柿若葉(3/3)

作品 作者 掲載誌 掲載年月
しなやかな猫の欠伸や柿若葉 畑絹枝 馬醉木 200309
野良猫の群れのたくまし柿若葉 山村桂子 遠嶺 200309
人の輪の広がる報せ柿若葉 阿部昭子 遠嶺 200309
的を射し音響きけり柿若葉 村田文一 遠嶺 200309
空つぽの胸は鏡や柿若葉 宮坂恒子 200309
飽食や天麩羅種の柿若葉 松本文一郎 六花 200309
蜘蛛の糸きらきら光り柿若葉 浅田光蛙 対岸 200309
柿若葉風に羞ひをりにけり 志賀青柿 ホトトギス 200311
柿若葉樹液一滴もしや赤 山元志津香 八千草 200311
おどり習う傘寿卆寿や柿若葉 藤原りくを 八千草 200311
マイカーの艶出し済みし柿若葉 物江晴子 八千草 200311
柿若葉もう使はざる飼葉桶 阪口美枝子 雨月 200405
虚子曽遊せし圓通寺柿若葉 稲畑汀子 ホトトギス 200405
柿若葉佛飯の下げ母が食ぶ 高千夏子 200406
柿若葉人の作りしもの旨し 須佐薫子 帆船 200407
足裏のしつとりとして柿若葉 須賀敏子 あを 200407
手術後の眼にてらてらと柿若葉 林和子 200407
畳より日脚退く柿若葉 外川玲子 風土 200407
井戸端に石の祠や柿若葉 前阪洋子 雲の峰 200407
みどりごの耳のくれなゐ柿若葉 中島あきら 200407
顔洗ひ眼も洗ひけり柿若葉 小松道子 対岸 200407
柿若葉能面を手に講義中 高野良 帆船 200408
朝日射し輝きのます柿若葉 伊東政勝 遠嶺 200408
次に会ふ時が楽しみ柿若葉 藤森万里子 百鳥 200408
手を振れば振り返す子や柿若葉 杉江美枝 百鳥 200408
柿若葉五十回忌を終へにけり 近藤公子 200408
落書の木椅子木机柿若葉 川口崇子 万象 200408
柿若葉子がプツプツと九九さらふ 増田幸子 万象 200408
リハビリの窓いつぱいに柿若葉 神山テル 栴檀 200408
退院の朝眼にしみる柿若葉 浅田浦蛙 対岸 200408
縫ひ上げし嬰の肌着や柿若葉 十河秀子 百鳥 200409
石がきといふまどろみや柿若葉 奥田筆子 京鹿子 200409
柿若葉柿の葉鮨のために摘む 二瓶洋子 六花 200409
返事よき児の泥遊び柿若葉 福田かよ子 ぐろっけ 200409
柿若葉かちりと切れし炊飯器 内藤ゑつ ゑつ 200411
次に会ふ時が楽しみ柿若葉 藤森万里子 百鳥 200502
柿若葉家新築の三代目 塚田恵美子 築港 200506
柿若葉昔のままの水車小屋 塚田恵美子 築港 200506
柿若葉狭庭が暗き昼の雨 福田栄子 帆船 200507
柿若葉予報はづれの雨明るし 望月喜好 200507
さらさらと食卓塩や柿若葉 横井澄子 築港 200507
おしおきの物置古び柿若葉 伊藤小雪 200507
柿若葉なぞなぞ問答埴輪の目 中野京子 200508
口元に決意と不安柿若葉 浜田はるみ 遠嶺 200508
千万の鏡のあそび柿若葉 服部早苗 200508
囲碁を打つ病よき日や柿若葉 長澤健子 酸漿 200508
落柿舎で句帖を買へり柿若葉 坂井和子 酸漿 200508
柿若葉ご飯つやつや炊き上り 牧長幸子 対岸 200508
よく道をきかるる日なり柿若葉 石川英利 百鳥 200508
