冬の雲・冬雲 2     23句

寒雲・凍雲   冬の雲・冬雲

作品
作者
掲載誌
掲載年月
白い日がいま冬雲に入るところ 藤井美晴 やぶれ傘 202003
ちぎれたるのが薄れゆく冬の雲 瀬島洒望 やぶれ傘 202003
冬雲の連山に影写しをり 田尻勝子 六花 202004
冬雲に一羽の鳶の消えにけり 永田万年青 六花 202004
冬雲雀空の高みを知らぬまま 藤生不二男 六花 202004
ふんだんに青空のあり冬雲雀 門伝史会 風土 202004
日本列島漂着したる冬の雲 菅谷たけし 202004
冬雲の肩にずしりと乗つかりて 近藤紀子 202005
冬の雲海まで馬柵の伸びてをり 岸洋子 202006
太陽を時に零して冬の雲 稲畑汀子 ホトトギス 202011
冬雲を押し上げ火山灰の静寂かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 202012
冬の雲鱗崩れてゆく仔細 稲畑廣太郎 ホトトギス 202012
立冬の雲曳く機影幽かなる 高木邦雄 末黒野 202102
星雲にならんとしたる冬の雲 高橋将夫 202102
竹囃す冬雲宇津ノ谷峠かな 間島あきら 風土 202102
戦死てふ兄の名を呼ぶ冬の雲 田中臥石 末黒野 202103
楠並木冬雲ひとひら遊ばせて 塩貝朱千 京鹿子 202201
冬雲と白煙交叉仁王像 七郎衛門吉保 あを 202202
冬の雲重くたゆたふ運河かな 小嶋恵美 春燈 202203
冬の雲重たく載せて伊吹山 森清堯 末黒野 202203
冬雲のじつとなにかに耐へてゐる 沼田桂子 春燈 202204
雑踏や趣きのある冬の雲 中西厚子 202204
冬雲を押し返さむと今朝の富士 森清堯 末黒野 202205
冬の雲・冬雲 1

 

2022年12月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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