河 鹿 3    100句

河鹿なき交す銀河の一支流 高島茂 鯨座


作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
せせらぎに声まろばせて夕河鹿 鷹羽狩行 200508 広島・帝釈峡
字つなぐ木の橋河鹿月夜かな 南恵子 万象 200508  
紙漉きの里てふ幟夕河鹿 南恵子 万象 200508  
旅にゐて夜明けの河鹿きいてをり 尾堂Y 河鹿 200509  
夕河鹿生業めきて鳴き通す 松井洋子 ぐろっけ 200509  
河鹿鳴く岩魚の川のせせらぎに 山形悦子 万象 200509  
河鹿笛風にのりくる朝歩き 井出やすはる 酸漿 200509  
河鹿笛夫の忌日を旅に在り 金田きみ子 200509  
即興詩を口遊ませし夕河鹿 北尾章郎 200509  
カランコロン下駄でゆきます夕河鹿 赤座典子 あを 200509  
河鹿鳴く山ふところの夜の膝 大島翠木 200510  
雨あがりとぎれとぎれに河鹿鳴く 鵜飼紫生 雨月 200510  
隠し湯も夜は混浴河鹿笛 小島左京 ホトトギス 200601  
おくれ毛や帯も低目に聞く河鹿 関戸文子 酸漿 200602  
河鹿鳴く苔の分厚き男岩 門脇なづな 対岸 200602  
朝風に乗りて河鹿の朝のこゑ 阿部ひろし 酸漿 200606  
いかに聞く峽中河鹿しぐれかな 瀧春一 常念 200606 歸還の友へ
初河鹿硯の石をPに撰ぶ 瀧春一 常念 200606 野州三和村松田
夜濯の婆の河鹿を聞きながら 滝沢伊代次 万象 200606  
木々包む河鹿のこゑは夜も晝も 瀧春一 常念 200606  
呼び合うて鳴く河鹿あり滝の前 大里快子 酸漿 200607  
夕郭公河鹿の声をさそひをり 田中藤穂 あを 200607  
河鹿鳴く薩摩街道高城の宿 徳田正樹 河鹿 200607  
大橋の朝のしづけさ河鹿笛 青木陽子 酸漿 200608  
渓流にまぎれ紛れず鳴く河鹿 和田祥子 馬醉木 200608  
石跳びしをみなを囃(はや)す河鹿かな 淵脇護 河鹿 200608  
我立ちて木橋のゆるる河鹿の瀬 室伏みどり 雨月 200608  
手を洗ふ河鹿合戦見たる後 風間史子 200608  
河鹿聞くひたすら何も考へず 渡辺ひろし 200608  
微酔とはほどよく遠き河鹿笛 風間史子 200608  
村廃れ河鹿の瀬のみ残りけり 三宅句生 馬醉木 200609  
清滝に亡き父の宿河鹿鳴く 浅田光代 風土 200609  
河鹿笛夜明の風に乗り来る 長田秋男 酸漿 200609  
旅の灯に兄弟揃ふ遠河鹿 坪井洋子 200609  
夕づきて渡良瀬川の河鹿笛 若月栄枝 万象 200609  
河鹿鳴く水ある星に生まれけり 近藤喜子 200609  
河鹿鳴くこの一眺め幾 たる 阿部ひろし 酸漿 200609 河津七滝
河鹿笛絵巻を開く僧侶かな 奥村邦子 200609  
風あをき瀬にトレモロの河鹿笛 高瀬史 馬醉木 200609  
日暮くる河鹿のこゑを頃にして 佐久間多佳子 京鹿子 200609  
洞穴もむかしかくれ家河鹿鳴く 蓮尾あきら 風土 200610  
ぐづりつつ眠りに落ちし河鹿笛 堀志皋 火星 200610  
瀬の音を抜け出し来る河鹿笛 鈴木栄子 酸漿 200610  
真つ先に石女の酔ふ河鹿宿 佐藤山人 200610  
河鹿鳴く瀬まで山家の窓明り 佐藤和子 万象 200610  
河鹿鳴く夜は鬼房の全句集 遠藤和彦 遠嶺 200610  
河鹿蛙発破とどろくダム工事 森理和 あを 200610  
深耶馬は温泉のふるさと河鹿鳴く 角直指 京鹿子 200611  
乗合の庄内ことば河鹿鳴く 小山陽子 200611  
河鹿笛夜の散策に水匂ひ 小山陽子 200611  
