青 菜    26句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
青菜畑霜除笹の挿されあり 太田蓁樹 馬醉木 200003
天秤棒の女爽やか青菜売 中里カヨ 酸漿 200101
青虫も添えて青菜の無人市 松本恒司 ぐろっけ 200308
青虫のころころ太る青菜あり 鈴木幾子 酸漿 200408
さしこめる光まばゆし青菜飯 長谷川通子 雲の峰 200504
青菜売る人居て風の落花圏 植松安子 200506
青菜飯古女房のさしすせそ 陳錫恭 春燈 200606
伝はらぬものと青菜を包む紙 前川明子 200702
一分で茄でる青菜や久女の忌 平田紀美子 風土 200804
凍どけの川端を青菜流れ出づ 高松由利子 火星 200805
立春や青菜畑に雪つもり 吉田康子 火星 200806
霜解けの日の眩しさの青菜畑 小川玉泉 末黒野 201004
秋蒔の土に応へる青菜かな 中堀倫子 201402
きさらぎの青菜を卵とぢにする 竹内弘子 あを 201404
しゃきしゃきと青菜食感楽しめる 伊藤憲子 201407
石垣に新たな青菜百済寺 山本孝夫 201408
山畑の青菜の浄し雨上がり 黒滝志麻子 末黒野 201605
青菜あへ計算づくの病院食 島田喜郎 201606
日当たれる流れに青菜放ちけり 橋本順子 201705
春疾風籠の青菜の飛びたがる 甲州千草 201805
春耕や伸ぶる青菜の茎三寸 吉澤恵美子 春燈 201907
楽章のごと蝶湧ける青菜畑 中田みなみ 201909
百の蝶生まれ噴き出す青菜畑 中田みなみ 202010
昨夜の霜残る青菜の滴かな 高木邦雄 末黒野 202103
青菜洗ふ刃先のごとき寒の水 小原芙美子 風土 202203
一人暮し忘れて青菜の荒きざみ 北川孝子 京鹿子 202207

 

2023年3月16日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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