ごきぶり     58句

ごきぶり  油虫

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
ごきぶりを打ち損じての余力かな 能村登四郎 199807  
迷走にあらずごきぶり遁走す 大関靖博 199909  
ごきぶりを打ち損じたる余力かな 能村登四郎 芒種 199911  
ごきぶりや男子厨房に入る我が家 稲畑廣太郎 ホトトギス 200012  
ごきぶりであることが罪相対す 竹下昭子 ぐろっけ 200102  
ゴキブリの骨砕く手が何か書く 柴田いさを 船団 200102  
改装の部屋ごきぶりに見つかりぬ 稲畑汀子 ホトトギス 200106  
ごきぶりも乗りたるノアの箱船に 副島いみ子 ホトトギス 200106  
屋根あかきごきぶり小舎の出来上る 能村登四郎 200108  
とりとめなし無住寺のごきぶり 金子兜太 海程 200112  
ごきぶりに転生の闇ありにけり 宮原みさを 花月亭 200208  
ゴキブリの影とも見えて走り去る 宮原みさを 花月亭 200208  
ごきぶりを深追ひしたる淋しさよ 山田三江子 200209  
ごきぶりに力加減を失へり 小野島淳 200209  
ごきぶりと仲良く暮せといわれても 角田信子 六花 200210  
学食のゴキブリを追ふ医学生 本山卓日子 京鹿子 200307  
ごきぶりの考へてゐる刹那かな 上谷昌憲 200309  
ごきぶりの大将格がいまごろに 伊藤白潮 200411  
ごきぶりを打たんと声をひそめけり 佐藤斗星 200411  
ごきぶりの太古の闇を負ひにけり 若井新一 200412  
テロ止まず寒のごきぶり逃げ切れず 土肥屯蕪里 雲の峰 200504  
納戸神へとごきぶりの疾走す 能村登四郎 200506  
猫が居てごきぶりとんと居ずなんぬ 斉藤陽子 雨月 200509  
夜のごきぶり残り時間を目眩まし 山元志津香 八千草 200512  
ごきぶりが飛ぶ進退の極まりて 小川匠太郎 200607  
ごきぶりの死ぬふりをする恐ろしき 嶋田摩耶子 ホトトギス 200611  
ごきぶりも屠れば仏煤払 白髭美佐子 200704  
ごきぶり飛ぶを掴みて宮本武蔵かな 竹内悦子 200709  
ごきぶりや臍繰り妻に見付けられ 藤野力 馬醉木 200710  
白亜紀をごきぶり生きてゐただらう 福島茂 200711  
ごきぶりを追ひかけ逃げる少年期 池田光子 200809  
ごきぶりの羽這うてゐるアスファルト 大山文子 火星 200810  
ごきぶりが乗用車より降りてきし 秋千晴 201007  
打ち損ねたるごきぶりのこちら向く 谷田部栄 万象 201009  
ごきぶりの時空をすべるかたちかな 上谷昌憲 201010  
一匹のごきぶりに夫けたたまし 城下明美 ぐろっけ 201102  
ごきぶりの隠る改築設計図 中田みなみ 201109  
ごきぶりに怯えて退ざる気儘猫 品川鈴子 ぐろっけ 201109  
ごきぶりの一瞬に死を悟りけり 田尻勝子 六花 201109  
ごきぶりを搏ちては吾も家長たり 藤原たかを 馬醉木 201111  
石炭紀のはやさで走るゴキブリは 佐藤喜孝 あを 201112  
ごきぶりを打つに善人面は無理 千田百里 201208  
ごきぶりと闘ふ朝の寡男かな 五十嵐勉 201209  
ごきぶりといふもの神が創りけり 花田心作 201209  
ごきぶりに聞かれてしまふ話かな 相良牧人 201311  
ごきぶりに紫衣を与へてエンタシス 西田孝 ろんど 201408  
ごきぶりの昆蟲でゐる森の中 佐藤喜孝 あを 201408  
追ひ討ちの音やごきぶり取り逃し 塩路五郎 201410  
ごきぶりを打つな前世仲間かも 村田岳洋 ろんど 201410  
ゴキブリの飛翔はらりと秋景色 堀内一郎 堀内一郎集 201412  
ごきぶりを打ちたる胸の鼓動かな 中谷富子 201501  
ごきぶりの 野望 ゆめ は宇宙温暖化 柳川晋 201509  
ごきぶりや三食昼寝居候 中島芳郎 201510  
ごきぶりの出て別人となりにけり 湖東紀子 ホトトギス 201511  
塾カバン秋のごきぶりたまに飛ぶ 奥田筆子 京鹿子 201702  
ごきぶりを潰せししっぺ返しかな 中川句寿夫 ここのもん 201705  
ごきぶりの通り道にもジョークあり 森有子 201709  
南京町真つ赤ごきぶり真つ赤 辻水音 201809  
ごきぶりの艶のあはれを打ちにけり 平沢恵子 春燈 201810  

 

2019年6月7日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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