春の川 2      32句

春川  春江  春の川  春の河

作品
作者
掲載誌
掲載年月
漣の重なりあうて春の川 辻美奈子 202004
取水堰開くれば春の川となる 遠藤清子 末黒野 202004
春の川底の小石を磨きけり 永田万年青 六花 202005
源平の世にも流れて春の川 田尻勝子 六花 202005
山いくつ潜り潜りて春の川 岩下芳子 202005
リズミカルに水音軽し春の川 加藤タミ 末黒野 202005
時流しつゞけ一刻春の川 高木晶子 京鹿子 202006
早春の川定まらず蛇行せり 小林朱夏 202006
春の川風も流れも音立てず 黒滝志麻子 末黒野 202007
瀬を越える鯉の水音や春の川 田尻勝子 六花 202007
春の川人を恐れぬ小鷺二 菅野日出子 末黒野 202007
山と海近き芦屋の春の川 稲畑汀子 ホトトギス 202103
初春の川の光や飛行船 本郷公子 京鹿子 202104
春の川遡りたる川鵜かな 大日向幸江 あを 202104
輪中村となる故郷や春の川 柳田秀子 202104
命日は追憶の橋春の川 平野多聞 202105
童謡も半ば忘れて春の川 高木晶子 京鹿子 202105
街の灯の静かに揺れる春の川 神山市実 やぶれ傘 202105
春の川ときをり動くうしろにて 佐藤喜孝 あを 202106
柿の葉鮨待つ縁台や春の川 田中藤穂 あを 202106
ふるさとは遠しと来り春の川 森なほ子 あを 202106
遡上待つ堰下の稚魚春の川 小倉純 末黒野 202107
春の川寄り道しつつ潤ほせり 今井充子 202108
大海にひかりをそそぐ春の川 松尾龍之介 202108
未来への言の葉紡ぐ春の川 稲畑廣太郎 ホトトギス 202203
春の川六甲颪鎮めゆく 稲畑廣太郎 ホトトギス 202203
春の川命の目覚め促して 稲畑廣太郎 ホトトギス 202203
春の川蠢くものを潜ませて 稲畑廣太郎 ホトトギス 202203
藪中で曲りし音の春の川 佐藤竹僊 あを 202203
春の川覗いて電話してゐたり 小山よる やぶれ傘 202206
堰落ちし泡が膨らむ春の川 渡邊孝彦 やぶれ傘 202206
堰越えて光飛び出す春の川 石橋みどり 202207
足入れて流れの見ゆる春の川 野中みのり 202302
春の川 →1      

 

2023年4月11日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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