初景色 2      53句

初景色  初山河

作品
作者
掲載誌
掲載年月
初景色老人遠き目をしたり 沼田巴字 京鹿子 201701
震災の瓦礫そのまま初景色 伊藤紫水 風土 201702
母ありてこそ故郷の初景色 高橋将夫 201703
見えぬ色聞こえぬ音も初景色 高橋将夫 201703
初景色座りよろしき野風呂岬 和田照海 京鹿子 201703
石庭を瑠璃の飛び立つ初景色 井上和子 201704
野を過ぎてビルの間抜ける初景色 竹中一花 201704
正座して眺める窓の初景色 中貞子 201704
奥の宮に火の灯りける初景色 橋本順子 201704
新しき生命抱きしめ初景色 江島照美 201704
初景色春風馬堤長々と 内海良太 万象 201704
左富士のさねさし相模初景色 落合絹代 雨月 201704
石庭の白砂まばゆし初景色 丸尾和子 雨月 201704
タワーより関八州の初景色 金子正道 京鹿子 201705
六甲の稜線凛と初景色 稲畑廣太郎 ホトトギス 201710
老眼に俯瞰はやさし初景色 山田六甲 六花 201801
日の本の印南富士なる初景色 山田六甲 六花 201801
初景色見馴れし四方の輝けり 手島伸子 雨月 201802
湖は日矢の器に初景色 大谷昌子 馬醉木 201803
坂少し上ればポスト初景色 岡田正義 雨月 201804
ブラインド一気に上げて初景色 森清堯 末黒野 201804
やはらかき光あまねし初景色 森清堯 末黒野 201804
白妙の高嶺まどかや初景色 芝田幸恵 末黒野 201804
置物めく小流れの鷺初景色 森清堯 末黒野 201904
青空の舞へる鷺五羽初景色 臼居澄子 末黒野 201904
富士仰ぎみな立ち尽くす初景色 小林文良 春燈 201904
嫁ぐ子と思ひ出作り初景色 堤京子 馬醉木 201904
山の気を肺の中まで初景色 松尾龍之介 201906
その中に紅を加へて初景色 稲畑廣太郎 ホトトギス 202001
初景色一秒前の過去を捨て 稲畑廣太郎 ホトトギス 202001
故郷は目覚の早し初景色 稲畑廣太郎 ホトトギス 202001
真直ぐに川流れたき初景色 山田六甲 六花 202002
まだ灯る街しろじろと初景色 武田未有 202003
大橋を真正面なる初景色 廣畑育子 六花 202004
初景色見馴れし山河改まる 大内幸子 六花 202004
新しき雪の一尺初景色 小林輝子 風土 202004
初景色海を眺めて子等帰る 森高武 風土 202004
晴れ渡る浅間嶺確と初景色 高埜良子 春燈 202004
凪ぐ海の一島著し初景色 岡野里子 末黒野 202004
初景色刻む心のカンバスに 稲畑廣太郎 ホトトギス 202011
静かなる相模の海や初景色 林紀夫 春燈 202103
眼のとどく限り日当たる初景色 林いづみ 風土 202104
ダイヤモンド富士まつたき初景色 藤田美耶子 202104
奏でれば世界初演の初景色 三木亨 202104
箒目の揃ふ神苑初景色 山本明彦 202104
甲山六甲連山初景色 平居澪子 六花 202104
年重ね吾が郷の海初景色 長崎桂子 あを 202203
初景色行交ふ車少なきや 長崎桂子 あを 202203
隣人と堅い挨拶初景色 長崎桂子 あを 202203
この道の先は大吉初景色 林紀夫 春燈 202204
松ヶ枝に雲ひとつなき初景色 三代川玲子 春燈 202204
参道の並木の瑞気初景色 岡野里子 末黒野 202204
末広の水脈の交はり初景色 森清堯 薫風 202205
初景色 →1

 

2023年1月4日 作成

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