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蓮の花 2     106句

ゆれながら蓮の奥の奥も見ゆ    長谷部朝子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
おほまかに数へて見入る蓮の花 高野美佐子 雲の峰 200310  
蓮の花抜きん出て風よろこばす 波多野葉子 200310  
蓮の花沼を出てゆく水冥し 藤田輝枝 対岸 200310  
蓮の花全開となり揺れもせず 安藤誠子 築港 200310  
大胆に開ききつたる蓮の花 鈴木蕗子 築港 200310  
水昏きより一茎の蓮の花 前田永子 200310  
池の辺のきれいに掃かれ蓮の花 杉山真寿 200310  
蓮の花力抜くとき匂ひ濃く 杉山真寿 200310  
白蓮の散りて花托を残しけり 沖増修治 百鳥 200310  
濃淡の紅蓮ぐるりと帝陵 中島霞 ぐろっけ 200310  
鉄瓶を持ちて蓮の実蓮の花 竹内悦子 200311  
蓮花の丈痒いところがあるにはある 田村みどり 京鹿子 200311  
白蓮とつぷり暮れし池の面に 小笠原扶美女 築港 200311  
葉の丈を越えてひらきし蓮の花 秋千晴 200312  
白蓮のひかり放ちて夜明けかな 中村重雄 百鳥 200406  
揃ひたる朝の諷経ふぎんや蓮の花 岡田滋夫 雲の峰 200408  
蓮の花池の汚れは視野の外 橘澄男 山景 200408  
鋤かれゆく蓮華の花を見てをりぬ 有島扇水 河鹿 200408  
紅蓮散りて童画の舟となる 橘澄男 山景 200408  
永劫の眠りより覚め蓮の花 高橋将夫 200409  
咲ききつて朝の日を待つ蓮の花 高野清風 京鹿子 200409  
白蓮に掌の萼添ふる唐鐘楼 品川鈴子 ぐろっけ 200409  
雨音の中に水音蓮の花 高橋あゆみ 200410  
蓮の花千本沼をうめつくす 山梨幸子 200410  
千木折れし社に凛と蓮の花 福田かよ子 ぐろっけ 200410  
ばらばらの雨脚となり白蓮 戸田和子 200410  
蓮の花見飽きし鯉の沈みけり 大串章 百鳥 200411  
祥月の父の供華とし白蓮 吉田眞弓 雨月 200411  
しろがねの沼に降る雨蓮の花 三関浩舟 200412  
平安の色ぽとひらく紅蓮 池元道雄 馬醉木 200412  
蓮華田を吹き来る風に窓開く 松元末則 酸漿 200506  
命得て日の白蓮の眩しかり 安藤ヒサ子 河鹿 200506  
白蓮に池は浄土となりにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200507  
明けの白蓮天空へメッセージ 中島陽華 200507  
白蓮のあの谷へ行く道のなし 高松由利子 火星 200507  
白蓮のゆらぎて空の動き出す 柿澤喜三郎 百鳥 200507  
暗がりをすつと抜け出る蓮の花 早崎泰江 あを 200509  
白蓮の咲く紺青の空のもと 福盛悦子 雨月 200509  
蓮の花白見てをれば紅が咲き 横田初美 春燈 200510  
蓮の花無垢なる蕊の覗きをり 菊池由惠 酸漿 200510  
散蓮華水面に白を重ねたる 山崎祐子 栴檀 200510  
不染とは蓮華の水に在る如し 古田考鵬 雨月 200510  
白蓮の風や平和の鐘乗せて 羽田岳水 馬醉木 200510  
白蓮や大事にしたき和と縁 渡辺民親 遠嶺 200510  
基地跡の街白蓮の夜の更くる 稲嶺法子 遠嶺 200510  
紅蓮のはじめの花のなつかしや 青山丈 200510  
瓢湖で病む白鳥癒す蓮の花 石井たを子 200511  
蓮の花遠くにありて香あり 劔持和子 酸漿 200511  
古代より蘇りこの紅蓮 大島寛治 雨月 200511  
紅蓮の真正面にゐて涼し 木内憲子 200511  
地震ありて濁世に遠き蓮の花 松村多美 四葩 200512  
白蓮の高き合掌ほどきけり 高橋瑛子 河鹿 200606  
