桐の花 6      101句

桐の花薄化粧して老いんかな   原コウ子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
桐の花野菜畑の真中に 長崎桂子 あを 201108  
濯ぎ場の人ごゑ籠る桐の花 福永みち子 馬醉木 201109  
母方の身近にありて桐の花 松田明子 201109  
道塞ぐ影にも矜恃桐の花 泉田秋硯 201109  
奥山に生きる沼あり桐の花 小島芦男 ろんど 201009  
桐の花詩人一人旅立ちぬ あかさか鷹乃 ろんど 201009  
大空へ心放てり桐の花 松下信子 万象 201109  
瀬戸物屋跡形もなし桐の花 黒田秋子 万象 201109  
夕暮れの里の明るし桐の花 黒滝志麻子 末黒野 201109  
露ごめの大和三山桐の花 河合とき 末黒野 201109  
その下に母と姉ゐる桐の花 土井三乙 風土 201109  
屋根瓦ずれたる家や桐の花 瀬島洒望 やぶれ傘 201109  
桐の花晩年さして遠からず 岩岡中正 ホトトギス 201110  
でこぼこの道なつかしや桐の花 鳳蛮華 201110  
峡々に嶺々に汽笛や桐の花 根岸善行 風土 201201  
目つむれば青春があり桐の花 松橋利雄 光陰 201203  
酒蔵に水をまつれり桐の花 小林愛子 辻楽師 201206  
桐の花深瀬をはさみ咲きにけり 山田六甲 六花 201206  
桐の花よそ目に見たるわが家かな 田中貞雄 ろんど 201206 『田越川』
廃屋に凛と咲きをり桐の花 青木英林 かさね 201207  
号令に合はぬ体操桐の花 だいじみどり 201207  
友訪ひぬ目印高き桐の花 松田洋子 201208  
桐の花スカイツリーの色に似て 長島清山 かさね 201208  
黒髪を切りしは昔桐の花 宮井知英 201208  
桐の花五百号てふ高みかな 北川英子 201208  
花桐や家々は蔵構へゐて 田中佐知子 風土 201208  
一の鳥居くぐりて馬場や桐の花 橋添やよひ 風土 201208  
義貞のゆかりの寺や桐の花 鈴木阿久 201208  
はたらける人に家路や桐の花 鈴木直充 春燈 201208  
桐咲くや母おもふ日のことのほか 小山繁子 春燈 201208  
里守の水見櫓や桐の花 和田照海 京鹿子 201208  
本籍に置きし山河と桐の花 柴田朱美 京鹿子 201208  
花桐と土蔵がありて嫁きおくれ 柴田朱美 京鹿子 201208  
言ひ馴れしやさしき言葉桐の花 柴田朱美 京鹿子 201208  
をんなには隠れ部屋あり桐の花 柴田朱美 京鹿子 201208  
表札の残る廃屋桐の花 柴田朱美 京鹿子 201208  
中天に銀嶺並らべ桐の花 豊田都峰 京鹿子 201208  
爆心地桐の落花の濃く匂ふ 山田春生 万象 201208  
次の世をたのむ気はなし桐の花 柴田佐知子 201209  
桐の花昔語りを墓の前 田岡千章 201209  
正座して昭和へ戻る桐の花 鴨下昭 201209  
桐の花望む生家に旅装解く 笠井敦子 201209  
桐の花太筆書きに父のこと 豊田都峰 京鹿子 201209  
けふよりは遺影の嫂や桐の花 北崎展江 くりから 201209  
足元に桐の花咲く峠かな 桜井知恵子 雨月 201209  
歩かねば歩かねばとて桐の花 竹田ひろ子 ろんど 201209  
桐咲くや山の彼方のさむらさき 有本南陵 ろんど 201209  
雲去れば空を纏ひぬ桐の花 湯川雅 ホトトギス 201210  
高々と伸びゆく高さ桐の花 北村香朗 京鹿子 201210  
胸襟を開きて今に桐の花 来海雅子 201210  
田へ走る水音高し桐の花 榎本文代 万象 201210  
愛されて爪とぐ猫や桐の花 柴田佐知子 201210  
湯治場の歪みガラスや桐の花 齋藤博 やぶれ傘 201211  
