蝸 牛 2   46句

蝸牛寝ねても真闇とはならず    櫻井博道

かたつむり   蝸牛   ででむし   でで虫

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
蝸牛忌やふり仮名つきの『努力論』 貞吉直子 馬醉木 201609  
地球の傷をちちんぷいぷい蝸牛 小林陽子 201609  
蝸牛雨滴に角を引っ込むる 蒲田豊彦 雨月 201609  
蝸牛と考へごとをしてをりぬ 本多俊子 201609  
立ち話の夢中に消ゆる蝸牛 山口登 末黒野 201610  
幸村へ秀吉書状蝸牛 門伝史会 風土 201610  
悼む日の思惟のかたちに蝸牛 亀井福恵 京鹿子 201707  
うつむけば我も小さき蝸牛 押田裕美子 201706  
生きることの今あることの蝸牛 小山田子鬼 201708  
太陽に先回りされ蝸牛 甲州千草 201708  
衣食住こと足りてをり蝸牛 相良牧人 201708  
山の端の夕日に暈や蝸牛 奥田茶々 風土 201709  
吝何ぞ重き枷負ふ蝸牛 松本三千夫 末黒野 201709  
ゆつくりと前進あるのみ蝸牛 池田節 春燈 201709  
これ以上無理はするなと蝸牛 森清堯 末黒野 201711  
葉隠れにいつからゐたる蝸牛 上辻蒼人 風土 201711  
拾はれて命をつなぐ蝸牛 奈辺慶子 雨月 201806  
蝸牛どこかあなたに似てをりぬ 江島照美 201808  
こころざしあれど急がぬ蝸牛 犬塚李里子 201809  
昏れぎわの明日はどっちだ蝸牛 松井季湖 201809  
蝸牛隣空き家となり久し 笹倉さえみ 雨月 201810  
泥流に家ごと呑まる蝸牛 高橋将夫 201811  
ガンジーの貌に角出て蝸牛 田岡千章 201812  
蝸牛水の余韻を背にのせた 渡部ひとみ 船団 201812  
蝸牛にも急ぎたき心あり 稲畑汀子 ホトトギス 201906  
蝸牛逃げ足はやきこと確か 稲畑汀子 ホトトギス 201906  
我が所在いつから知りぬ蝸牛 稲畑汀子 ホトトギス 201906  
蝸牛よりゆつくりと消ゆるもの 稲畑汀子 ホトトギス 201906  
校庭の隅に子の寄る蝸牛 江草礼 春燈 201908  
角出して何に向かふや蝸牛 岩永はるみ 春燈 201908  
蝸牛生まれながらの左巻き 岩下芳子 201908  
何が何でも登ると言ふ蝸牛 岩月優美子 201908  
淋しさを背負ひて雨後の蝸牛 五十畑悦雄 201908  
老いたれば愚鈍もよかれ蝸牛 赤峰ひろし 201908  
蝸牛の道光りたる石に座す 田尻勝子 六花 201908  
蝸牛角と言へどもやはらかき 藤原明美 201909  
葉に沿うて曲がつてゆきぬ蝸牛 森なほ子 あを 201909  
ワイルドに生きてをりけり蝸牛 岩田洋子 201911  
蝸牛石に紛れてをりにけり 稲畑汀子 ホトトギス 202006  
さはられて石に戻りし蝸牛 稲畑汀子 ホトトギス 202006  
通りたる跡を辿れば蝸牛 稲畑汀子 ホトトギス 202006  
蝸牛動かぬ世界ありにけり 稲畑汀子 ホトトギス 202006  
蝸牛見て過ぎてゆく時間あり 稲畑汀子 ホトトギス 202006  
捕へたる蝸牛にも自由あり 稲畑汀子 ホトトギス 202006  
蝸牛自由の早さありにけり 稲畑汀子 ホトトギス 202006  
飼ふことになりし箕面の蝸牛 稲畑汀子 ホトトギス 202006 蝸牛→1

 

2020年6月13日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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