白蓮の色のさびゆく火山灰曇 中元英雄 河鹿 200606  
夕空へ白蓮の風続きをり 植木戴子 200606  
宮詣りの若き夫婦に白蓮咲く 松崎鉄之介 200606  
極楽はもとより知らず蓮の花 飯野勝男 春燈 200609  
雲間より七色の日矢白蓮華 奥村邦子 200609  
西湖に来ていきなり蓮の花に会ふ 松崎鉄之介 200609  
蓮池に来て思はずも合掌す 大橋晄 雨月 200609  
蔀越し拝す曼荼羅蓮の花 綿谷美那 雨月 200609  
何時もの道遠しとおもふ蓮咲けば 野路斉子 200609  
花どきの開門早し蓮の寺 谷村幸子 200610  
観世音大賀蓮てふ香をもらふ 谷村幸子 200610  
雲きれて最古の蓮の息吹かな 近藤きくえ 200610  
六大のまん中に咲く蓮の花 岩月優美子 200610  
満開の蓮田の中を久留里線 折橋綾子 200610  
いにしへの息吹くれなゐ蓮浄土 藤原照子 200610  
蓮花の名残りの岸も朝の雨 小澤克己 遠嶺 200610  
古代蓮の風を聚めて句座とせり 水野あき子 遠嶺 200610  
池心へと風すべりゆく蓮見茶屋 花島陽子 遠嶺 200610  
陶淵明西湖の蓮を見ず逝けり 松崎鉄之介 200610  
音たてて渉る板橋蓮咲く 内海なみ 200610  
開かんと宝珠めきたる蓮かな 大橋淳一 雨月 200610  
日の彩を蘂に集めて蓮咲く 大橋淳一 雨月 200610  
見の限り蓮の花咲く立田かな 大橋淳一 雨月 200610  
ゆるやかに蓮田の奥の風動く 生田恵美予 風土 200610  
蓮の花ほぐるる前の紅の濃し 宇佐美ゆき 酸漿 200610  
蓮池を狭しと泳ぐ鴨のあり 宇佐美ゆき 酸漿 200610  
蓮ひらき上野に時の鐘響く 宇佐美ゆき 酸漿 200610  
筆先に幸せうごく大賀蓮 高木千鶴子 酸漿 200610  
蓮見船やさしき雨に舷濡るる 山崎辰見 ぐろっけ 200610  
きこえねど降りくる読経蓮の花 中山純子 万象 200611  
宇治菟道とどう蓮千本三室戸寺 佐々木新 春燈 200611  
手を漬けて指細く映ゆ蓮の花 万城希代子 200611  
あきらかに蓮の落花舞ひにけり 鈴木勢津子 200611  
蓮こそは浄土より来し花ならむ 大橋晄 雨月 200611  
また偲ぶ御陵の風の紅蓮に 磯野しをり 雨月 200611  
最後まで蓮の散華をみとどくる 加地芳女 雨月 200611  
大賀蓮二段畑の花の彩 角直指 京鹿子 200612  
古代蓮祈りのごとく蕾みけり 角直指 京鹿子 200612  
フランテンとは中国の蓮花太し 角直指 京鹿子 200612  
姫蓮の花あざやかに古代恋ふ 角直指 京鹿子 200612  
酔妃蓮浄台蓮と咲き誇る 角直指 京鹿子 200612  
蓮を見てゐて仏性を目覚めしむ 大橋麻沙子 雨月 200612  
晴も褻も黄衣一枚蓮の寺 山本浪子 風土 200612 タイ
白蓮の遺墨百詩や霧の宿 西山美枝子 酸漿 200612  
咲き初めし蓮田を風の渡りけり 石井邦子 酸漿 200612  
蓮の花日に透けながら重なりぬ ことり 六甲 200612  
白きこと真如のごとく蓮ひらく 加藤北天 雨月 200701  
散りてなほ蓮は首を崩さざる 松本鷹根 京鹿子 200701  
茅葺の小屋をぐるりと蓮の花 池崎るり子 六花 200704  
定年の力ひらけり大賀蓮 松下幸恵 六花 200705  
蓮田に花の見ゆれど早稻の秋 瀧春一 200706  
疫除けの神を祀れり花蓮田 横井博行 万象 200707  
蓮開く音かも暁けの棹とどめ 北川英子 200708

2008年8月13日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

掲載年月順です。

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