冬林檎 2   40句

林檎  冬林檎

作品
作者
掲載誌
掲載年月
病臭も消ゆる一顆の冬林檎 瀧春一 花石榴 201312
ぽつぽつと思ひ出話冬林檎 松田洋子 201401
新鮮にナイフひびけり冬林檎 早崎泰江 あを 201402
冬林檎ダンテの『神曲』地獄篇 中村洋子 風土 201403
冬林檎誰のせいでもない病 まつのたく ろんど 201403
手のひらにのるだけの運冬林檎 小山繁子 春燈 201403
冬りんご行ッテキマシタ兵役二 たかはしすなお 201403
もの思ふ年頃なりし冬林檎 寺田すず江 201404
冬林檎また丈伸びる子の寡黙 甲州千草 201404
窓の燈は生くるあかしや冬林檎 近藤紀子 201404
もの思ふ年頃なりし冬林檎 寺田すず江 201404
冬林檎また丈伸びる子の寡黙 甲州千草 201404
風邪の神まだ来ず朝の冬林檎 生田恵美子 風土 201503
冬林檎五十五歳の死は挫折 太田沙良 201503
沖波の白さ優しさ冬林檎 井上信子 201601
振り絞る命に添ひし冬林檎 岩月優美子 201603
夜は夜の香りを密に冬林檎 宇都宮敦子 201603
冬林檎美しけれどさらに選る 松田泰子 末黒野 201603
貧しさの清々しきころ冬林檎 松林依子 201605
名神に転がりつづけて冬林檎 秋山泰 船団 201701
冬林檎光つてをりし仏間かな 中貞子 201702
とりあへずメモの重しの冬林檎 大室恵美子 春燈 201702
諍ひのあとの寂しき冬林檎 川村みよき 万象 201704
夫の手に剥かれ細身の冬林檎 川崎真樹子 春燈 201802
途切れ無く保つ繋がり冬林檎 宮野了子 201803
卓に剥く恙なき夜の冬林檎 杉田智榮子 馬醉木 201803
太陽となるまで磨く冬林檎 大沢美智子 旬日 201808
真鍮のりんご信州の冬林檎 はしもと風里 201901
米澤の女将しやきしやき冬林檎 山田六甲 六花 201902
冬林檎分かつ友あり家族あり 蒲田雅子 雨月 202001
続編のふいの打切り冬林檎 井上菜摘子 京鹿子 202001
ベランダの目白にきざむ冬林檎 赤座典子 あを 202002
冬林檎まるかじりして子に従ふ 高橋寛子 京鹿子 202002
被災傷あるも香るや冬林檎 武田未有 202003
それぞれの唇に合ふ冬林檎 秋津令 202006
あつ地震冬林檎むく手の止まり 小巻若菜 やぶれ傘 202103
厨子出でし秘仏に赤き冬林檎 天谷翔子 202104
冬林檎話し相手の欲しき日よ 岡村尚子 202105
穏やかに歳を重ねて冬林檎 谷口摩耶 202201
窓白くジャムの香にある冬林檎 秋川泉 あを 202305
冬林檎 1      

 

2023年11月26日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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