襟 巻       44

襟巻の浅黄にのこる寒さかな    蕪村

襟巻  マフラー

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
襟巻の狐は遊び足らざると 城孝子 火星 199903  
襟巻をしめてはげますひとり言 中島伊智子 酸漿 200003  
襟巻に包む一憂みせまじく 山田弘子 円虹 200102  
ひとり言襟巻だけが知つてゐる 長山あや 円虹 200103  
毛皮襟巻武蔵野の森へ入る 品川鈴子 船出 200104  
形見とはなりし襟巻スエーター 千原叡子 円虹 200202  
女房の襟巻借りて梯子酒 登嶋弘信 春耕 200204  
襟巻やけふ波高き播磨灘 小林あつ子 火星 200207  
「あったかあい」白襟巻の彼へ笑む 森理和 あを 200301  
襟巻となりて変はらぬ夜行性 新井竜才 銀化 200302  
襟巻をとらねばならぬ人に会ふ 土屋酔月 火星 200404  
襟巻きとマフラー祖父と孫と立つ 大串章 百鳥 200502  
襟巻にほうと日暮の息をつく 中村房枝 六花 200602  
襟巻の狸怪しく睨みをり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200706  
襟巻の狸妖しく睨みをり 稲畑康太郎 ホトトギス 200712  
襟巻のうしろは闇の中なりし 高倉和子 200712  
襟巻の世話のうるさき妻の声 鈴木阿久 200802  
襟巻をもう一巻きしペダル踏む 鈴木阿久 200802  
一人居や襟巻のまま読む夕刊 赤座典子 あを 200804  
襟巻の光る目玉をずらしけり 笹村政子 六花 200903  
襟巻の狐の脚に背を打たる ことり 六花 200911  
襟巻きの隙間に入りし風の刃ぞ 久保東海司 201003  
襟巻にあきらめの色終電車 齋藤厚子 201003  
襟巻の目に街燈の映りをり ことり 六花 201012  
襟巻を押さへる指の細さかな ことり 六花 201102  
襟巻きに埋まつてゆく欠伸かな きくちきみえ やぶれ傘 201102  
黄泉路寒かろ襟巻を捲いてゆけ 成瀬櫻桃子 櫻桃子選集 201105  
襟巻や祖母の匂ひとぬくもりと 岡野ひろ子 201202  
襟巻して少年の顔のぞかする 河本由紀子 春燈 201202  
襟巻を母に巻きやる手も老いぬ 山田六甲 六花 201202  
襟巻や狐は人を欺くと 内山タエ 末黒野 201203  
襟巻に触るる媼の手のぬくみ 永井惠子 春燈 201204  
襟巻を片手で押さへ杖をつく 三橋早苗 ぐろっけ 201205  
襟巻をぐるぐる巻きに古書店主 北崎展江 くりから 201209  
襟巻を肩へ撥ね上げコップ酒 根橋宏次 やぶれ傘 201303  
襟巻きをして来たりけり通夜の僧 瀬島洒望 やぶれ傘 201303  
目で笑ひつつ襟巻の挨拶す 溝渕弘志 六花 201304  
襟巻の狐笑つてをりにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201312  
おもふことありて襟巻深々と 小野寿子 201501  
遺されし襟巻に脚ついてをり 秋千晴 201503  
襟巻に首のせ恋の占ひ師 中田みなみ 201503  
襟巻の厚手を選び旅に在り 鈴木静恵 花こぶし 201508  
襟巻となつて狐の遊山かな 高橋将夫 201604  
草津の湯赤襟巻に硫黄華 七郎衛門吉保 あを 201604  
襟巻に落ちさうな頬乗せてをり 竹下陶子 ホトトギス 201605  
襟巻や三人に席譲らるる 風間史子 201607  
襟巻の狐うなじを甘噛みす 須田千代 201703  
襟巻の狐や己が尻尾噛む 高橋将夫 202004  
襟巻の狐女の味方する 高橋将夫 202004  

 

2020年12月5日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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