10    200句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
カフェラテにハートの形菊日和 安藤久美子 やぶれ傘 201101  
野路菊に一秒止まり朝散歩 泉田秋硯 201101  
門跡と二言三言菊日和 尾崎みつ子 雨月 201101  
言祝を色紙へ寄する菊日和 坂場章子 201101  
大役はじやんけんで得て菊日和 角谷美恵子 ぐろっけ 201101  
合憲違憲桜木蓮菊牡丹 吉弘恭子 あを柳 201101  
黒壁のガラス工房菊日和 山本孝夫 201101  
縁側に小さき菩薩や菊日和 五十嵐勉 201101  
道楽といはれ腐心の菊作り 阿久澤利男 やぶれ傘 201101  
白菊を供へて仏と会話する 續木文子 あを 201101  
晩菊や人の背を見て水を見て 井上信子 201101  
仏前に句誌供へたり菊日和 井上幸子 酸漿 201101  
枚方に旧家の多し菊咲いて 大橋晄 雨月 201101  
花瓶より大きな菊の控室 秋千晴 201101  
野仏に手を合せたり菊日和 須賀敏子 あを 201101  
噎せ返る菊の香まとう六文銭 中田寿子 ぐろっけ 201101  
眦に熱さ覚えて菊花展 笹井康夫 201101  
棺に菊入れても入れても喉渇く 浅田光代 風土 201101  
貴船菊雅ごころに咲きそむる 出口賀律子 雨月 201101  
菊といふ名を給ひけり海を向く 小堀寛 京鹿子 201101  
菊の雨勿来の関を来たりけり 井上信子 201101  
菊の香の宝物殿にとどかざる 小林朱夏 201101  
菊を焚くちと強情な一ところ 甲州千草 201101  
菊活けて菊屋本店変りもな 出口賀律子 雨月 201101  
菊祭り笠間稲荷に参拝す 渡辺安酔 201101  
菊扇師より預かり米医師ヘ 伊吹之博 京鹿子 201101  
菊日和自動改札さっと開き 川崎良平 雨月 201101  
声明に控へる連衆菊の供華 角谷美恵子 ぐろっけ 201101  
逝きし友菊のかをりとなりにけり 浅田光代 風土 201101  
金賞の菊花壇あり古墳跡 鈴木照子 201101  
うすうすと鳥海山や菊を摘む 森屋慶基 風土 201101  
軒ごとに一斎遺訓や菊香る 瀬戸峰子 春燈 201101  
どの軒も菊の鉢ある粟田口 山本耀子 火星 201101  
中陰の肴に添へる黄菊かな 飯塚ゑ子 火星 201101  
菊括るいざ跳ねるなよはねるなよ 原田達夫 201102  
菊の香の満ちたる部屋に目覚めけり 五十嵐勉 201102  
解剖を終へ深呼吸菊の花 鈴木愛子 ぐろっけ 201102  
母校の名賞に耀く菊花展 遠田澄子 馬醉木 201102  
園児らの笛や太鼓やすがれ菊 坂口夫佐子 火星 201102  
黄金の時と思へり咲く黄菊 満川房子 酸漿 201102  
山中節流れ湯の町菊日和 尾崎みつ子 雨月 201102  
病む妻に句ごころ芽生ゆ菊日和 小川玉泉 末黒野 201102  
片手にて稚児(ややこ)浮かせて菊花の湯 和田森早苗 201102  
オルガンの響くチャペルに菊薫る 恒成久美子 ぐろっけ 201102  
自我のごとき色生る菊の蕾かな 菅谷たけし 201102  
北の角曲り来る風菊香る 田中一美 ろんど 201102  
本殿の苔生す屋根や菊日和 岡田史女 末黒野 201102  
絵馬堂を半分かりて菊花展 内海保子 万象 201102  
茹でこぼす湯の香食用菊美しき 小山直子 末黒野 201102  