観音みち銀山みちと柿若葉 佐藤喜代子 200508
柿若葉丁字が辻の丸ポスト 三枝邦光 ぐろっけ 200508
保育園弾ける声と柿若葉 正木泰子 ぐろっけ 200508
梵妻の声初々し柿若葉 山本漾子 雨月 200508
柿若葉坪庭包む薄明り 西塚成代 六花 200508
学ぶことなんと多きや柿若葉 森竹昭夫 遠嶺 200509
柿若葉厨眩しくしてゐたり 西口鶴子 遠嶺 200509
柿若葉子牛ひたすら声を挙ぐ 清水和子 酸漿 200509
光堂出て目にやさし柿若葉 井出やすはる 酸漿 200509
住み古りし山居の日々の柿若葉 浅井青陽子 ホトトギス 200510
柿若葉旧家の納屋に鼠捕り 中川英子 百鳥 200510
柿若葉家ぬちの馬をひきいだす 瀧春一 常念 200606
先見えぬ受験晩学柿若葉 岡久枝 酸漿 200607
生きのこる時計屋一つ柿若葉 神蔵器 風土 200607
柿若葉長椅子にふとまどろめる 田中藤穂 あを 200607
振向かず角まがりけり柿若葉 斉藤裕子 あを 200607
藁屋根に濃きはだら日や柿若葉 淵脇護 河鹿 200608
柿若葉雨まつすぐに降つて来し 延広禎一 200608
亡き人の靴は磨かれ柿若葉 樋口みのぶ 200608
釘一本差す戸締りや柿若葉 大村峰子 万象 200608
畑すみに憩ふ椅子あり柿若葉 関戸国子 酸漿 200608
ふらここを漕ぐ子漕げぬ子柿若葉 土方豊子 酸漿 200608
土蔵を塞ぐ景となりたる柿若葉 岸本林立 雨月 200608
潜り来る船頭笠や柿若葉 達山丁字 200609
ぴちやぴちやと粥食ぶ赤子柿若葉 降幡加代子 万象 200609
夜の風雨去りてきらめく柿若葉 阿部文子 酸漿 200609
赤ん坊の裸に映る柿若葉 滝沢伊代次 万象合同句集 200703
呼べば顔出てくる小窓柿若葉 中原幸子 以上、西陣から 200705
角すぎて手をつなぎけり柿若葉 斉藤裕子 あを 200706
柿若葉敷布・エプロン糊効かし 中田みなみ 200706
もの干すは空仰ぐこと柿若葉 加瀬美代子 200706
石段に母を待つ子や柿若葉 大坪景章 万象 200707
柿若葉老樹の瘤を慈しむ 岡野ひろ子 200707
郷関に父母は在らざり柿若葉 勝見玲子 200707
畑一枚育てて居たる柿若葉 小平恒子 酸漿 200707
柿若葉して鳥影の二つ三つ 藪長傳 200707
柿若葉この世のものの美しき 雨村敏子 200708
スパイスのまじる言の葉柿若葉 中野京子 200708
柿若葉風切る鳥の生き生きと 佐藤健伍 200708
柿若葉袖蔵のある和菓子店 田村すゝむ 万象 200708
繭を煮る鍋の大いさ柿若葉 小山田子鬼 200709
酒樽の手押し焼印柿若葉 西面和子 200710
退院の乳飲み子迎ふ柿若葉 大橋雅子 万象 200710
柿若葉父若き日の男ぶり 高倉恵美子 200711
柿若葉どうだん若葉常の視野 真保喜代子 200801
離れ家へ飛び石伝ひ柿若葉 寺本妙子 200802
歳月の素肌のように柿若葉 坪内稔典 坪内稔典句集U 200804
柿若葉カミさんと地図買いに出て 坪内稔典 坪内稔典句集U 200804

2005年5月4日 作成

2008年5月1日 追加

俳誌のサロンの歳時記