初 午       132句

初午  午祭

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
初午や燈明ゆらぐ鰈の眼 水原秋櫻子 馬醉木 194600  
初午や手皿に貰ふ御赤飯 宮城菊子 199904  
旅人に初午の菓子ふるまはる 森田ゆり 風土 199904  
初午や抱いてやりたき猫がゐて 古津みどり 京鹿子 199905  
雨となる初午詣での狐顔 吉田多美 京鹿子 199905  
初午と知らずに通り過ぎてをり 稲畑汀子 ホトトギス 200002  
初午といひて母許なりしかな 稲畑汀子 ホトトギス 200002  
初午や根来の朱を取りだして 今木偉郎 200003  
初午や小紋の袖を胸の前 禅京子 風土 200004  
初午の盛り沢山の供物かな 松崎鉄之介 200004  
初午の幟立つ駅混み合へる 永野秀峰 ぐろっけ 200006  
初午の市に出でゐる講釈師 小林光美 春耕 200006  
初午や三輪橋から王子まで 竹内弘子 あを 200103  
初午の過ぎて一日深ぐもり 平田安生 風土 200105  
初午や柏手揃ふ氏子中 菊地英雄 酸漿 200204  
初午の屋敷稲荷に鯉の神饌 安藤衛門 春耕 200204  
初午の朱き字のたつ一月尽 柿沼盟子 風土 200204  
初午の鯛直会に添へてあり 菊地英雄 酸漿 200204  
初午や鈴の緒替へし山祠 小菅高雪 春耕 200204  
初午や口数多き矢立売り 堀義志郎 火星 200205  
初午の神の落せる火伏札 春田淳子 雲の峰 200303  
初午のお供への隅すみつかり 松崎鉄之介 200303  
初午の低くはじまる不動讃 朝妻力 雲の峰 200304  
初午や妻の里にて書く幟 阿部ひろし 酸漿 200304  
初午やほたほた煮込む丸豆腐 川勝春 馬醉木 200305  
初午の常陸の国のたひらかな 青山丈 200305  
初午に英語の混じる祝詞かな 泰江安仁 百鳥 200305  
初午や寂れて久し造船所 馬越幸子 ぐろっけ 200305  
煤黒のビリケンにも神饌初午祭 馬越幸子 ぐろっけ 200305  
初午や農婦がおろす割烹着 長谷川閑乙 馬醉木 200305  
初午渡御電光石火で糞拾ふ 金升富美子 200306  
初午の幟の中の宮小さし 野口みどり 酸漿 200306  
爆音に初午神楽途切れけり 飯塚雅子 200401  
初午や何と大きな油揚 山岸千恵子 帆船 200404  
大原の地に初午の大根焚 酒井多加子 雲の峰 200404  
初午の旗が並びて伏見駅 永野秀峰 ぐろっけ 200404  
初午や屋敷稲荷に紅白餅 長谷川久吉 200405  
初午の供物を鵯がさらひけり 小山漂葉 酸漿 200406  
初午祭日はうらうらと馬踊る 原田竜子 河鹿 200406  
初午の奉納書の卯波かな 竹内まさ子 帆船 200504  
初午の香合をかし諫鼓鶏 東亜未 あを 200504  
初午や屋敷稲荷に小さき幡 関戸文子 酸漿 200504  
初午や地蔵前だれ替へる婆 町田喜久 帆船 200504  
初午の宇迦御魂図円山派 東亜未 あを 200504  
初午の抹茶と点心狐福 東亜未 あを 200504  
初午や御用邸詰警備官 町田喜久 帆船 200504  
初午の風に捲かれて戻りけり 中野あぐり 春燈 200505  
初午のなかなか昏れず絵行灯 栗原公子 200505  
初午の餅撒き子らの脛腓 金澤明子 200505  
初午の接待は里の長老ら 植村よし子 雨月 200506  
初午や近郷近在顔馴染み 植村よし子 雨月 200506  
恐れつつキツネ面喰ふ初午茶会 東亜未 あを 200604  
初午の供へ物上ぐ三姉妹 松崎鉄之介 200604  
初午や幟はためく茶道具屋 芝尚子 あを 200604  
初午の赤飯五升注文せり 松崎鉄之介 200604  
初午や心清める根野菜 東亜未 あを 200604  
夕づきて明日初午の幣切れり 松崎鉄之介 200604  
初午に友より届く酢憤(すむつかれ) 石田章子 200605  
初午の背に大瓢箪の男かな 竹内悦子 200605  
初午の知らせに歩く村の人 松本綾子 四葩 200605  
老いてなほ初午の菓子届きけり 網野茂子 酸漿 200605  
初午や苞をはみ出す鰺供へ 大塚民枝 酸漿 200704  
初午の幟幼の文字のあり 坂本知子 酸漿 200704  
初午や風に愚かれて竹遊ぶ 布川直幸 200704  
初午やおかげ横丁深入りす 橋添やよひ 風土 200705  
初午と思ひしのみに暮れにけり 若槻妙子 200705  
初午の辻の神にも白団子 滝沢伊代次 万象 200802  
