作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
各駅の停車の練馬駅寒暮 | 遠藤若狭男 | 狩 | 200004 |
禅林の寒暮の鐘の続きをり | 武田孝子 | 春耕 | 200004 |
波立てて寒暮の河を艀来る | 遠藤和彦 | 遠嶺 | 200102 |
紙切つて紙の匂ひの寒暮かな | 山尾玉藻 | 火星 | 200102 |
葉のころび寒暮の隅をけばたたす | 豊田都峰 | 京鹿子 | 200102 |
大鈴のなかの寒暮を鳴らしたる | 烏居真里子 | 船団 | 200103 |
やきとりの匂ごもりの寒暮かな | 和氣康之 | 沖 | 200202 |
雲切れて寒暮の色を豊かにす | 森田蝌蚪 | 朝 | 200202 |
木を仰ぐわれも寒暮の一点景 | 森田蝌蚪 | 朝 | 200202 |
検診後寒暮の街を急ぎ足 | 五條和子 | ぐろっけ | 200202 |
噴煙を噴火が照らす寒暮なり | 望月周 | 百鳥 | 200203 |
登るはずなき神木の寒暮光 | 水野恒彦 | 槐 | 200204 |
外濠の灯影寒暮の神楽坂 | 大谷茂 | 飛白 | 200208 |
四つ辻に護国寺見ゆる寒暮かな | 佐藤慶一 | 遠嶺 | 200303 |
次の駅英字表示す寒暮かな | 山荘慶子 | あを | 200303 |
川と川音なく合うて寒暮かな | 能村研三 | 沖 | 200402 |
寒暮光出口開け放たれてをり | 岩月優美子 | 槐 | 200503 |
戻り鵜に寒暮の崖の黒々と | 矢澤壽美 | 濱 | 200504 |
蔵店の窓に灯の入る寒暮かな | 大谷茂 | 遠嶺 | 200504 |
寄せ墓の八方を向く寒暮かな | 吉田三保 | 朝 | 200601 |
畑いぢりして早めたる寒暮かな | 淵脇護 | 河鹿 | 200603 |
寒暮かな杜の鴉がかわかわと | 田所洋子 | 雨月 | 200604 |
指切りのぬくみ寒暮の湖けむる | 梶浦玲良子 | 六甲 | 200703 |
子ら散つて寒暮俄かに色深む | 岡本眸 | 朝 | 200802 |
林冠の音なき音を聞く寒暮 | 岩月優美子 | 槐 | 200904 |
鹿鳴ける声に振り向く寒暮かな | 宮平静子 | 雨月 | 200904 |
竹林の風に狂へる寒暮かな | 乙坂きみ子 | 末黒野 | 201004 |
たれかれに話しかけたき寒暮かな | 田中藤穂 | あを | 201103 |
群集のやがて一人となる寒暮 | 上谷昌憲 | 沖 | 201104 |
眉月は寒暮の空の刀疵 | 鳳蛮華 | 空 | 201106 |
四日市・桑名寒暮の雨けぶる | 上谷昌憲 | 沖 | 201204 |
屋上の隅に鳥居のある寒暮 | 藤田素子 | 火星 | 201204 |
寒暮来て山の影絵に金屏風 | 鳳蛮華 | 空 | 201206 |
かしかしと兎もの食む寒暮かな | 吉田カイ | 万象 | 201305 |
父を待つ縄とびの子ら寒暮光 | 和田政子 | 峰 | 201502 |
寒暮の灯ぽつりぽつりと川向う | 久世孝雄 | やぶれ傘 | 201604 |
ガントリークレーン並ぶ寒暮かな | 平瀬千会 | 風土 | 201702 |
常夜燈点る寒暮の舟だまり | 石本秋翠 | 馬醉木 | 201703 |
寒暮なり燃ゆる落葉松しづもれる | 木村嘉男 | 萱 | 202003 |
くれなゐの色を見てゐる寒暮かな | 上辻蒼人 | 風土 | 202004 |
からころと缶のドロップ寒暮かな | 小原芙美子 | 風土 | 202102 |
2021年12月22日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
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