作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
漣の重なりあうて春の川 | 辻美奈子 | 沖 | 202004 |
取水堰開くれば春の川となる | 遠藤清子 | 末黒野 | 202004 |
春の川底の小石を磨きけり | 永田万年青 | 六花 | 202005 |
源平の世にも流れて春の川 | 田尻勝子 | 六花 | 202005 |
山いくつ潜り潜りて春の川 | 岩下芳子 | 槐 | 202005 |
リズミカルに水音軽し春の川 | 加藤タミ | 末黒野 | 202005 |
時流しつゞけ一刻春の川 | 高木晶子 | 京鹿子 | 202006 |
早春の川定まらず蛇行せり | 小林朱夏 | 空 | 202006 |
春の川風も流れも音立てず | 黒滝志麻子 | 末黒野 | 202007 |
瀬を越える鯉の水音や春の川 | 田尻勝子 | 六花 | 202007 |
春の川人を恐れぬ小鷺二 | 菅野日出子 | 末黒野 | 202007 |
山と海近き芦屋の春の川 | 稲畑汀子 | ホトトギス | 202103 |
初春の川の光や飛行船 | 本郷公子 | 京鹿子 | 202104 |
春の川遡りたる川鵜かな | 大日向幸江 | あを | 202104 |
輪中村となる故郷や春の川 | 柳田秀子 | 萱 | 202104 |
命日は追憶の橋春の川 | 平野多聞 | 槐 | 202105 |
童謡も半ば忘れて春の川 | 高木晶子 | 京鹿子 | 202105 |
街の灯の静かに揺れる春の川 | 神山市実 | やぶれ傘 | 202105 |
春の川ときをり動くうしろにて | 佐藤喜孝 | あを | 202106 |
柿の葉鮨待つ縁台や春の川 | 田中藤穂 | あを | 202106 |
ふるさとは遠しと来り春の川 | 森なほ子 | あを | 202106 |
遡上待つ堰下の稚魚春の川 | 小倉純 | 末黒野 | 202107 |
春の川寄り道しつつ潤ほせり | 今井充子 | 槐 | 202108 |
大海にひかりをそそぐ春の川 | 松尾龍之介 | 空 | 202108 |
未来への言の葉紡ぐ春の川 | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 202203 |
春の川六甲颪鎮めゆく | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 202203 |
春の川命の目覚め促して | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 202203 |
春の川蠢くものを潜ませて | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 202203 |
藪中で曲りし音の春の川 | 佐藤竹僊 | あを | 202203 |
春の川覗いて電話してゐたり | 小山よる | やぶれ傘 | 202206 |
堰落ちし泡が膨らむ春の川 | 渡邊孝彦 | やぶれ傘 | 202206 |
堰越えて光飛び出す春の川 | 石橋みどり | 沖 | 202207 |
足入れて流れの見ゆる春の川 | 野中みのり | 空 | 202302 |
春の川 →1 |
2023年4月11日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。
注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。
ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。