冬雀・冬の雀・ふくら雀     82句

朝茶のむうちは居よかし冬雀   乙二

寒雀 冬雀冬の雀・ふくら雀)

作品
作者
掲載誌
掲載年月
土の色は安心の色冬雀 大橋俊彦 199810
着膨れのふくら雀よ春来るぞ 藤原たかを 馬醉木 200004
ふくら雀訃報の村の動きだす 松本恭昂 火星 200004
大地に坐しふくら雀のごと鳩も 大橋敦子 雨月 200104
老人とふくら雀に冬深む 村越化石 200202
翁忌を過ぎたる墓所の冬雀 玉置かよ子 雨月 200203
閼伽井屋の片目の龍に冬雀 小阪律子 ぐろっけ 200204
冬雀里に集り里に和す 村越化石 200302
病む母にふくら雀の来て遊ぶ 谷口ふみ子 雨月 200302
ちちの木にふくら雀の刻移る 宇都宮滴水 京鹿子 200303
東病棟ふくら雀に陽の当り 石平周蛙 対岸 200402
ふくら雀跳んでうなづきあふ朝日 道具永吉 対岸 200403
川風やふくら雀の集まる木 斎藤博子 対岸 200404
早起きの冬の雀と山の墓
中山純子 万象 200503
立冬の雀のこゑのつつがなし 瀬戸悠 風土 200511
バス停は法隆寺前冬雀 小池槙女 火星 200603
逃げゆくはいつもの塔や冬雀 小池槙女 火星 200603
菊人形ふくら雀に帯締めて 坊城俊樹 ホトトギス 200603
ふくら雀赤楽茶碗無一物 林日圓 京鹿子 200603
冬雀宴会つづく中庭に 小浦遊月 酸漿 200604
着脹れてふくら雀の如きわれ 大房帝子 酸漿 200604
元朝の垣根にふくら雀かな 山上房子 万象 200605
みじろがぬふくら雀も木乃伊寺 佐藤山人 200704
露座仏の膝をこぼるる冬雀 石原光徳 酸漿 200704
冬雀ひとかたまりにパン啄む 西澤ひで子 遠嶺 200803
独居の兄と馴染の冬雀 西山美枝子 酸漿 200803
ふくら雀一羽を許し銀沙灘 北川英子 200803
仁和寺の和尚とふくら雀かな 浅田光代 風土 200804
事もなくふくら雀に日の暮るる 村越化石 200804
ふくら雀丸々ふくれ飛ぶ気無し 井田実代子 雨月 200904
御願女にふくら雀の群れて来し 呉屋菜々 万象 200905
日だまりをふくら雀にゆづられて 片山由美子 200912
ふくら雀酒亭九八屋覗きけり 安永圭子 風土 201002
ホームから線路におりる冬雀 天野美登里 やぶれ傘 201004
こぼれてはふくら雀となりにけり 原田達夫 201004
日に向ふ枝占め冬の雀たち 大房帝子 酸漿 201005
羽毛はねに日を梳きこみふくら雀かな 布川直幸 201011
畝にゐる立冬雀二羽三羽 小野木雁 酸漿 201101
老いし母見いる小枝にふくら雀 植田雅代 ぐろっけ 201102
はらはらとかたまつて飛ぶ冬雀 上原重一 201201
畝の間を跳ねゆくふくら雀かな 大崎紀夫 やぶれ傘 201205
街路樹のこの一本に冬雀 森理和 あを 201302
冬雀みくじに百の小抽斗 師岡洋子 ぐろっけ 201303
中州よりひとかたまりの冬雀 根橋宏次 やぶれ傘 201303
百の実にふくら雀の鳴き群るる 辻知代子 201304
日の庭にふくら雀の止まりやう 加古みちよ 火星 201304
藪かげのふくら雀や七七忌 神戸京子 ろんど 201305
それ以上ふくら雀となれず並ぶ 山尾玉藻 火星 201402
地に降りてふくら雀となりにけり 廣瀬雅男 やぶれ傘 201403
柵の上に腹で乗りたる冬雀 小山陽子 やぶれ傘 201404
爆ぜてまた群れて路傍の冬雀 布川直幸 201412
切通しの一本道や冬雀 下山田美江 風土 201501
驚きを解かれてふくら雀かな 布川直幸 201502
柏手に発ちたるふくら雀かな 山田天 雨月 201503
日のあたる庇にふくら雀かな 廣瀬雅男 やぶれ傘 201503
陽だまりを啄むふくら雀かな 来海雅子 201504
遊ぶごとパン奪ひあふ冬雀 柴田志津子 201504
大屋根にふくら雀の空をみて 白石正躬 やぶれ傘 201504
みるからに猛勉強中冬雀 つじあきこ 船団 201505
畝の間を跳ねゆくふくら雀かな 大崎紀夫 虻の昼 201510
こぼれてはふくら雀となりにけり 原田達夫 箱火鉢 201511
袖口の釦外せば冬雀 風間史子 201603
宮裏にふくら雀の番かな 加藤みき 201604
腕かざし冬の雀を呼ぶ男 植木やす子 201611
影もまたふくら雀でありにけり 近藤牧男 春燈 201702
三月書房開くのを待って冬雀 つじあきこ 201803
冬雀遠く獣の声がする 火箱ひろ 201803
ふくら雀暫し己の影とあり 安立公彦 春燈 201804
ふくら雀八方に翔つ雨戸繰る 田代貞香 201806
私が見て君が見ている冬雀 林田麻裕 201903
着膨れとふくら雀と風の音 篠田純子 あを 201904
ちょんちょこぴいのふくら雀の弾みをり 篠田純子 あを 201904
ふくら雀林泉の日を存分に 荒川心星 201905
いつせいに飛び立つふくら雀かな 大沼経子 201905
廃れ田の水さびしめり冬雀 米山のり子 馬醉木 202002
社家並ぶふくら雀の遊びぐせ 鈴鹿呂仁 京鹿子 202002
この朝のふくら雀が七八羽 大崎紀夫 やぶれ傘 202003
御握りもカステラも好き冬雀 卯木尭子 春燈 202103
師の墓碑に朝の日差しや冬雀 岩永はるみ 春燈 202103
十ほどを数へてふくら雀田に 根橋宏次 やぶれ傘 202103
大寒のふくら雀の嘴ひかる 小原芙美子 風土 202104
産土のふくら雀に日のあたる 藤原明美 202104

 

2022年1月25日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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