芙 蓉 2          50句

呪ふ人は好きな人なり紅芙蓉    長谷川かな女

酔芙蓉  芙蓉

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
山ひとつ動かして咲く芙蓉かな 杉本薬王子 風土 201412  
芙蓉閉づわれにも同じ刻ながれ 中野あぐり 春燈 201508  
連れ立ちてひらく芙蓉の赤と白 大坪景章 万象 201510  
遠き記憶今年は咲かぬ白芙蓉 中西明子 京鹿子 201510  
水音に迷ひなく白芙蓉咲く 塩貝朱千 京鹿子 201511  
門口に子供自転車紅芙蓉 丑久保勲 やぶれ傘 201511  
吹かれつつ芙蓉は眠たげにひらく 村上二三 201511  
白芙蓉生き急ぐかに咲き継げり 楠原幹子 201511  
露坐仏に地震の記憶や白芙蓉 小林和世 201511  
はらからの老いても姉妹白芙蓉 石川倜子 馬醉木 201512  
風立ちて芙蓉は暮色生みにけり 松田泰子 末黒野 201512  
朝ごとにころころ掃かれ散芙蓉 今井千鶴子 ホトトギス 201601  
鏡台は母の遺愛よ白芙蓉 上柿照代 馬醉木 201601  
白芙蓉ひとり寡黙をとほすなり 亀井福恵 京鹿子 201601  
紅芙蓉棟方志功の天女のほほ 木澤惠司 201601  
芙蓉咲く高所作業車置き場かな 瀬島洒望 やぶれ傘 201601  
芙蓉の実花の記憶をとぢこむる 小渕二美江 春燈 201601  
紅芙蓉札所寺への曲り角 青谷小枝 やぶれ傘 201602  
塀越しに芙蓉の花のひとつ見え 有賀昌子 やぶれ傘 201602  
芙蓉の実鳴らす海風真砂女の碑 斉藤マキ子 末黒野 201602  
白芙蓉母見送りし日のごとく 野畑さゆり 201610  
やさしさに色ありとせば芙蓉とも 望月晴美 201611  
秘仏見てやすらふ宿や花芙蓉 山田春生 万象 201611  
雲かろくなりたる空や白芙蓉 山口千代子 万象 201611  
たそがれの芙蓉は花をたたみけり 小山繁子 春燈 201611  
シャガールの風の音する白芙蓉 雨村敏子 201612  
鉄柵の錆びし僧院白芙蓉 藤沢秀永 201612  
白芙蓉ひとり寡黙をとほすなり 亀井福恵 京鹿子 201701  
駅逓所なごりの芙蓉揺れてをり 竹重富子 万象 201701  
床の間の白き芙蓉の閉ぢかかる 長谷川はるみ 万象 201701  
銭湯の自転車置き場紅芙蓉 瀬島洒望 やぶれ傘 201701  
天心へゆらりふはりと紅芙蓉 大坪あきら 万象 201710  
芙蓉咲き淀川沿ひの古屋敷 細川コマヱ 雨月 201710  
白壁の蔵ある屋敷芙蓉咲き 細川コマヱ 雨月 201710  
咲き初めし芙蓉少女のはにかみに 岩月優美子 201711  
喪主の声芙蓉開くをかたはらに 伊藤希眸 京鹿子 201711  
咲き初めの汚れなきかな白芙蓉 村上悦子 雨月 201711  
祭神は女神に在す白芙蓉 高塚三枝 馬醉木 201712  
淋しさのふつとなごめり芙蓉咲き 望月晴美 201712  
紅芙蓉遊行忌へ咲き惜しむなし 中根美保 風土 201712  
水影の芙蓉の紅の濃かりけり 笹村政子 六花 201801  
やや蕾み加減も雨の芙蓉かな 山田夏子 雨月 201801  
一日を白に徹して芙蓉落つ 金森教子 雨月 201801  
芙蓉閉づ一日の風を抱きしまま 亀井福恵 京鹿子 201801  
芙蓉活け洋室直と和みをり 大橋晄 雨月 201802  
誰もゐず芙蓉とだけの午後の刻 成瀬櫻桃子 春燈 201810 『素心』
子規庵の庭先芙蓉なまめきて 大島寛治 雨月 201811  
芙蓉の花碧空に咲き極立てる 手島伸子 雨月 201811  
白芙蓉みほとり軽く暮らしけり 鷹崎由未子 春燈 201811  
路地奥の茶房を灯す白芙蓉 川合弘子 馬醉木 201812  
芙蓉咲く朝の風のやはらかく 早川八重子 末黒野 201812 芙蓉 →1

 

2019年8月16日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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