蓮の花 7  43句

大紅蓮大白蓮の夜明かな    高浜虚子

蓮植う  蓮の花  蓮見  蓮池  蓮の浮葉  蓮葉

  蓮の露  蓮の実  蓮の飯  蓮根掘 敗蓮  枯蓮

作品
作者
掲載誌
掲載年月
不可思議の神の胸うち蓮咲けり 笠木陽子 京鹿子 201811
咲き満ちし大紅蓮に風ゆたか 岡田ちた子 雨月 201811
万博記念公園蓮の花確と 大橋晄 雨月 201811
濃き色を風にほどきし花蓮 川内谷育代 馬醉木 201812
折角に咲きたる蓮の且つ散れり 重原爽美 201904
白い蓮咲かせて空をプテラノドン 羽田英晴 船団 201906
牛の頭を撫でてをりけり蓮の花 植木戴子 201908
蓮の花雨に打たれてしまひけり 手島伸子 雨月 201909
蓮の花生まれ変はりし顔で見よ 小林文良 春燈 201909
花蓮の上モノレール走りをり 田中臥石 末黒野 201909
双眼鏡視野の蓮池花捉ふ 田中臥石 末黒野 201909
蓮開く音の聞こえて夢さむる 工藤はる子 201909
塔心礎とり巻く蓮の皆開く 平居澪子 六花 201910
花の名は巨椋瑞光蓮の鉢 松本鷹根 京鹿子 201910
蓮の花一輪ぽんと開く朝 安部和子 雨月 201910
蓮池の数百の花揺れに揺れ 安部和子 雨月 201910
目に染みる白一色や蓮の花 堺昌子 末黒野 201910
四日目の蓮の花托の黄色とは 光成敏子 201910
血管を仏に通す蓮の花 江見巌 六花 201910
蓮の花池に余白のなきまでに 岡野里子 末黒野 201911
白蓮の外の花びらうすみどり 河原敬子 202002
其処彼処黄蓮咲ける中尊寺 小林輝子 風土 202006
花終へし枯蓮に見る佛陀かな 阪倉孝子 202008
蓮咲いて仏も我も無かりけり 本多遊方 春燈 202009
蓮の花肩に重さのある内は 高木晶子 京鹿子 202010
蓮の花めくれ合ふ葉を鎮めけり 善野行 六花 202012
睡蓮の咲いて列車の通る刻 岡村尚子 202101
白木蓮一気に咲いて老いにけり 松本ゆきえ 春燈 202106
紫木蓮の蕾大きく明日は咲く 志方章子 六花 202106
天日に白木蓮の咲きにけり 藤生不二男 六花 202106
夢紡ぐ蓮華の花の首飾り 深川敏子 春燈 202107
紫木蓮扉開けし罪の軽からず 奥田筆子 京鹿子 202107
睡蓮の六花の布石風まかせ 鳥居公子 202109
うす紅に咲き初めて無垢大白蓮 塩貝朱千 京鹿子 202109
蓮の花お天気雨のつぶがとぶ 飯塚トシ子 202109
大甕に睡蓮咲けり源氏寺 笹村政子 六花 202109
蓮の花うす桃色に透きとほる 篠田純子 あを 202109
遠き世に繋がる蓮の花大輪 浜崎喜美子 202110
束の間の片道切符蓮の花 元橋孝之 京鹿子 202111
源氏池白旗のごと蓮咲きぬ 辻泰子 春燈 202112
開山の日蓮像の灼くるかな 辻泰子 春燈 202112
曇る日の名残りの一花紅蓮 岡野里子 末黒野 202112
睡蓮のどこも濡らさず咲きにけり 原友子 202112
神々に恋して深山蓮花咲く 神蔵器 風土 202207
蓮の花→1

 

2022年8月27日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。