茹で上げてひとにぎりなる菊なます 小林清子 末黒野 201102  
鬼女となる熱湯に菊投げ入れて 山本浪子 風土 201102  
菊花展に入りて賜る小菊かな 渡邉紅華 酸漿 201102  
菊花展今年も翁名を連ね 水上貞子 ぐろっけ 201102  
菊花展審査ひかへて固蕾 瀬口ゆみ子 ぐろっけ 201102  
菊活けてゆくりなく観る早慶戦 小野口正江 末黒野 201102  
菊供へ無名戦士を悼みけり 鍋島武彦 末黒野 201102  
菊談義割れ煎餅の茶請かな 松岡和子 201102  
菊日和優勝戦も面で決め 田中佳子 ぐろっけ 201102  
菊焚きし日暮はこころ足らひけり 蘭定かず子 火星 201102  
銀座には横文字増えし菊日和 北村香朗 京鹿子 201102  
喪ごころに菊大輪の白さかな 八田マサ子 馬醉木 201102  
懸崖の菊咲き揃ふ宮居かな 岡田史女 末黒野 201102  
大人の遊びし広間懸崖菊 東野鈴子 雨月 201102  
大鉢をよろめき運ぶ菊花展 小田嶋野笛 末黒野 201102  
大輪の菊を育てて佛彫る 浅野香澄 京鹿子 201102  
大甕の菊の花弁の反り強し 成田美代 201102  
単線の駅舎に開く菊花展 平居澪子 六花 201102  
知事賞黄市長賞白菊花展 大橋晄 雨月 201102  
辻説法跡とや菊の鉢並べ 丑久保勲 やぶれ傘 201102  
羊羹の一切れ欲しき菊日和 内藤三男 ぐろっけ 201103  
菊日和池畔に殿のお召船 大西和子 ぐろっけ 201103  
相伝の木地師の鑿や菊日和 清水美子 春燈 201103  
砂利道の繁き足音菊花展 渡邉孝彦 やぶれ傘 201104  
菊くらべ鶴は白菊亀黄菊 鳳蛮華 201104  
瀬戸内海眼下に園の菊薫る 上林富子 やぶれ傘 201104  
干すものに知らるる貧富菊日和 成瀬櫻桃子 成瀬櫻桃子俳句選集 201105  
知事賞黄市長賞白菊花展 大橋晄 ホトトギス 201105  
さは菊のクレーが言ふや憚り様 瀬川公馨 201106  
雨もよひ急いて植え付け土手の菊 八木紀子 ぐろっけ 201109  
菊香る出札口につまづけり 吉弘恭子 あを 201109  
晩菊や小鉢二つに迷ひ箸 布川直幸 201110  
秒針の容赦なかりし菊日和 竹貫示虹 京鹿子 201110  
老長が執筆見守り菊大輪 長谷川鮎 ぐろっけ 201110  
願ひ墓欠けらを貰ふ菊日和 品川鈴子 ぐろっけ 201110  
菊香り俳諧奉納金水引 長谷川鮎 ぐろっけ 201110  
大僧正の棺白菊もて満たす 田中藤穂 あを 201111  
菊作る苦労話も華やげる 稲畑汀子 ホトトギス 201111  
菊日和老人ホームの草刈られ 生田作 風土 201111  
友の忌を忘れさせざり貴船菊 岡田和子 馬醉木 201112  
部下を待つあいだロビーの菊花展 濱上こういち 201112  
浅草寺履物持ちて菊供養 須賀敏子 あを 201112  
靴脱いで投げたくなりし菊日和 ことり 六花 201112  
此処に人住みし証や咲く小菊 北村幸子 201112  
黄菊白菊すこやかなるに仇役 小形さとる 201112  
白菊や誌齢そのままわが齢 水原春郎 馬醉木 201112  
浜菊の断崖咲きを矜恃とす 能村研三 201112  
父に教はる野球のルール菊日和 井上信子 201112  
目録は江戸流書式菊薫る 中島霞 ぐろっけ 201112  
紋付は箪笥上段菊日和 伊東和子 201112  
華麗なる群行絵巻菊清く 田下宮子 201112  
野仏に菊たっぷりと高麗の里 須賀敏子 あを 201112  
