作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
冬帽の女かわせみ見つけしと | 當麻幸子 | 雲の峰 | 200003 |
かはせみや二つ並びしトルコ石 | 赤座典子 | あを | 200101 |
とび過ぎてよりかはせみと声に出て | 大橋敦子 | 雨月 | 200102 |
かはせみを捕へしレンズ風光る | 牧悦子 | 濱 | 200105 |
秋気満つかはせみ消えし川の面 | 嶋崎茂子 | 百鳥 | 200112 |
かはせみを観察小屋でじつと待つ | 富田直治 | 春耕 | 200201 |
鬱気切りたるかはせみの瑠璃つぶて | 関洋子 | 沖 | 200208 |
かはせみをオブジエの刑にした日輪 | 直江裕子 | 京鹿子 | 200308 |
花吹雪かわせみを待つカメラ群 | 林裕美子 | 六花 | 200308 |
かはせみの嘴に小魚の真一文字 | 竹内弘子 | あを | 200406 |
かはせみの一閃光の天地かな | 竹内弘子 | あを | 200406 |
かはせみの沈思の水面冬紅葉 | 白澤よし子 | 馬醉木 | 200502 |
梅雨空へわらひかはせみ高笑ひ | 柳沢典子 | 酸漿 | 200609 |
かはせみや川面にうつる御輿庫 | 蓮尾あきら | 風土 | 200610 |
かはせみの凝視の先のいのちかな | 富川明子 | 沖 | 200708 |
急流の杭かはせみを待つてゐる | 長田等 | 狩 | 200801 |
かはせみに水の明るき寒の入 | 奥田順子 | 火星 | 200804 |
かはせみの位置変へて嘴尖らせる | 長田等 | 狩 | 200807 |
かはせみの過ぎし水面に銀の傷 | 長田等 | 狩 | 200807 |
ピント合はす間にかはせみの飛び立ちぬ | 北畠明子 | ぐろっけ | 200811 |
かはせみの来るといふ沼蓮匂ふ | 落合裕子 | 万象 | 200812 |
かはせみや胸のときめき今もなほ | 田山彰子 | 遠嶺 | 200908 |
かはせみの打つて山梨文学館 | 神蔵器 | 風土 | 200909 |
秋光のかはせみ水の輪を残し | 遠藤和彦 | 遠嶺 | 201002 |
かはせみのぱつと水打ち秋気澄む | 田所節子 | 沖 | 201101 |
かはせみの失せたる杭も初景色 | 山尾玉藻 | 火星 | 201102 |
巣作りやかはせみの嘴泥まみれ | 島野ひさ | 万象 | 201209 |
かはせみが翔ちて緊張くひぜは解く | 定梶じょう | あを | 201209 |
かはせみの木杭涼しく残りけり | 坂口夫佐子 | 火星 | 201309 |
かわせみや夢の舞台を待つしじま | 鈴木直枝 | ろんど | 201309 |
水打つてかはせみ盆の月を上ぐ | 神蔵器 | 風土 | 201412 |
かはせみの水につつこむ音のして | 白石正躬 | やぶれ傘 | 201608 |
かはせみの水切り己が影を切る | 内藤静 | 風土 | 201808 |
かはせみの青き羽撃き青き風 | 竹中一花 | 槐 | 202107 |
かはせみや写真家集ふ日曜日 | 辻泰子 | 春燈 | 202112 |
2023年6月25日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。
注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。
ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。