簗 迫田白庭子 百鳥 200604  
崩れ簗見返るべくもなかりけり 伊藤白潮 200611  
崩れ簗満艦飾のレストラン 三橋泥太 遠嶺 200611  
安芸石見分かつ瀬に簗崩れけり 大山文子 火星 200712  
簗崩れ記憶の父の丸眼鏡 大山文子 火星 200712  
崩れ簗近くで鶏の鳴きにけり 佐藤康子 遠嶺 200801  
月散らす瀬音かそけき崩れ簗 薮脇晴美 馬醉木 200802  
風の向き変はりはじめの崩れ簗 坂本緑 幸せのかたち 200808  
早起きの蟹の横切る崩れ簗 鎌倉喜久恵 あを 200810  
崩れ簗日暮を急ぐ遍路あり 市ヶ谷洋子 馬醉木 200902  
崩れ簗杭を打ち込む響きあり 川口襄 遠嶺 200912  
崩れ簗番屋に残る皿小鉢 藤見佳楠子 200912  
空き缶と雑魚二三匹崩れ簗 山本無蓋 201001  
奥美濃の雨蕭条と崩れ簗 園多佳女 雨月 201101  
単線の鉄橋高し崩れ梁 大山文子 火星 201112  
崩れ簗向かう岸には岩の壁 小川滋 やぶれ傘 201301  
崩れ簗雲のあはひの空ふかし 松井倫子 火星 201301  
月光の転がつてゐる崩れ簗 上谷昌憲 201401  
迂回して水通り過ぐ崩れ梁 松田明子 201401  
おざなりに水の触れゆく崩れ梁 松田明子 201401  
崩れ簗日暮れ音なくせまりけり 久保久子 湖心 201402  
久慈川の人影うすき崩れ簗 岡野ひろ子 201411  
盛んなる時の終りを崩れ簗 柴田靖子 201412  
崩れ簗川の表情戻りゆく 稲畑廣太郎 ホトトギス 201510  
伸びきたる午後の山かげ崩れ簗 大崎紀夫 虻の昼 201510  
青竹の色を忘れし崩れ簗 深川淑枝 201601  
豪川の水音集め崩れ簗 和田照海 京鹿子 201602  
分校より唱歌もれ来る崩れ簗 荒井千佐代 201701  
濁流の洗ふにまかす崩れ簗 松本美簾 馬醉木 201801  
足跡は狐なるべし崩れ簗 土屋啓 馬醉木 201803  
崩れ簗音階奏でたる流れ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201810  

 

2018年11月2日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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19/08/22 2019年8月22日 2019年8月22日