河鹿笛耳の奥まで蒼くなる 谷口文子 京鹿子 200611  
湧きのぼる河鹿の聲にPは見えず 瀧春一 200706 奥武蔵高麗川谿谷にて
谷川に幼き声の河鹿かな 小島三恵 酸漿 200707  
瀬の音に乗りて響ける河鹿笛 吉野さと 酸漿 200707  
小鳥鳴く声と聞きしが初河鹿 吉野さと 酸漿 200707  
勾玉を磨く瀬に和し河鹿笛 千田敬 200708  
絶え間なき河鹿聞き入る旅枕 芝尚子 あを 200708  
抜くるやうな空降るやうに河鹿笛 大澤君子 遠嶺 200708  
初河鹿日に日に変はる山の色 高尾豊子 火星 200708  
打ち上げの会場近し河鹿鳴く 鈴木石花 風土 200709  
石ばしる河鹿の水を庭に引く 中村房子 馬醉木 200709  
石の顔浮かぶたそがれ河鹿笛 村越化石 200709  
清滝や瀬音を聞けば河鹿笛 飛高隆夫 万象 200709  
離れても耳に残れり河鹿笛 飛高隆夫 万象 200709  
せせらぎに音符加へて鳴く河鹿 柴野静 200709  
河鹿鳴く室生寺の諸仏眠らせて 堀口希望 200709  
河鹿笛ここは世外と告げにけり 飛高隆夫 万象 200709  
山襞の落合ふ渓や夕河鹿 中村房子 馬醉木 200709  
梅雨の瀬の明けつつけぶる河鹿笛 阿部ひろし 酸漿 200709  
おのづからめつむる晩年河鹿笛 村越化石 200709  
渓流の高き瀬音に河鹿鳴く 小松渓水 酸漿 200709  
降り出でて暮色にはかや河鹿笛 飛高隆夫 万象 200709  
このあたり来て佇めば河鹿笛 大山妙子 酸漿 200710  
彦十の鼻のふくらみ河鹿笛 吉田明子 200710  
六根清浄ま夜の枕に河鹿の音 丸山佳子 京鹿子 200710  
夕河鹿髪長き子が橋の上に 戸栗末廣 火星 200710  
夕河鹿ランプを配る渓の宿 小野千枝子 万象 200710  
空間を抜けたる声の河鹿かな 天野きく江 200710  
行く水と来る水のあひ夕河鹿 辻直美 200710  
銀山温泉ぎんざんの瓦斯燈ほとり河鹿鳴く 鈴木照子 200711  
朝河鹿小橋に立てば右左 阿部ひろし 酸漿 200806  
水音の合間合間に河鹿笛 北村満弓 六花 200806  
水音と河鹿の鳴ける宿場町 北村満弓 六花 200806  
せせらぎの調べのまろき夕河鹿 邑橋節夫 菊揃へ 200806  
闇重き但馬の河鹿に聞き入りぬ 山田六甲 六花 200807  
雨の来る兆しの風に河鹿笛 中里信司 酸漿 200807  
堰音の高まる中に河鹿笛 東芳子 酸漿 200808  
神護寺へ燈の始めの河鹿笛 大山文子 火星 200808  
河鹿鳴く地球もつとも青きとき 近藤喜子 200808  
夜半さめて瀬音まぎれに遠河鹿 名取袿子 200808  
伊豆の旅河鹿の声に目覚めけり 三入久子 酸漿 200809  
河鹿鳴く激つ瀬音にまぎるなく 大山妙子 酸漿 200809  
過疎の影深まりしより河鹿鳴く 酒井秀穂 炎環 200809  
夜の河鹿胸の奥まで沁み通る 上田明子 雨月 200809  
夜の河鹿つめたうなりし蹠かな 大島翠木 200809  
村分くる碧き大河や河鹿声 宮崎見昭 遠嶺 200809  
梓川の水の瑠璃いろ河鹿鳴き 味村志津子 雨月 200809  
バスの揺れ身に残りゐる河鹿宿 窪田粧子 馬醉木 200809  
吊橋の先は分校河鹿鳴く 和田崎増美 雨月 200810  
川風や手櫛に絡む河鹿笛 清水美子 春燈 200810 河鹿 →4

 

2016年6月3日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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