ほととぎす 6       90句

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作者
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前書他
ほととぎすヲノノコマチとなきにけり 山田六甲 六花 201506 寺田池
竹林のざわつき止まずほととぎす 布川直幸 201506  
ほとゝぎす創刊号に紙魚寄せず 稲畑廣太郎 ホトトギス 201507  
ほととぎす鳴き本尊は厨子の内 安藤久美子 やぶれ傘 201507  
三門の仁王の阿吽ほととぎす 四條進 201507  
分教場放課の教師ほととぎす 定梶じょう あを 201507  
薄明の裏山を駈けほととぎす 田村加代 末黒野 201508  
返り来る谺は青しほととぎす 福島照子 京鹿子 201508  
房総のここは真ん中ほととぎす 内海良太 万象 201508  
早暁の峡の底よりほととぎす 河原昭子 万象 201508  
また寝そびれて明け方のほととぎす 藤井美晴 やぶれ傘 201509  
禅寺の寂光に聞くほととぎす 黒滝志麻子 末黒野 201509  
雷去りて森に飛び交ふほととぎす 山崎郁子 万象 201509  
団塊の世代の法事ほととぎす 江見巌 六花 201509  
雨やんで束の間の星ほととぎす 石垣幸子 雨月 201509  
ほととぎす阿吽の虎の真上より 中島昌子 201510  
碑文読みをれば背山をほととぎす 安斎久英 末黒野 201510  
ほととぎすに呼び戻さるる下山みち 今井妙子 雨月 201510  
石舞台へ声張りつづけほととぎす 森礼子 雨月 201510  
ほととぎす佐渡まで海の真つ平 原田達夫 箱火鉢 201511  
地球儀の点の島きてほととぎす 鈴鹿仁 京鹿子 201605  
ほととぎす古代遺跡をつなぐ径 高橋たか子 馬醉木 201608  
奥津城に柏手打てばほととぎす 河合佳子 馬醉木 201608  
ほととぎす魚板のくぼみ打ちにけり 宮川みね子 風土 201608  
千年杉の宮の背山のほととぎす 櫛橋直子 雨月 201608  
ほととぎす古代の王の治めし地 櫛橋直子 雨月 201608  
城山の要害翔けるほととぎす 佐藤山人 201609  
風を生む棚田百枚ほととぎす 川原博美 馬醉木 201609  
ほととぎす備前長船耀けり 福田周草 風土 201609  
ほととぎす千枚の畑鳴き渡る 水井千鶴子 風土 201609  
ほととぎす樟は神鈴加へつつ 深川淑枝 201609  
東西に尾根南北にほととぎす 松尾龍之介 201609  
リハビリの杖の伸縮ほととぎす 野畑さゆり 201609  
ほととぎす山中の靄深きより 佐藤貞子 雨月 201609  
ほととぎすの遠音に山の深きかな 多方清子 雨月 201609  
塚ほどの窯跡ほととぎすしきり 青谷小枝 やぶれ傘 201609  
青空を切り裂いてゆくほととぎす 涌羅由美 ホトトギス 201610  
明けの宿一声過ぐるほととぎす 小山ほ子 末黒野 201610  
天平の法灯揺るるほととぎす 井上和子 201610  
荒行は空の半ぱやほととぎす 吉田葎 201610  
ほととぎす風ひそみゐる遺跡谷 土江比露 春燈 201610  
星の夜を憚りのなしほととぎす 松本三千夫 末黒野 201708  
ほととぎす朝の心音聴きに来る 片山煕子 京鹿子 201709  
ほととぎす耳を澄ましてをりにけり 竹内悦子 201709  
分蘖のすすむ早さやほととぎす 南うみを 風土 201709  
ほととぎす船頭小屋の薬缶焦げ 中嶋陽子 風土 201709  
ほととぎす利鎌のごとき月上げて 松本三千夫 末黒野 201709  
夕映えの高原の牧ほととぎす 森清信子 末黒野 201709  
沖望む木椅子にしばしほととぎす 安斎久英 末黒野 201709  
畳なはる那須連山やほととぎす 菅野日出子 末黒野 201709  
野に放つ牛百頭やほととぎす 佐藤貞子 雨月 201709  
田仕事の田にゐて嬉しほととぎす 石原健二 やぶれ傘 201709  
酒蔵をめぐる沢水ほととぎす 大沢美智子 201710  
林より森の居心地ほととぎす 柴崎甲武信 春燈 201709  
ほととぎす足湯にしばし微睡みぬ 平野みち代 201710  
ほととぎす獏には遣れぬ夢の覺め 石川桂郎 風土 201710 『竹取』
庭先に来て鳴きくれしほととぎす 小林輝子 風土 201710  
灯を洩らしをれば応ふるほととぎす 亀井福恵 京鹿子 201710  
ほととぎす檜の風呂に木の枕 福島せいぎ 万象 201710  
ほととぎす鎮守の杜を統べてをり 今村千年 末黒野 201710  
身は病むとも魂は健やかほととぎす 藤田美耶子 201711  
乾し皀莢吊す曲屋ほととぎす コ田千鶴子 馬醉木 201807  
遠退きてまたほととぎす鳴きにけり 廣瀬雅男 やぶれ傘 201807  
ほととぎす倒木あをく水漬きけり 近藤暁代 馬醉木 201808  
ほととぎす暮るるに間あり露天風呂 都丸美陽子 春燈 201808  
身に余る新しき役ほととぎす 森清堯 末黒野 201808  
湯の街の山並暮るるほととぎす 安斎久英 末黒野 201808  
祖師堂へ磴九十九折ほととぎす 森脇貞子 雨月 201809  
囚はれの身は気賀にありほととぎす 亀井福恵 京鹿子 201809  
わぶ人に夜をかけて鳴けほととぎす 善野行 六花 201809  
ほととぎす朝の静寂を覚ましけり 大内幸子 六花 201809  
ほととぎす谷に腹這ふ登り窯 吉田葎 201809  
基地の空暮色漂ひほととぎす 安斎久英 末黒野 201810  
降りやみのせはしき一日ほととぎす 安斎久英 末黒野 201810  
ほととぎす開発止めの叫びとも 小倉純 末黒野 201810  
ほととぎす朴は葉裏をひるがへし ふけとしこ 船団 201811  
山頂の墓に箒目ほととぎす 河原敬子 201811  
大原へ峠は二つほととぎす 橋添やよひ 風土 201906  
里山の残る団地やほととぎす 森清堯 末黒野 201908  
鳴き止みてそれとは知れりほととぎす 出牛進 201909  
朝立ちの仕度の忙しほととぎす 森清堯 末黒野 201909  
ほととぎす森の匂ひの漂ひ来 笹村政子 六花 201909  
ほととぎす曇天の果鳴き渡る 大内幸子 六花 201909  
前山に雨後の日の差すほととぎす 廣瀬雅男 やぶれ傘 201910  
ひと声を仏母の山のほととぎす 尾崎みつ子 雨月 201910  
あの時のあの声が終ほととぎす 下田奉枝 雨月 201910  
転生の父や五更のほととぎす 井原美鳥 202001  
青岸渡寺への標上臈ほととぎす 西千代恵 雨月 202001  
川べりの一つ家にきてほととぎす 竹内悦子 喜悦 202002 ほととぎす→ 1

 

2020年5月18日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。