糸 取      14句

糸引  糸取  繭煮る

作品
作者
掲載誌
掲載年月
糸取りの寂しと唱ひ継ぎにけり 近藤暁代 馬酔木 200107
糸取の湯気のなかなる娶り唄 中村翠湖 馬醉木 200206
糸取女他郷の繭と伏目され 西村しげ子 雨月 200309
糸取器十五の繭を躍らせつ 青木陽子 酸漿 200409
顎出しておなかを濡らす糸取女 長村雄作 栴檀 200411
豆腐屋のラツパに起てり糸取女 高橋千美 京鹿子 200509
糸取りの体験教室一瞥す 高橋澄子 200609
冷まじや糸取りし繭に透く蛹 新倉舒子 200801
雪来るか糸取唄を呟けば 岩木茂 風土 201002
糸取女目に見えぬ糸操れる 大橋晄 雨月 201007
湖の音聞きわけてゐる糸取女 高松由利子 火星 201008
糸取の昔を語る太柱 稲畑廣太郎 ホトトギス 201105
鈍色の糸取鍋にある憂ひ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201105
鍋の中に滴る汗や糸取女 横山昭子 雨月 201511

 

2023年5月30日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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