仏事あり辿る家紋の桐の花 森谷達三 春燈 201211  
名を残す高井戸宿の桐の花 酒井秀郎 返り花 201211  
桐の花人差し指で弾くピアノ 陽山道子 おーい雲 201304  
老妻に見知らぬ余所着桐の花 野沢しの武 風土 201304  
橋二つ渡れば阿波よ桐の花 稲畑汀子 ホトトギス 201305  
潮目来て天気良くなる桐の花 中島玉五郎 201306  
桐咲くや降るとも見えぬ山の雨 長谷川翠 馬醉木 201307  
揚げ舟に桐の花散り津の古りぬ 升田ヤス子 六花 201309  
今年また咲きし確かさ桐の花 嶋田一歩 ホトトギス 201310  
確かなる思ひ出つづき桐の花 嶋田一歩 ホトトギス 201310  
桐の花ほとほと落つる信濃の夜 長山あや ホトトギス 201310  
桐の花婆のほまちの布草履 内海保子 万象 201310  
お屋敷とまがふ出城や桐咲ける 東野鈴子 雨月 201310  
桐の花電話行き交う喜寿の年 松本アイ ぐろっけ 201310  
母の忌の近江の空や桐の花 久保久子 湖心 201402  
鶏鳴に明くる里山桐の花 森清信子 末黒野 201404  
端麗にして濃むらさき桐の花 辰巳あした 雨月 201406  
桐咲いて水綿密な棚田かな 能村研三 201406  
桐の花旅路彩る花として 稲畑汀子 ホトトギス 201406  
湯の宿に下駄並びけり桐の花 中島玉五郎 201406  
桐の花祖母と母経し手織絹 北川英子 201407  
桐の花逝かねば逢へぬ恋となり 臼井珊瑚 201407  
恋すでに思ひ出として桐の花 柴田佐知子 201407  
山道をむづかる子ども桐の花 菊地葉子 やぶれ傘 201407  
遠くより水田暮れゆく桐の花 高橋あさの 201407  
御神体戻る村ぬち桐の花 生田恵美子 風土 201408  
ことごとく天を慕うて桐の花 深澤鱶 火星 201408  
桐咲けり父よ母よと呟けば 渡部良子 馬醉木 201408  
桐の花かつて庄屋でありし門 鈴木良戈 201408  
あけぼのの峡の静寂や桐の花 鈴木鳳来 春燈 201408  
ふる里を離るる車窓桐の花 西岡啓子 春燈 201408  
父からの敬語の手紙桐の花 谷田部栄 万象 201408  
花桐やまた昼月を見失なふ 松田泰子 末黒野 201408  
暮れ方の山低くなる桐の花 荒井千佐代 201408  
何も彼も思ひ出ばかり桐の咲く 折橋綾子 201408  
桐の花娘が居ても居なくても 松本文一郎 六花 201408  
遠山に雲の被りて桐の花 田賀楳恵 万象 201408  
桐の花高く咲かせし旧家かな 平居澪子 六花 201409  
桐の花おてんとさんに顔上げて つじあきこ 201409  
祝言や花ともどもに桐伐られ 加藤みき 201409  
史を追へば雲へ目のゆく桐の花 鈴鹿仁 京鹿子 201409  
背伸びして鳥居塗りをり桐の花 阿久津勝利 万象 201409  
天空のはるかな余韻桐の花 真柄百合子 末黒野 201409  
富士見えしところに咲いて桐の花 嶋田一歩 ホトトギス 201410  
桐咲くや眉をやさしく整へて 西田孝 ろんど 201410  
逢ひにゆく師の胸像や桐の花 高瀬史 馬醉木 201410  
花桐の香に理事会の進みゆく 稲畑廣太郎 ホトトギス 201505  
運転の視野に全き桐の花 稲畑汀子 ホトトギス 201505  
桐の花昨日の旅はもう過去に 稲畑汀子 ホトトギス 201505  
遠くより見し桐の花見失ふ 稲畑汀子 ホトトギス 201505 桐の花 →7

 

2020年5月27日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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