春の菜(春菜)    38句

明日よりは春菜摘まむと標めし野に昨日も今日も雪は降りつつ   山部赤人

春の菜  青菜

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
目に止まる春菜の値札旅途ば 鈴木浩子 ぐろっけ 199906  
饒舌の婆につられて春菜買ふ 松本恒子 ぐろっけ 200005  
天に触れ祖谷の生活の春菜畑 長山あや 円虹 200107  
ざっくりと切られ水吹く春菜かな 能村登四郎 羽化 200110  
雨つぶをためて春菜の列二つ 字佐美祐喜子 酸漿 200205  
般若心経丸暗記して春菜煮る 石岡祐子 200406  
小雨中帽子かぶりて春菜引く 永田あき 酸漿 200504  
陰りてもものの影ある春菜畑 平子公- 馬醉木 200506  
春菜和へ黄瀬戸の小鉢取り出して 竹内太郎 200507  
石鯛に春菜をどかと返されし 百瀬七生子 海光 200705  
春の菜の緑も添へて散らし寿司 岡崎春菜 万象 200806  
自転車の荷台春菜のゆれてゐる 田代貞枝 200807  
折々に三河訛の春菜売り 七種年男 200907  
朝霧のひとすみひらけ春菜摘 橋本榮治 馬醉木 201004  
堀めぐりの舟より見上ぐ春菜畑 松井倫子 火星 201005  
しやぶしやぶの春菜をさはに笊の上 鷹羽狩行 201005  
中華鍋炎ゆたかに春菜炒る 西谷良樹 春燈 201006  
到来の春菜みどりをしたたらす 布川直幸 201103  
道端のリヤカーに売る春菜かな 大崎ナツミ 雨月 201105  
滾つ温泉にざるの春菜を踊らする 葺石鈴代 馬醉木 201107  
門前に泥つき春菜盛られ売る 福田かよ子 ぐろっけ 201107  
採りたての春菜もらへり友の家 池田いつ子 酸漿 201107  
道の駅婆も春菜も元気やで 石田きよし 201201  
愛想よく春菜を売りし朝市女 山本喜代子 万象選集 201205  
鳥除けの網のはられし春菜畑 吉田きみえ 末黒野 201206  
優しさを半分貰ふ春菜和 竹中一花 201305  
惑星の一つに生れ春菜摘む 本多俊子 201405  
一汁に散らす春菜や朝ぼらけ 服部早苗 201407  
茹であがる春菜のみどりビバルディ 内山照久 201505  
献立の春菜づくしや京泊 渕田則子 末黒野 201507  
雨上りの御陵の堤春菜摘む 古川幸子 春燈 201607  
直売の春菜の棚にキティーちやん 和田満水 201704  
病む妻に朴訥と茹づ春菜かな 和田満水 201704  
春菜茹づしつつができぬ男なり 和田満水 201704  
声弾み箸つく春菜母娘旅 七郎衛門吉保 あを 201705  
小包の端を湿らす春菜かな 長谷川はまゆう 末黒野 201706  
弱音吐く春菜を前の自炊かな 濱上こういち 201707  
春菜畑の二つ返事の良き子かな 黒滝志麻子 末黒野 201906  

 

2020年3月17日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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