除幕綱引けば菊籬の碑なり 品川鈴子 ぐろっけ 201112  
礁打つ波や磯菊低く低く 宮内とし子 201112  
菊の花鳥居のそばに香り立つ 加納淳子 六花 201112  
菊の香に心も澄める水琴窟 川崎利子 201112  
菊の香や先師まぶたに繰る「馬醉木」 白澤よし子 馬醉木 201112  
菊薫る金剛石婚絆かな 松田とよ子 201112  
菊薫る女性トリオの平和賞 小林久子 201112  
菊日和天気図二つ渦かかへ 塩路五郎 201112  
菊日和復元三菱一号館 赤座典子 あを 201112  
櫛と句誌形見ぞ菊に包まれて 山田六甲 六花 201112  
けふの香の流れてをりぬ菊花展 堀田順子 馬醉木 201112  
勅使門に嵯峨菊見事夕日照り 松田とよ子 201112  
参道に十日の菊や大覚寺 五十嵐勉 201201  
灯ともして雨くる庭に菊括る 飯田ひでを 201201  
磯菊や日暮るる安房に鳶は鳴き 大崎紀夫 やぶれ傘 201201  
ぼろ菊の絮飛び立ちて牽牛子塚 有本南陵 ろんど 201201  
懸崖の菊両脇に開店す 山田をがたま 京鹿子 201201  
菊日和名馬の訃報一面に 松井洋子 ぐろっけ 201201  
菊の香の残つてをりぬ花鋏 宮内とし子 201201  
色香なほ蕾に秘めて菊花展 国包澄子 201201  
観音のどの道行くも菊花展 山田春生 万象 201201  
一斉に蕾つけたり庭の菊 松木清川 ぐろっけ 201201  
やすみしし茶杓の銘の「菊づくり」 神蔵器 風土 201201 茶杓をいただく
白菊と白百合ずしり秋風裡 吉弘恭子 あを 201201  
白菊の香り悲運の皇子の墓 塩見治郎 雨月 201201  
白菊の莖も葉もなくおもたかり 佐藤喜孝 あを 201201  
白葉女住まひし路地の籬菊 能村研三 201201  
開けるすべわからぬ小窗菊かをる 佐藤喜孝 あを 201201  
城苑の日差に香り菊花展 本多正子 雨月 201201  
審査待つ菊にも緊張はしりけり 内藤三男 ぐろっけ 201201  
気ままさを片隅に置き菊括る 杉井真由美 京鹿子 201201  
菊のみを咲かせ主の心延へ 大橋晄 雨月 201201  
菊の日の水面に映る猩々緋 西村純太 201201  
菊薫る傘寿をあゆむ四肢の張り 石田かし子 ろんど 201201  
菊薫る亡父の遺愛の蓄音機 田下宮子 201201  
菊千を飾るゴールヘ三冠馬 宮田香 201201  
菊日和初めて母に抱かれし日 平野みち代 201201  
菊日和農継ぐことも嬥歌の地 鴨下昭 201201  
かれてなほ思ひ伝へし菊の花 柴田靖子 201201  
筋通すことに疲れて菊括る 杉井真由美 京鹿子 201201  
こころにも晴るる口もあり菊活くる 川下明子 雨月 201201  
いたはらるる言葉のぬくし菊香る 外山生子 末黒野 201202  
文化の日百菊飾り大広間 博多永楽 雨月 201202  
入賞の誇に香り鉢の菊 隅田恵子 雨月 201202  
まなかひに全容の富士菊日和 小川玉泉 末黒野 201202  
茅葺の宮家の旧居菊香る 小川玉泉 末黒野 201202  
円柱に裏菊の紋冴ゆるかな 浅井敦子 万象 201202  
ビル群を借景として菊花展 久米なるを 201202  
今年またひよろひよろ菊のよく育つ 相良牧人 201202  
峠路に富士見て里の菊花展 中野久雄 末黒野 201202  
祭壇の菊投げ入れよ棺の中 久保東海司 201202  
