寒 菫       12句

冬菫  寒菫

作品
作者
掲載誌
掲載年月
見遙かす鏡の灘や寒すみれ 阿部幸右 京鹿子 200001
寒菫誰が為に香を放てるや 大西正栄 雨月 200204
肩落し口を窄める寒菫 長崎桂子 あを 200303
掃くものはもうなき庭の寒すみれ 内藤三男 ぐろっけ 200405
諾ひて咲く寒すみれ寒あやめ 出口賀律子 雨月 200804
外れて来し山がかる道寒菫 松尾緑富 ホトトギス 200905
あたためてゐたき縁や寒菫 大谷茂 遠嶺 200905
寒菫風雨雑言物とせず 長崎桂子 あを 201003
おほかたの女長生き寒菫 高尾豊子 火星 201104
城跡に夕日の残る寒菫 天野美登里 やぶれ傘 202005
閉鎖てふ報せ社門に寒すみれ 大橋松枝 202104
寒菫交番前に「昨日(きのう)の死」 柴崎和男 やぶれ傘 202206

 

2023年1月28日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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