春遠し   31句

春遠し湯けむり深き加賀の宿   後藤しげ子

春遠し  春遠からじ

作品
作者 掲載誌 掲載年月 前書その他
農事メモ幾度開き春遠し 宮下本平 199905  
病状の二転三転春遠し 塩谷はつ枝 馬醉木 200003  
春遠し厨ごとしで気を変へて 岡本眸 200004  
遺されし母の涙や春遠し 藤岡亰子 円虹 200006  
春遠く年寄りらしくここに座す 村越化石 200104  
ボート漕ぐ青春遠くなりゆくも 小林玲子 ぐろっけ 200209  
あくびにも個性があつて春遠し 丸山佳子 京鹿子 200302  
ホームレス住む森暗く春遠し 沢聰 馬醉木 200303  
「糸引き唄」歌ひ忘れて春遠し 小野寺節子 風土 200409  
荒磯に砕ける浪や春遠き 野村由美 200506  
子の折鶴千超ゆるとも春遠し 成瀬櫻桃子 春燈 200509  
病の名蜂窩織炎ほうかしきえん春遠し 大橋敦子 雨月 200604  
春遠し朱塗の箸の封を切る 山元志津香 八千草 200607  
樹々の間の海模糊として春遠し 新関一杜 京鹿子 200903  
大川の白波見つつ春遠し 青木政江 酸漿 200904  
春遠しいくつになつても回遊魚 松田都青 京鹿子 200905  
寒肥を施して待つ春遠し 橋本貞二 酸漿 201003  
子の描く絵いつも耳なし春遠し 成瀬櫻桃子 成瀬櫻桃子俳句選集 201105  
ヘレンケラーの父にはなれず春遠し 成瀬櫻桃子 成瀬櫻桃子俳句選集 201105  
通信手段全く途絶え春遠し 菅野蒔子 末黒野 201106  
雑木山春遠からじ風の声 小野寺節子 風土 201204  
にじり寄り柵をつかみて春遠し 長谷川としゑ ぐろっけ 201205  
神の手のうち今日春遠ざかり 柴田靖子 201207  
アフガンの児らの笑顔や春遠き 和田郁子 粥の味 201209  
水辺まだ春遠かりし羅臼かな 佐山五稜 風土 201305  
五六種の薬日課に春遠し 小倉正穂 末黒野 201404  
トンネルの向かうはつきり春遠し 高木嘉久 201604  
春遠し衣服の出し入れ面倒で 東秋茄子 京鹿子 201606  
春遠し歩くゴリラの腰あたり 宇都宮哲 船団 201612  
天帝の手の内にあり春遠し 柴田靖子 201706  
春立つも春遠き国砂の国 平野多聞 201706  

 

2018年1月31日 作成

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