白菊のいのち永きといふものを 藤生不二男 六花 201202  
産声の力ありけり菊日和 城台洋子 馬醉木 201202  
膝痛む父に手を貸す菊日和 苑実耶 201202  
浜磯菊佐渡の金山郭跡 中尾廣美 ぐろっけ 201202  
父に供ふ母丹精の白菊を 宮本俊子 雨月 201202  
楊貴妃と称へし菊の賞を受く 中石士亮 万象 201202  
職人の気魂の菊花大作り 浅岡麻實 末黒野 201202  
菊の香や格子の続く妻籠宿 南澤はるお ろんど 201202  
菊の香や小御所に古き経机 藤岡紫水 京鹿子 201202  
菊を観る身を委ねをり車椅子 小川玉泉 末黒野 201202  
菊花展戦国の姫の立ち姿 田島昭久 かさね 201202  
菊供養仲見世のどこ曲らうか 大西八洲雄 万象 201202  
菊香るうだつ町家の地蔵坂 長濱順子 201202  
菊作る苦労話や菊花展 辻井ミナミ 末黒野 201202  
菊襲花熨斗形の釘隠し 池端英子 ろんど 201202  
菊日和叙勲の額の塵掃う 蓮尾みどり ぐろっけ 201202  
菊日和歴史の里のしづかなり 岡野ひろ子 201202  
晴ればれとたとへば菊花展の菊 中村恭子 201202  
琴の音に触れて昼餉や菊日和 岡野ひろ子 201202  
浅草寺境内ぬるる菊供養 大西八洲雄 万象 201202  
大政奉還菊香る日の黒書院 池端英子 ろんど 201202  
大梁の はつ り武骨や菊の宿 浅岡麻實 末黒野 201202  
虫たちを黄色で寄せて菊香る 蟻蜂 六花 201202  
厚物の菊を咲かせて逝かれけり 渡邉美保 火星 201202  
荒野にて咲く白菊にオーラあり 伊吹之博 京鹿子 201202  
舞台より迷子の知らせ菊かをる 大島英昭 やぶれ傘 201203  
雨上り路端に伏して咲く小菊 神田惣介 京鹿子 201203  
黄金とは縁なく今日の菊日和 増田甚平 ろんど 201203  
夕風が菊の香となるうるし練 高島鷄子 馬醉木 201203  
旅に出てこその出合ひや菊日和 嶋田一歩 ホトトギス 201203  
飛び飛びに入賞の札菊花展 丑久保勲 やぶれ傘 201204
仕込み蔵の注連縄と紙垂菊の鉢 丑久保勲 やぶれ傘 201204  
顔見世のさまに懸崖菊の列 安藤久美子 やぶれ傘 201204  
元日の日矢折鶴に白菊に 中島讃良 ろんど 201204  
菊炭の熾る待合長居せり 藤本千鶴子 火星 201205  
小菊橋暗渠のうえの藪椿 佐藤喜仙 かさね 201208  
矢車菊ツタンカーメン展来る 水貴 ろんど 201209  
蛸壺に菊咲く須磨の泊りかな 北崎展江 くりから 201209  
供へある菊に餡パン子規の墓 北崎展江 くりから 201209  
大輪を閲兵ごこち菊花展 和田郁子 粥の味 201209  
妻植ゑし菊に昔が見えてくる 竹貫示虹 京鹿子 201210  
微笑みは菊に囲まれたる遺影 稲畑廣太郎 ホトトギス 201210  
お隣の扉が開いて菊咲いて 吉成美代子 あを 201210  
笑み消えしかんばせ菊で埋めけり 安武晨子 201210  
菊の白終の儀式となる人へ 安武晨子 201210  
菊をもて祝うて偲ぶ一会かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201210  
菊花展いづれおとらぬ江戸と肥後 竹貫示虹 京鹿子 201210 菊 →11

 

  2015年11月25日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。