切 子     71句

切子  ギヤマン  カットグラス

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
その赤を茂吉といふか江戸切子 平橋昌子 199810  
来歴を尚び拝す切子かな 山田夏子 雨月 199811  
スイートピー薩摩切子の藍深く 水原春郎 馬醉木 200004  
下積の切子の皿の心太 小室澄江 京鹿子 200103  
はじかみや切子に藍とくれなゐと 関根洋子 風土 200112  
さつま切子きくきく磨く雛の日 渕脇登女 200206  
どの盃も切子多面を盡しけり 中原道夫 銀化 200208  
とくとくと赤き薔薇酒や江戸切子 島村絹美 200209  
鋭角を指が楽しむ江戸切子 津田いちえ 遠嶺 200308  
座主の字の梵字切子の風白し 福盛悦子 雨月 200312  
白切子まんじりともせず夜を越す 八田木枯 晩紅 200312  
江戸切子黄に透き三社祭きぬ 田中藤穂 あを 200407  
夕蝉や江戸切子にて銘酒なる 近藤公子 200409  
白切子夜に入るとき身を鬩ぐ 八田木枯 夜さり 200409  
まひるまの切子の形の盲ひけり 八田木枯 夜さり 200409  
生酒を満たして涼し江戸切子 谷合青洋 酸漿 200410  
甚平を風のすり抜け江戸切子 白井剛夫 200410  
紅の薩摩切子に白玉盛る 山下昇士 200410  
夫婦なる薩摩切子や祝膳 村瀬八千代 遠嶺 200411  
菓子鉢の薩摩切子の紫紺染む 安井和子 200507  
蓴菜のぬめりも馳走切子鉢 松波とよ子 春燈 200508  
江戸切子若葉の翳を満たしけり 河内桜人 京鹿子 200509  
街騒や澄まし顔なる江戸切子 野口光江 遠嶺 200510  
大切子弥陀の御前になびきける 加地芳女 雨月 200611  
蜜豆のグラス五つの切子かな 寺島順子 雨月 200611  
蜜豆を満たして青き江戸切子 芝尚子 あを 200708  
母の日の美酒並々と江戸切子 土屋喜美代 酸漿 200808  
注ぐほど冷酒はなやぐ切子かな 黒澤登美枝 200810  
夕立来て切子に音の吸はれゆく 黒澤登美枝 200810  
江戸切子冷酒を藍に染むるかな 辻直美 200810  
年経たる梅酒切子のグラス増え 荒木常子 200811  
薩摩切子をみなの筋をとほしけり 水野あき子 遠嶺 200811  
風鈴の蒼き切子の風が鳴る 岩垣子鹿 ホトトギス 200812  
夏めくや薩摩切子に盛るサラダ 川崎真樹子 春燈 200907  
初夏や薩摩切子の藍の色 松木漢子 200909  
風鈴や薩摩切子の紺が好き 瀬戸悠 風土 200910  
一杯の酒を注ぎぬ江戸切子 能勢栄子 200910  
吟醸を切子に注がば遠花火 ことり 六花 201008  
奥の間の風よく通り藍切子 宮内とし子 201009  
誰彼を祝ぎし切子のペアグラス 小泉三枝 春燈 201010  
江戸切子の風鈴鳴らす宵の風 西田史郎 201010  
冷酒酌む青き切子や夕爾の忌 藤村達江 春燈 201011  
クリークに稚き月あり江戸切子 小形さとる 201011  
先付は切子小鉢の湯引き鱧 藤見佳楠子 201109  
切子褒め江戸の話の声はづむ 川崎利子 201109  
泡盛や切子グラスも海のいろ 益本三知子 馬醉木 201109  
冷麺の喉にしこしこ江戸切子 都留百太郎 末黒野 201110  
ギヤマンと切子硝子に値札なし 山田六甲 六花 201207  
江戸切子矢来の技とふ深きかな 高橋あさの 201208  
洋酒酌む切子の青の別世界 宮田香 201208  
お奨めの地酒切子の青映し 松田和子 201208  
店先の切子ガラスに日の光 礒貝尚孝 201208  
江戸切子匠の心ここにあり 武藤嘉子 201208  
鉄線の花浮かせたり江戸切子 角田和子 万象 201209  
文机の切子の皿に黒葡萄 田中臥石 末黒野 201211  
江戸切子・薩摩切子にひと口を 北村香朗 京鹿子 201211  
炎帝や切子グラスの緑茶飲む 北郷和顔 末黒野 201310  
ぐい呑みの紺深々と江戸切子 古川夏子 201410  
真田紐懸かる桐箱切子鉢 橋本靖子 201410  
甕覗色の薩摩切子や夜の秋 鈴木静恵 花こぶし 201508  
初めてのボーナスで買ふ切子かな 中谷富子 201509  
玲瓏と切子触れ合ふ夜の宴 大上充子 馬醉木 201510  
初夏や藍の色濃き江戸切子 武生喜玖乃 雨月 201708  
江戸切子の紫紺きらめく吟醸酒 菅野日出子 末黒野 201709  
あんみつや切子の皿の虹色に 浅嶋肇 やぶれ傘 201709  
月光に江戸の切子や青の闇 大坪あきら 万象 201710  
日の遠く薩摩切子がやはらかい 直江裕子 京鹿子 201711  
ひと品は薩摩切子に冷奴 尾崎みつ子 雨月 201711  
海の色宿して青き切子かな 矢口笑子 春燈 201808  
乾杯に今宵は江戸の切子とす 落合絹代 風土 201810  
雨の窓程よく置かれ江戸切子 高木晶子 京鹿子 201909  

 

2020年11月11日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。