冬雀・冬の雀・ふくら雀     65句

朝茶のむうちは居よかし冬雀   乙二

寒雀 冬雀冬の雀・ふくら雀)

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
土の色は安心の色冬雀 大橋俊彦 199810  
着膨れのふくら雀よ春来るぞ 藤原たかを 馬醉木 200004  
ふくら雀訃報の村の動きだす 松本恭昂 火星 200004  
大地に坐しふくら雀のごと鳩も 大橋敦子 雨月 200104  
老人とふくら雀に冬深む 村越化石 200202  
翁忌を過ぎたる墓所の冬雀 玉置かよ子 雨月 200203  
閼伽井屋の片目の龍に冬雀 小阪律子 ぐろっけ 200204  
冬雀里に集り里に和す 村越化石 200302  
病む母にふくら雀の来て遊ぶ 谷口ふみ子 雨月 200302  
ちちの木にふくら雀の刻移る 宇都宮滴水 京鹿子 200303  
東病棟ふくら雀に陽の当り 石平周蛙 対岸 200402  
ふくら雀跳んでうなづきあふ朝日 道具永吉 対岸 200403  
川風やふくら雀の集まる木 斎藤博子 対岸 200404  
早起きの冬の雀と山の墓
中山純子 万象 200503  
立冬の雀のこゑのつつがなし 瀬戸悠 風土 200511  
バス停は法隆寺前冬雀 小池槙女 火星 200603  
逃げゆくはいつもの塔や冬雀 小池槙女 火星 200603  
菊人形ふくら雀に帯締めて 坊城俊樹 ホトトギス 200603  
ふくら雀赤楽茶碗無一物 林日圓 京鹿子 200603  
冬雀宴会つづく中庭に 小浦遊月 酸漿 200604  
着脹れてふくら雀の如きわれ 大房帝子 酸漿 200604  
元朝の垣根にふくら雀かな 山上房子 万象 200605  
みじろがぬふくら雀も木乃伊寺 佐藤山人 200704  
露座仏の膝をこぼるる冬雀 石原光徳 酸漿 200704  
冬雀ひとかたまりにパン啄む 西澤ひで子 遠嶺 200803  
独居の兄と馴染の冬雀 西山美枝子 酸漿 200803  
ふくら雀一羽を許し銀沙灘 北川英子 200803  
仁和寺の和尚とふくら雀かな 浅田光代 風土 200804  
事もなくふくら雀に日の暮るる 村越化石 200804  
ふくら雀丸々ふくれ飛ぶ気無し 井田実代子 雨月 200904  
御願女にふくら雀の群れて来し 呉屋菜々 万象 200905  
日だまりをふくら雀にゆづられて 片山由美子 200912  
ふくら雀酒亭九八屋覗きけり 安永圭子 風土 201002  
ホームから線路におりる冬雀 天野美登里 やぶれ傘 201004  
こぼれてはふくら雀となりにけり 原田達夫 201004  
日に向ふ枝占め冬の雀たち 大房帝子 酸漿 201005  
羽毛はねに日を梳きこみふくら雀かな 布川直幸 201011  
畝にゐる立冬雀二羽三羽 小野木雁 酸漿 201101  
老いし母見いる小枝にふくら雀 植田雅代 ぐろっけ 201102  
はらはらとかたまつて飛ぶ冬雀 上原重一 201201  
畝の間を跳ねゆくふくら雀かな 大崎紀夫 やぶれ傘 201205  
街路樹のこの一本に冬雀 森理和 あを 201302  
冬雀みくじに百の小抽斗 師岡洋子 ぐろっけ 201303  
中州よりひとかたまりの冬雀 根橋宏次 やぶれ傘 201303  
百の実にふくら雀の鳴き群るる 辻知代子 201304  
日の庭にふくら雀の止まりやう 加古みちよ 火星 201304  
藪かげのふくら雀や七七忌 神戸京子 ろんど 201305  
それ以上ふくら雀となれず並ぶ 山尾玉藻 火星 201402  
地に降りてふくら雀となりにけり 廣瀬雅男 やぶれ傘 201403  
柵の上に腹で乗りたる冬雀 小山陽子 やぶれ傘 201404  
爆ぜてまた群れて路傍の冬雀 布川直幸 201412  
切通しの一本道や冬雀 下山田美江 風土 201501  
驚きを解かれてふくら雀かな 布川直幸 201502  
柏手に発ちたるふくら雀かな 山田天 雨月 201503  
日のあたる庇にふくら雀かな 廣瀬雅男 やぶれ傘 201503  
陽だまりを啄むふくら雀かな 来海雅子 201504  
遊ぶごとパン奪ひあふ冬雀 柴田志津子 201504  
大屋根にふくら雀の空をみて 白石正躬 やぶれ傘 201504  
みるからに猛勉強中冬雀 つじあきこ 船団 201505  
畝の間を跳ねゆくふくら雀かな 大崎紀夫 虻の昼 201510  
こぼれてはふくら雀となりにけり 原田達夫 箱火鉢 201511  
袖口の釦外せば冬雀 風間史子 201603  
宮裏にふくら雀の番かな 加藤みき 201604  
腕かざし冬の雀を呼ぶ男 植木やす子 201611  
影もまたふくら雀でありにけり 近藤牧男 春燈 201702  

 

2018年1月25日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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