柿若葉 4   70句

柿若葉大腿四頭筋のばす   大山夏子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書・その他
昼月や遠目にしるき柿若葉 和田慈子 末黒野 201507  
虫になり齧りてみたし柿若葉 延川笙子 六花 201507  
待合室の肉じゃが談義柿若葉 斉藤裕子 あを 201507  
柿若葉屋敷稲荷のきつねかな 國保八江 やぶれ傘 201508  
目瞑りて髪切らるる子柿若葉 菊池洋子 やぶれ傘 201508  
兄見舞ふ実家の庭の柿若葉 久世孝雄 やぶれ傘 201508  
補助輪の取れて危なげ柿若葉 武石京子 やぶれ傘 201508  
手水舎の屋根を照らせり柿若葉 岡井マスミ 末黒野 201508  
庭からの山並隠し柿若葉 田村加代 末黒野 201508  
今日晴れて柿の若葉に光りあり 野中圭子 京鹿子 201508  
吹つ切れてからの早足柿若葉 山内洋光 201508  
柿若葉患部固定のリハビリ行 和田政子 201508  
新築の槌音高し柿若葉 広瀬俊雄 万象 201508  
柿若葉日に日に天を狭めたり 近藤紀子 201508  
まぶしくてうらやましくて柿若葉 澤藍 201508  
柿若葉大き農家を隠しけり 山崎郁子 万象 201509  
原爆ドームの鉄のよぢれや柿若葉 山口千代子 万象 201509  
耳鳴りは飼ひ馴らすもの柿若葉 ふけとしこ 船団 201512  
柿若葉頃あひと言ふ陽をもらふ 池永加代 京鹿子 201601  
柿若葉土偶のごとく児は立てり 小林朱夏 201605  
朝まだききりりきりりと柿若葉 荒木甫 201607  
椅子寄せてハードカバーを柿若葉 荒木甫 201607  
日をはじき雨をはじくや柿若葉 塩野谷慎吾 201607  
柿若葉仕立てなほしの風の吹く 大矢恒彦 201607  
柿若葉昨夜のしづくをオパールに 中澤弘 春燈 201607  
大地震や天ぷらうどん柿若葉 瀬川公馨 201607  
青空へ飛んで行きたき柿若葉 宮井知英 201607  
這ひ這ひは前進のみや柿若葉 苑実耶 201607  
新刊のインクの匂ひ柿若葉 広瀬済 やぶれ傘 201608  
夢殿の見ゆるベンチや柿若葉 小泉貴弘 春燈 201608  
武相荘に骨董市や柿若葉 鈴木庸子 風土 201608  
喪の家の明かりを返す柿若葉 小川玉泉 末黒野 201608  
表札に苗字がふたつ柿若葉 原田しずえ 万象 201608  
翳りたる村家々の柿若葉 佐津のぼる 六花 201608  
街に取り込まる旧村柿若葉 浅井青二 雨月 201608  
虹色のドロップが好き柿若葉 中田禎子 201608  
柿若葉透かし観音様の駅 高田令子 201609  
合唱のこゑ透きとほり柿若葉 高瀬史 馬醉木 201609  
柿若葉子規は句にせり実と鐘と 中村弘 末黒野 201609  
土曜日り耳鼻咽喉科柿若葉 有賀昌子 やぶれ傘 201610  
雨の日は雨の明るさ柿若葉 成瀬櫻桃子 春燈 201701 『素心』
黒板に傘の落書柿若葉 明星舞美 船団 201701  
不惑知らぬ子規の横顔柿若葉 田中珠生 馬醉木 201707  
柿若葉海中(わたなか)に見る日のひかり 加藤みき 201707  
箸袋折りて箸置く柿若葉 広渡敬雄 201708  
柿若葉大声のまま逝かれけり 田中藤穂 あを 201707  
長屋門抜けて目映ゆし柿若葉 高木邦雄 末黒野 201708  
柿若葉さらりと愚痴をこぼしけり 高村令子 風土 201708  
何なくて柿若葉柿若葉かな 雨村敏子 201708  
夜明けより東に向かふ柿若葉 岩田洋子 201708  
柿若葉酢の効いてをるマリネかな 植木戴子 201708  
柿若葉父は百まで生きたるぞ 山田春生 万象 201708  
親子丼に座る順番柿若葉 つじあきこ 201709  
白きもの真白く乾き柿若葉 森清信子 末黒野 201709  
切株に生命力や柿若葉 黒澤佳子 あを 201711  
柿若葉苦情処理して出たところ 梨地ことこ 船団 201802  
柿若葉カラフェに残る白ワイン 網野月を 201807  
聞え来るドレミの唄や柿若葉 福永みち子 馬醉木 201807  
二階まで駆け上がる音柿若葉 高橋まき子 風土 201808  
柿若葉閑かなときを賜りて 加藤みき 201808  
柿若葉あさの日のいろ水のいろ 雨村敏子 201808  
感じ易き心の色よ柿若葉 近藤喜子 201808  
柿若葉過去美しく塗り替へる 岩月優美子 201808  
火事跡と思へぬ気負ひ柿若葉 前田美恵子 201808  
一片の虫食ひもなし柿若葉 増谷とし子 京鹿子 201808  
柿若葉鬱散らしたる川堤 森清堯 末黒野 201808  
柿若葉マリアのお顔隠しけり 柴崎和男 やぶれ傘 201808  
一歩一歩俳句茶屋まで柿若葉 たかはしすなお 201809  
海の曲流れる朝や柿若葉 藤波松山 京鹿子 201810  
鐘の鳴り暮れゆく奈良や柿若葉 和田啓 末黒野 201810 柿若葉→ 1

 

2019年5月7日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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