菊の酒〈菊の日 菊酒〉       65句

売文は明日へまはして菊の酒   加藤郁乎   初昔

重陽  菊の酒〈菊の日〉

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
菊の酒無口な肝臓話し出す 森景ともね 船団 199909  
菊酒に眠気拂ひて朱印受く 三浦喜久子 ぐろっけ 199912  
菊酒を勢子に振舞ひ牛角力 島田万紀子 馬醉木 200002  
退院を賀す菊酒を享けて居り 太田蓁樹 馬醉木 200011  
那智黒の山重なれり菊の酒 栗栖恵通子 200012  
団十郎見て来てよりの菊の酒 安徳由美子 200101  
菊酒や超光速の話して 小澤克己 遠嶺 200101  
夢にあらで米寿を迎ふ菊の酒 二村蘭秋 雨月 200201  
菊の酒米寿の命尊びて 二村蘭秋 雨月 200201  
とことわの炎たちたる菊の酒 天野きく江 200201  
病者にもひと口すすめ菊の酒 小川匠太郎 200211  
皺々な手の出て握手菊の酒 中原道夫 銀化 200212  
菊酒や血縁といふ重きもの 神山ゆき子 200212  
勲章飾り菊の酒もて祝ぐ宴 二宮桃代 雨月 200301  
菊の日の美容師任せの仁王立ち 角谷美恵子 ぐろっけ 200302  
話上手聞上手居て菊の酒 吉田多美 京鹿子 200302  
幻の延喜楽として菊の酒 堀内一郎 あを 200312  
ラバウルの名を知る齢菊の酒 泉田秋硯 200401  
俎板に檜の匂ひ菊の酒 中島瑞枝 百鳥 200412  
菊酒や母の形見の帯締めて 尾堂Y 河鹿 200412  
菊酒やシルクハットの調教師 安原ときこ 遠嶺 200503  
迎へ得しこと菊の酒酌みしこと 山田弘子 ホトトギス 200504  
へしこてふ鯖の糠漬菊酒に 能村研三 200510 若狭
菊の酒大事な時に出ぬ涙 吉田明子 200601  
ささやかに米寿肴に菊の酒 有田蟻太 200612  
下戸とても押し戴きて菊の酒 西千代恵 雨月 200612  
喜寿を祝ぐ菰野の里に菊の酒 加藤北天 雨月 200701  
菊の酒まぶたとじれば熊野の碑 本多俊子 200702  
相槌の間合遅れて菊の酒 柴崎則子 遠嶺 200702  
菊酒や今宵は白き菊を選み ことり 六花 200709  
菊いろに淡く澄みゐし菊の酒 松井倫子 火星 200712  
菊の酒命いとしみ戴きぬ 中村芳子 ホトトギス 200804  
装うて婦人ばかりや菊の酒 黒澤登美枝 200901  
今更にと思へど受くる菊の酒 稲次登美子 雨月 200901  
菊の日や吉事を包む奉書紙 田下宮子 200911  
はや喜寿よまだ七十路と菊の酒 丸尾和子 雨月 200912  
登るべき山なき島や菊の酒 澤井玲子 200912  
老禰宜に賜ばる菊酒畏みて 丸尾和子 雨月 200912  
再診の菊の日和をよしとせり 武藤嘉子 201002  
ヴェネツィアの硝子の猪口に菊の酒 山口耕堂 万象 201002  
三才はすこぶる寧し菊の酒 小形さとる 201102  
めがね橋とほくに置きて菊の酒 甕秀麿 201112  
猩々出づ波の鼓と菊酒と 延広禎一 201201  
菊の日の水面に映る猩々緋 西村純太 201201  
句座あげて長寿祝ぎ呉る菊の酒 岸本久栄 雨月 201201  
菊の日の水面に映る猩々緋 西村純太 201201  
猩々出づ波の鼓と菊酒と 延広禎一 201201  
菊の日や天橋立の股のぞき 岡野安雅 かさね 201211  
菊酒や夫は長寿の眉もちて 丸尾和子 雨月 201212  
花びらの浮ける菊酒乾すは惜し 丸尾和子 雨月 201212  
寒菊の日に抗うて咲きにけり 藤生不二男 六花 201304  
下戸なれど菊酒の列に並びける 和田郁子 201312  
おのづから長幼の序や菊の酒 秋葉雅治 201312  
孫の守さんざ遊んで菊の酒 津田霧笛 ぐろっけ 201401  
いつしかに祝がれ役なる菊の酒 今田清三 馬醉木 201401  
長き一生(ひとよ)短く語り菊の酒 千田敬 201402  
坐して酌む菊酒父のごとかりけり 安立公彦 春燈 201412  
誕日に受くる一献菊の酒 横山昭子 雨月 201412  
読みかへす母よりの書や菊の酒 西岡啓子 春燈 201501  
百才の母まん中に菊の酒 苑実耶 201502  
菊酒や先に逝くなと言はれても 天谷翔子 201611  
宿坊に「風」の寄せ書き菊の酒 内海良太 万象 201612  
菊の酒眺むるのみとなりし夫 立花一枝 201612  
切株の椅子にいただく菊の酒 田中藤穂 201701  
友来る膳に添へゐる菊の酒 佐俣まさを 春燈 201712  

 

2018年9月9日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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