初午の朝より雨となりにけり 松崎鉄之介 200804  
初午や集ふ子等なき幟立つ 吉野美江 酸漿 200804  
初午の雨をはたきて幟かな 中山静枝 200804  
初午の赤い鳥居をくぐりをり 中道愛子 200805  
初午や雨にうたれて朱の鳥居 中山静枝 200805  
初午の日の遁げてゆく雑木山 鈴木直充 素影 200811  
初午に立ち直りたる日和かな 稲畑汀子 ホトトギス 200902  
初午の幟に雨の朝かな 稲畑汀子 ホトトギス 200902  
初午や手品のごとく飴細工 塩千恵子 200904  
初午や甘辛濃い目いなりずし 長崎桂子 あを 200904  
初午の幟に幼文字のあり 坂本幸子 酸漿 200904  
初午の笛つかまつる農詩人 山岸治子 馬醉木 200904  
初午の旗に孫の名つらねけり 谷合青洋 酸漿 200904  
初午や午後はいつもの疾風癖 山岸治子 馬醉木 200904  
初午や卯波の路地の面変り 中村嵐楓子 春燈 200905  
初午の神馬と女占師 竹内悦子 200905  
初午の賑はひひと日笛太鼓 宮崎左智子 201004  
初午や彌宜の書きたる正一位 藤岡紫水 京鹿子 201005  
初午の下準備らし五六人 柴田久子 風土 201005  
初午や稲荷神社に煙たつ 安藤久美子 やぶれ傘 201006  
初午をきのふに今朝のぼたん雪 三井公子 酸漿 201104  
初午や王子稲荷へ凧替へに 廣瀬雅男 やぶれ傘 201105  
初午の百年綴る年番帳 大塚民枝 酸漿 201105  
初午の家運傾かざりし日よ 成瀬櫻桃子 成瀬櫻桃子選集 201105  
初午や手摺に頼る男坂 瀬島洒望 やぶれ傘 201105  
初午や奥の院まで足のばし 松田明子 201106  
初午や幟はためく山麓 松田明子 201106  
初午に来合はせてゐる祝ぎの旅 稲畑廣太郎 ホトトギス 201202  
初午の真っ赤な幟路地稲荷 高橋美恵 末黒野合同句集 201203  
初午や龍神祝詞のこゑ揃ふ 雨村敏子 201205  
初午や左右の染幡均す風 小島禾汀 春燈 201205  
初午祭傘寿の賽銭奮発す 杉山はつ江 京鹿子 201206  
初午や戦で逝きし馬の数 鈴木良戈 201303  
初午や母のいなりの薄味に 中井登喜子 201305  
初午や丹の鳥居を百くぐる 長久保郁子 かさね 201305  
初午や東北復興願う幡 松本アイ ぐろっけ 201307  
初午や屋敷稲荷の幟旗 安藤虎酔 かさね 201310  
初午や冷酒に鮒のすずめ焼 瀧春一 花石榴 201312  
初午や隣は神変大菩薩 瀧春一 花石榴 201312  
初午や八百八町よりの路地 瀧春一 花石榴 201312  
善哉を振舞はれけり初午祭 飯田美千子 201404  
初午やみな右向きの焼すずめ 石川かおり 201404  
初午やはみ出す垣の枝を払ひ 浜福惠 風土 201404  
初午や柳わけゆく高瀬舟 高松由利子 火星 201405  
初午や昭和遠のく赤鳥居 笹井康夫 201405  
初午やつくね置かるる饅頭喰ひ 丸井巴水 京鹿子 201405  
初午の大風落ちし杉の丈 大山文子 火星 201405  
初午の精進料理験直し 松本文一郎 六花 201405  
初午や王子稲荷の火伏札 須藤美智子 風土 201405  
初午や音のくぐもる笙の笛 堺昌子 末黒野 201406  
初午や供物を狙ふ大鴉 中山静枝 201504  
初午や小さくなりし願ひごと 大橋伊佐子 末黒野 201505  
初午や供物のさざえ潮こぼし 乗光雅子 雨月 201505  
初午の縷縷とつづきぬ笛太鼓 堺昌子 末黒野 201506  
初午の日向に供ふ裸銭 能村研三 201604  
一条の光りの下の初午祭 大日向幸江 あを 201604  
初午や村の鎮守は朽ち知らず 澤田美佐子 201605  
初午や塗り新しき朱の鳥居 溝越教子 春燈 201605  
初午や八海山の薦被り 佐藤博重 春燈 201605  
初午や割烹池畔訪ふ夢見 中澤弘 春燈 201704  
初午や甘く煮染めし稲荷鮨 木村みどり 春燈 201704  
初午の供物の鯛や輝けり 秋川泉 あを 201704  
初午の小さき祠と大き旗 小池一司 やぶれ傘 201806  
初午の面から覗く胡乱の世 藤岡紫水 京鹿子 201904  
初午や着物かんざし狐面 塩貝朱千 京鹿子 201905  

 

2020年2月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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